夫が帰宅拒否…本気で離婚を決意した男性に見られる行動3つ

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-02-22 06:00
投稿日:2020-02-22 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。昨年11月に離婚が報じられたタレントのSHELLYさん(35)が、バラエティー番組などで「(夫からの離婚の申し出は)寝耳に水だった」と語っています。
 ネット上には、別れた夫の細かい性格から夫のパワハラ疑惑が指摘されていますが、その真偽はともかく、SHELLYさんにとっては、驚きの離婚宣告だったのです。驚くほど冷静に「離婚したい」と言われたそうで、別居の提案もあったといいます。

男性から離婚を切り出すケースは珍しくない

 離婚というと、女性から切り出すのが通例でしたが、今は違います。裁判所の司法統計(2016年度)によると、離婚を申し立てた4万3482件のうち、1万4818件が夫からでした。夫からの割合は34%に上ります。今や男性が離婚を切り出すケースは、決して珍しくありません。

 SHELLYさんは「寝耳に水」だったかもしれませんが、離婚を決意した男性は必ず行動が変わってきます。その変化を見逃さず、しっかりと対策を立てれば、驚きの離婚宣告は避けられる可能性があります。そこで今回は、離婚を心に決めた男性の行動を紹介しましょう。

1.帰宅が遅くなり、妻と顔をほとんど合わせなくなる

 働き方改革が進んでいる企業もありますが、人手不足は多くの業界で深刻で、遅くまで残って仕事をしている人も珍しくありません。終電近くで帰宅し、朝も身支度を済ませるとバタバタと出社して、夫婦で朝食をとる時間もなく……。

 ここまで生活がすれ違う夫婦は極端としても、離婚を決意した男性は、少しずつ帰宅時間を遅らせます。それまで9時だった帰宅時間があるとき突然、12時になるわけではありません。週2回だった残業を3回に、その帰宅時間も最初のうちはせいぜい20~30分の遅れです。

 残業の時間と頻度が、半年くらいかけて少しずつ遅れてくると、すぐには気づきにくい。共働きで女性もフルタイムならなおさらです。しかし、あるときふと気づきます。「このところ旦那の帰りが、ちょっと遅すぎる」と。そんな状況を夫に言うと、決まって「最近忙しい」という答えが返ってきます。その言葉を信じても、その後も状況が変わらなければ、不信感でいっぱいになります。

「旦那は、もしかして浮気している?」

 帰宅が遅くなった夫を疑って、調査依頼を受けることはよくあります。もちろん、浮気している男性もいますが、離婚を決意した男性だと、そうとは限りらないのです。毎日1人で飲み歩いたり、パチンコしたり。自宅近くまで帰ってきていながら、車の中で仮眠をとっていた男性もいました。ファミレスやマンガ喫茶などで時間をつぶしているケースもあります。

 そうやって妻や子供が寝静まってから、帰宅するのです。共通点は、浮気の要素はゼロだということ。男性に女性の影がなくても、これほどの夫婦のすれ違いは深刻です。そんな帰宅拒否夫との関係を再構築したければ、夫が帰りたくない家庭になっていないかチェックしてみることをお薦めします。

2.自宅でご飯を食べなくなった

「せっかく夕飯を作ってもらっても、帰りが遅くなって食べられないのは申し訳ない。オレの分は自分で何とかするから、用意しなくていいよ」

 相談者の中には、夫にそう言われた女性もいました。女性は“二重生活”を疑って調査を依頼したわけですが、これまた浮気ゼロ。

 最近は料理ができる男性も多く、冷蔵庫のエリアを妻と分け、自分のエリアに野菜や肉などをキープしているケースもあって、その男性は妻が寝静まった自宅で自分の食事を作って食べていました。離婚を決意した男性は離婚後を考え、飲み歩くことをやめ、食費などを節約のため自分で食事を作ろうとすることがあるのです。

 夫婦生活はなくても関係は成り立ちますが、夫婦で食卓を囲めなくなったら末期的。帰宅拒否夫がそうなったら、男性が女性に三下り半を突きつけたという意思表示ととらえていいかもしれません。私が知るケースでは、食事に加えて洗濯も別という男性がいました。離婚を決意した男性は、どこまでも妻との生活を切り分けようとするのです。

 対策は、夫の好物を作って様子を見る。夫が食べても、食べなくても、とにかく作り続けて、様子を見るのです。子供がいながら、食卓を囲めていなければ、子供の精神面によくありません。相手を一方的に責めるのではなく、腹を割って話し合うべきでしょう。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


