妊娠線予防は?髪型は?プレママに役立つ産前産後の美容知識

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-11-22 06:00
投稿日:2019-11-22 06:00
 プレママ期間は赤ちゃんを迎える準備や妊婦検診など、何かと忙しい時期。気づけば自分のことは後回しになってしまっていませんか? でも、妊娠中だからこそできることって、意外とあるんです。そこで、一児のママでもある私が感じた&実践した美容知識をお伝えします!

まだ間に合う! プレママが知っておきたい3つの美容知識!

 妊娠中には、お腹の中の赤ちゃんを守ることが最優先! でも、出産後は寝る暇もないほど忙しくなってしまうのですから、出産前のこの時期だからこそ、自分のために意識的に時間を設けてみてはいかがでしょうか。

1. 妊娠線予防は徹底的に!

「妊娠線」とは、皮膚の奥にある「真皮層」と呼ばれる部分が皮膚が急激に伸びることで裂けてできる「断裂線」のこと。

 妊娠線はお腹にだけではなく、二の腕やバスト、お尻や太ももに発生することも。困ったことに一度できた妊娠線は、完全に消えることはありません。出産後に綺麗な肌を保ちたいということであれば、妊娠線予防は入念に行うことをおすすめします。

・妊娠線予防は妊娠初期から始める

 皮膚はある日突然伸びるのではなく、毎日少しずつ伸びていきます。そのため、妊娠線予防を始める時期は、お腹がまだ目立たない妊娠初期から始めるのが良いでしょう。

 肌に優しい妊娠線専用クリームで、とにかく保湿を!ちなみに私は、トイレの後に必ず塗るようにする習慣を付けました。手洗いを必ず行うので衛生面でも安心!おすすめです。

・妊娠線専用クリームはケチらずにたっぷり塗る

 妊娠線の専用クリームは比較的価格が高いものが多いですが、ケチらずたっぷり塗るのがポイントです。

 長い人生の中で妊娠している期間なんて、ほんの少しの期間。 子どもが生まれたら、どうしたって子どもの買い物が優先になるのですから。だからこそ、少し贅沢して旦那さんにおねだりしたり、自分へのご褒美として購入することをおすすめします。

 個人的には香りが良く、塗るだけでリラックスできるようなクリームが好みでした。でも、つわりなどで匂いがつらいという方は、無香料のものを選んでみると良いですね。

 また、妊娠線専用クリームは、赤ちゃんにも使えるものがたくさんあります。余っても困ることはありません。ぜひ、いろんな種類のクリームを試してみてください。

出産前の美容室で注意したい2つのこと

 いよいよ出産が見えてくる妊娠8ヶ月〜臨月の頃、美容室に行って髪を整えるプレママは多いですね。この時、注意したいのは2点!

・すきすぎに注意

 妊娠中に感じた体の変化。それが、「入浴中に髪が抜けない」ということ。毎回2、3本しか抜けず、不思議に思っていました。だんだんと髪のボリュームが増えてきたため、出産前に軽くしようと美容室に行ったら、「産後ごっそり抜けるから、揃える程度にしておいた方がいい」とママである美容師さんからアドバイスしてもらいました。

 いざ出産してから数カ月後、髪がびっくりするほど抜け始めました。ロングヘアということもありますが、毎日タワシ1個分くらいの量が抜けていたかと思います。抜け毛が落ち着いた頃、髪のボリュームはちょうど良いくらいに。あの時すいてたらと思うと、ぞっとしたものです。

 ちなみに、このメカニズムとしては、妊娠中に女性ホルモンの分泌が増加→抜け毛が減る、産後減少→抜け毛が増える、ということらしいです。もちろん個人差はありますが、覚えておきたいポイントです。

 出産後には髪を乾かす時間すら取れないと、ショートやボブにするママはとても多いです。でも、どんな髪の長さであれ、乾かす暇がないのは一緒。髪が結べる長さなら、切らない方が楽かもしれません。

 特に春〜夏にかけては、1つに結べるのはとても楽! ちなみに私はゆるくパーマをかけていたので、ほとんど自然乾燥。傷みましたが(笑)、「後で切ればいい」と思っていました。それに、傷むとお団子やポニーテールなどのアレンジもしやすくなるという、意外なメリットも。アレンジ好きなママには、ロングヘアもおすすめです。

骨盤矯正ベルトよりも矯正整体へ

 産後のスタイルを保つため、妊娠中に「骨盤矯正ベルト」を購入しようか迷っているプレママは多いでしょう。でも、1日中着けるのは面倒だし、蒸れるし、擦れて痛いし。なお且つ、効果が分かりづらいんですよね。

 実は私は、妊娠8カ月の頃にぎっくり腰を起こしました。なんでも、骨盤矯正ベルトに頼りすぎて、腰の筋肉が弱ったことが原因だったみたいです。

 結局のところ、骨盤矯正は産後に行うだけで十分だとアドバイスをされました。その言葉を信じて産後は骨盤矯正をしに、1カ月に2〜3度整体に通いました。効果があったのかは分かりませんが、ただ、出産後に体の調子はすこぶる良いです。現在、1日8時間以上椅子に座っているかと思いますが、全く腰痛も出ていません。

プレママ時期にしかできない美容はある!

