あなたも“カエラー”に!カエルグッズでカエルライフを楽しむ

高山ビッキ 100年カエル館副館長
更新日:2020-02-26 20:41
投稿日:2020-02-26 06:00

あなたのカエラー度をチェック!

 いきなりですが、次の「カエラー度チェック」にお付き合いください。当てはまる項目にレ点を入れて下さい。

□ 旅をするときはかえるのピクルスを連れて行く。
□ 親子でけろけろけろっぴが好き。
□ ふだんは人見知りで水くさいと言われるのにカエルについては熱く語る。
□ 毎年カエルファションで決めて松本かえるまつりに行く。
□ 自分の「蛙名」をもっている。
□ 家計簿に「カエルグッズ」の項目がある。
□ 緑色が好き。

 1つでもレ点が入ったらあなたは間違いなくカエラーさんか隠れカエラーさんでしょう。

 うっかりしている間にこの「カエラー」という呼び名も、生まれて20年以上が経ちました。当時出現した「アムラー」さんが安室奈美恵さんに熱狂しそのファッションを楽しんだように、カエラーさんの場合、熱くなったのはカエルグッズでした。

カエラーのライフスタイルをご紹介

 そのライフスタイルはこんな感じです。朝、目が覚めればカエルの歯ブラシ立てやソープボトルのある洗面台に向かい、朝食のスープはカエルのジェレミー・フィッシャーどんがバタフライサンドを食べている絵柄のマグカップで。平日はワンポイントのカエルの柄のついたインナーとソックスを着用して出勤。

 帰宅後は夕食の前にタイ製の陶器のプランターの鉢植えにカエル型のジョーロで水やりして、週末は北斎の「朝顔に蛙」も鑑賞できる美術展に行こうなどと考えながら、カエルの形の香炉でお香を焚いてカバーデザインにカエルが描かれたハードカバーの小説を数ページ読み、オシャレなカエル柄のパジャマを着て“カエルの夢”の中へ。

 20世紀末はバブル期をピークに、世の中にさまざまなモノがあふれるなか、カエルをモチーフにしたぬいぐるみやマスコット、生活まわりの実用品まで輸入品も含め多種多様に買えるようになりました。

 この盛り上がりにはずみをつけたのは、1988年に登場した株式会社サンリオの「けろけろけろっぴ」でしょう。当時、サンリオショップはけろっぴの黄緑一色となり、文具からテーブルウエア、布物まで一つのキャラクターでカエルグッズをそろえられる時代が来たことに、祖父の代からカエルのモノを集めてきた筆者は驚いたものです。

 そして、1994年には「かえるのピクルス」(株式会社ナカジマコーポレーション)が誕生。それまでは表立って「カエルが好き」と言えなかった女の子にとって、カエラーをアピールできるキュートなマスコットとして、逆にピクルスファンがカエルにも興味をもつようになって、カエラー層拡大に貢献してくれました。

 カエラーさんのライフスタイルに神社仏閣をはじめカエルの造形物が見られる、いわばカエルスポットに旅することがありますが、その時にピクルスを連れて行って写真撮影をする人も増えました。

高山ビッキ
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100年カエル館副館長
大学卒業後、西武百貨店などを経てフリーのライターに。2004年、祖父の代から集めたモノのカエルをもとに福島県喜多方市に100年カエル館を創設。2008年に学芸員資格取得。現在、同館及び同館の友の会「カエ~ル大学」を運営し、カエルの文化的側面を中心に研究、情報発信などを行う。日本両生類研究会会員。著書に『カエラーたちのつぶやき』(共著・グスコー出版)、『かえるる カエルLOVE111』(山と溪谷社)、『ときめくカエル図鑑』(共著・山と溪谷社)など。ブログはこちら→「コトバデフリカエル

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