高嶺の花より手頃な花! 「絶世の美女はモテない」は本当?
 誰もが憧れるようなルックスと、それだけにとどまらない内面的にも賞賛できる女性を“高嶺の花”と呼びます。彼女たちは、常に...
東城ゆず 2019-07-11 07:26 ラブ
うるさーい! 意識高すぎる「ロジハラ男」に気をつけて…!
「最近の若いのは何でもハラスメントにしやがる……」  そんな中年男性のぼやきも耳に入る今日このごろ。セクハラはもちろん...
ミクニシオリ 2019-07-10 06:00 ラブ
男性が浮気したくなる理由と浮気をさせない女になる方法3つ
 男性に浮気されたとき、多くの女性は辛いですよね。見下されて、踏みにじられたようで怒りも湧いてくるはず。思わず「なんでこ...
東城ゆず 2019-07-09 06:00 ラブ
モテる女は顔じゃない…美人でなくても彼氏が途切れない秘密
 結婚につながる恋コラム第9回は、モテるためのスキルについて。皆さんの周りで常に彼氏がいる女性ってどんな女性ですか? 今...
山本早織 2019-07-09 06:00 ラブ
恋人と知り合うきっかけ 米国は4人に1人がマッチングアプリ
 日本ではなんらかの婚活(恋活)サイトやアプリで知り合い、結婚に至った人が約5%いるそうです(「婚活実態調査2018」リ...
内藤みか 2020-05-20 11:22 ラブ
カップルの喧嘩の原因って? 彼にムカついたら試すべき方法
 彼との喧嘩はムカつくことも多いですよね。 女性からしたら「どうして、理解してくれないの?」と思います。カップルの喧嘩は...
東城ゆず 2019-07-08 06:00 ラブ
ど本命な彼を落とすには胃袋を掴むより衝撃なメス力を養え!
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2019-07-07 06:00 ラブ
運命の歯車? 鬼嫁と結婚してしまった男性の悲劇的な経緯3選
「鬼嫁」と評される女性と結婚してしまった男性には、どんな経緯があるのでしょうか。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析...
並木まき 2019-07-06 06:00 ラブ
結婚式をしないカップル急増…若者が“あえて式をしない”理由
 筆者は二度結婚しています。いずれも結婚式を挙げたことがありません。周囲にも結婚式を挙げないことを選ぶ友人が多くいます。...
東城ゆず 2019-07-06 06:00 ラブ
別れた恋人と友達になれる? “元カレ友達”の良い所と悪い所
 私は元カレと友達になることができない女です。別れる時にはなぜか「訴えてやる!」「結婚詐欺だ」と罵られるか(注:交際相手...
深志美由紀 2019-07-06 06:00 ラブ
ハイスペ男子と結婚したい!本命彼女になるための戦略とは?
「お金持ちなハイスペ男子と結婚したい!」  結婚相手として「低依存・低姿勢・低燃費・低リスク」の4低男子の株が上が...
伊藤早紀 2019-07-05 06:00 ラブ
美女と野獣カップルはなぜ成立する? 真実の愛の探し方
 美女と野獣カップルとは、ディズニーの名作『美女と野獣』になぞらえた「綺麗な女性 & 残念な容姿の男性(以下ブサメン)」...
孔井嘉乃 2019-07-05 06:00 ラブ
旅先でレンタル彼氏を利用する女性…私も試してみました
 ひとり旅の道中、誰かと話をしたくなる時がありますよね。そんな時にその土地のレンタル彼氏を呼び出すという女性がいます。現...
内藤みか 2019-07-04 06:00 ラブ
過去の女性リストも…狂気を感じる「エクセル男子」の生態
 社会人の必須スキルともいえる、表計算ソフト「Excel」。皆さんはスマートにエクセルを使いこなせていますか? 先輩の男...
しめサバ子 2019-12-26 06:43 ラブ
泣く子どもにチッ! 男を凍りつかせた婚活女子の無意識行動
「なぜあの人は、あんなに美人で才色兼備なのに結婚できないんだろう?」という婚活女性、誰しも周りに1人はいるのではないでし...
田中絵音 2019-07-02 06:01 ラブ
結婚相手は「家庭的な女性がいい」という男性の恐るべき本音
 男性が結婚相手に選ぶ女性のタイプとして人気な家庭的な女性。よく言われるところですと「結婚と恋愛は別」という言葉が示す通...
しめサバ子 2019-07-02 06:10 ラブ