「もしかしたら卵巣は…」退院前に主治医が放った衝撃の一言

コクリコ 編集者
更新日:2019-12-03 02:52
投稿日:2019-11-05 06:00

退院前にパスしなければならない「残尿検査」とは

ちょっぴり恥ずかしい(写真:iStock)
ちょっぴり恥ずかしい (写真:iStock)

 いよいよ退院の前日。排尿の検査をクリアすれば退院です。4週間、本当に長かった……!

 排尿については、手術前にいわれていた後遺症が少し出ていました。具体的には、時間をかけて排尿はできるものの、尿意がうすく、気付かぬうちに漏らしてしまうのです。

 最初に漏らしてしまった時はあまりにもショックで、コンビニで尿漏れパッドを買ってきて、下着にあてながら泣いてしまったものですが、その後のイレウスの衝撃が大きすぎて、「そんなものはたいしたことではない。経産婦はくしゃみで尿漏れすると聞いているし、知り合いの著者さんはトランポリンで飛んだ瞬間に漏らしたと言っていた。パッドがあれば大丈夫!」という気持ちになっていました。

 排尿の検査は、無事に排尿ができること、膀胱の残尿が50ml未満であること、尿意があることなどをチェックします。これは広い処置室にポツンと置かれた簡易トイレで排尿し、その時の尿の出方を曲線グラフ化してチェックします。

 私は座ってから3分くらいは出ないので、3分はずっと平坦な線で、その後、腹圧をかけて何度かに渡って出すのでその都度グラフが5つくらいの山となっていました。シャーッと一気にはもう出せません。

一緒におならが…

 すでに以前はどうやって排尿していたのか忘れてしまったのですが、術後はかなり腹圧をかけて排尿しているので、トイレに行くとひと仕事したなって気持ちになるのと、一緒におならが出ちゃうことがあるのがイヤです(笑)。

 残尿測定は、排尿後に看護士さんに尿道にカテーテルを刺してもらい、その残量を計ります。私は残尿が25mlほどで、普通の人もそのくらいは残っていることもあるということで無事合格!

 T先生からは尿意については「術後1年間くらいの時間をかけて戻る可能性があるので、焦らずにいよう」と言われました。現在も戻りきってはいないのですが、2時間おきにトイレに行く習慣をつけて、問題なく暮らせています。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


困り顔がたまらない! オッドアイ“たまたま”君にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
今更「アイドル」になろう。そして、安倍なつみとCoCoの追憶
「おら、アイドルになる!」  そう叫んで、女の子走りでステージから捌けた瞬間、自分でブッと吹き出してしまう。アイド...
友史上極ネガ、ごめん連呼、Wi-Fiジャック…LINEの異変はSOSサイン?
 毎日ネガティブなニュースが流れる現代では、メンタルがやられてしまう人が少なくありません。  自分は大丈夫でも身近...
早咲きも遅咲きも
 桜の種類によって咲く時期はそれぞれ違うのだという。  ソメイヨシノは蕾が膨らみかけている白州で八ヶ岳を背に満開の...
ほっこり癒し漫画/第72回「爪切りはイヤイヤ」
【連載第72回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」って最上級の褒め言葉?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
インフルだから修学旅行ずらせる?⇒令和も健在!“あたおか”モンペの恐怖
 モンスターペアレント、略してモンペ。自己中心的、理不尽、過保護、クレーマーとして学校や教師を悩ませる存在ですが、LIN...
私が見た最凶の闇ホステス!後輩いびり、“ブルーカラー”のお客様を蔑む女
 ホステス歴10年。スナックへの愛は今も増しており、これからもスナックの良さを知っていただくべく、何か綴れたらと思ってい...
“取り柄のない”自分の才能の見つけ方 手作りも副業も無理…深く悩まないで
 コロナ禍以降、近場のイベントを楽しむ人が増えました。そのなかで伸びてきているのが、手作りのものを販売する市場的イベント...
お花畑に2匹目の“たまたま”が♡ 今日の恋愛運はいかがかにゃ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
LINEグループを自然な言い訳で退会するテク⇒「一旦」の前置きは使える
 付き合いや流れでメンバーに加わることのあるLINEグループ。  通知がうざかったり、会話の内容が嫌だったりすると...
お財布に優しい「ド根性植物」8選 ほっぽらかしでも毎年咲いてくれて感謝
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の店先に、一体どこから生えているのか分からない「羽衣ジャスミン」が咲いています。勝手に土...
台湾の聖子ちゃん?女神「媽祖」の人気が凄まじい…カオスな宗教お祭り記
 ガヤガヤとうごめく人混みの頭上に降りそそぐ、どう考えてもヤケドしそうな熱々の花火! 街全体が熱狂に包まれ、路上はさなが...
2024-04-24 06:00 ライフスタイル
後妻つらいよ。“子の運動会にパチンコした男”⇒前妻の嫌がらせは茶飯事
 バツイチ男性と再婚した場合、時々運の悪いことに「前妻からの嫌がらせ」を受けてしまう人がいます。女性は、愛や嫉妬が絡むと...
甲斐駒ヶ岳(春)のごほうび
 峠を登り振り返ると一面雲で覆われていた空が割れ甲斐駒ヶ岳が顔を出した。  春を待ちわびて眺める景色もまたごほうび...
“たまたま”を下から見上げる背徳感…やんちゃ坊主も困り顔
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...