以前、「産後からでは遅い! 妊娠中からできる簡単バストケア方法♪」という記事で、妊娠中のバストケアについて書きました。でも、今回書いたように、妊娠線や髪型、スタイル維持のための骨盤矯正など、プレママ時期にしかできない美容って意外とたくさんあると思います。

 妊娠〜出産の時期は、女性が一生で一番、体も心も大きく変化する時期。「あれをしておけばよかった……」と後悔しても、後の祭りということもあるんです。

 妊娠中は、まだまだ自分のための時間を割くことができる時期。体調と相談しながら、ぜひ、今だからこそできる美容に目を向けて、楽しいプレママ時期をお過ごしくださいね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ビューティー 新着一覧


20代女子が再現する「昭和のリバイバルメイク」の落とし穴。黒のリキッドアイライナーは“鬼門”です
 リバイバルメイクは懐かしさと同時に、どこか新しさを感じさせる魅力がありますよね。しかし40代が昭和メイクをそのまま再現...
ブラの跡が消えないんだけど…! 年齢のせいだと諦める前に知っておきたい原因と対策
 着替えようとした時、背中や肩にブラの跡がしっかりついて消えないことはありませんか? 放っておくとかぶれて赤くなったり、...
40手前で老眼疑惑!?【薬剤師監修】目がかすむ…酷使による「アイフレイル」ってなに?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の「顔色悪い」問題を救う2アイテム! C塗りとW塗りをお試しあれ♡
 新年は、メイクにも変化を取り入れたくなるもの! 大人世代が簡単に、かつ瞬時に垢抜けを狙うなら、ベースメイクにおけるカラ...
眼瞼下垂を治したい! 美容外科界隈で「世紀の大発明」と呼ばれる手術とは?【目元の美容専門医師が解説】
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回は『眼瞼下垂につ...
白髪以上に40代のパサパサ髪は老けて見える説…【薬剤師監修】更年期の“老け髪”対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ウン十年生きてもメイクが苦手! おてもやん、人食いおばば…勇気が出る!? メイク失敗あるある6選
 メイクが上手にできなくて、「自信がない」「もうノーメイクでいいや」と諦めていませんか? でも実は、メイク上手に見える女...
前髪がぁぁぁぁ!伸ばしかけのイライラを軽減、40代に似合うアレンジ術
 前髪を伸ばしたい時、伸ばしかけの期間の煩わしさに耐えられず、結局前髪を切ってしまった経験のある人は多いはず。でも、この...
年間1,000以上の化粧品類を試して実感!忖度ナシで美容家が溺愛する部門別「超厳選4アイテム」
 みなさんは今年、どんな美容アイテムとの出合いがありましたか? 仕事柄月に100以上、年間では軽く1,000を超える国内...
初めてのTバック。冬でも履くのがおすすめな6つの理由、汚れとか気にならない?
 女性がTバックを履く時といえば、下着のラインが透けやすい夏場や、彼氏とのデートの時が多いですよね。冬にまでTバックを履...
なぜ人は酒に酔うのか?【薬剤師監修】さらば泥酔! 酒好きのための「上手な飲み方」完全ガイド
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国民・玉木代表は好みだった? アラフォー女性「ハデなおばさん化」を回避する方法
 一時期世間を騒がせた、国民民主党の玉木雄一郎代表(来年3月3日まで役職停止)の不倫。特にお相手女性のファッションには、...
20代女子から“ママ活メイク”認定されるのは納得できん! 40代の上品な若作りメイクテクは?
 若作りを意識しすぎるアラフォー女性は気を付けて! もしかしたら年下女性から「あのアラフォー女性、もしかしてママ活中!?...
ボサ、ツル、ハミ、ポロリ…。セクシー下着&アンダーヘア処理の赤っ恥失敗談7選
 恋をした女性なら、一度はセクシー下着やアンダーヘアの処理に興味を持った経験があるはず。もちろん、彼氏や夫に喜ばれて大成...
生理期間は短縮できるの?【薬剤師監修】生理を早く終わらせたい、生理周期をズラしたい、生理の不快感ムリ!
 旅行や大切なイベントと生理が重なってしまい、憂鬱な気持ちになった経験を持つ女性は多いでしょう。そんなとき「生理が早く終...
40代以上「お疲れ顔」の原因は? 面倒でも時間がなくても「2つの工程だけ」は省略してはいけない
 40代後半くらいから、きちんとメイクもしているし、スキンケアにも気を配っているのに「疲れてる?」と聞かれてしまう頻度が...