地味に痛い“巻き爪”はプチ整形で直る? 原因から治療法まで

吉武光太郎 形成・美容外科医
更新日:2020-01-06 06:00
投稿日:2020-01-06 06:00

手術と手術をしない治療法がある

痛みがある場合は治療しよう(写真:iStock)
痛みがある場合は治療しよう (写真:iStock)

Q4. 痛みがなけば放っておいて大丈夫ですか?

 痛みがなければ、積極的に治療しなくても大丈夫です。しかし痛みがあるのに放置しておくと、刺さっている爪によって皮膚に傷ができたり、皮膚に細菌が入り爪疽(ひょうそ)という痛い感染症になってしまいます。

 痛みや腫れなどの症状があった場合は、治療した方が賢明だと思います。

Q5. 巻き爪にはどんな治療法が?

 巻き爪の治療法は、手術でない方法と手術による方法があります。手術でない方法として不織布を刺さっている爪と爪床の間に詰めてクッションを作る方法と爪にワイヤーを付けて曲がっている爪を矯正する方法があります。

 手術は刺さっている爪を切る方法や、刺さっている爪を切った後に曲がっている部分の爪が生えてこないように化学薬品で処理をする手術があります。

 ワイヤー治療以外は保険適応となります。不織布やワイヤーは外れてしまえばまた爪が曲がって刺さってきます。

 この他に足のアライメントを整えるべく、インソールを作ったり、ストレッチをしたりすることが効果的です。

吉武光太郎
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形成・美容外科医
埼玉医科大学を卒業後、大学病院の形成外科美容外科に入局し、シミ外来を担当。出向先の病院で眼瞼下垂の手術を中心に治療した。東京の美容外科で院長に就任し、シミ、シワ、たるみ、二重まぶた治療といった美容医療を提供。笹塚駅前こたろクリニックを開院した。

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