平手友梨奈&長濱ねる 欅坂46最後“ミニライブ”詳細レポ<前>

こじらぶ ライター
更新日:2020-03-28 06:00
投稿日:2020-03-28 06:00

「0ズレ(真正面)」で観た平手友梨奈のパフォーマンス

長濱(右)卒業発表後、全国握手会ミニライブ3会場を約2年ぶりに完遂した平手(左)/(C)日刊ゲンダイ
長濱(右)卒業発表後、全国握手会ミニライブ3会場を約2年ぶりに完遂した平手(左) /(C)日刊ゲンダイ

 前回の「平手友梨奈 欅坂46での1617日の軌跡」では2019年3月、長濱ねる(21)卒業発表後の全国握手会で平手友梨奈(18)が彼女に寄り添ったことをお伝えした。

 その握手会前に会場内で行われたミニライブは非常に圧巻だった。それゆえ、特典映像などどんな形でもいい、“フルサイズ”で収録して欲しい……! 今回はそんな願いを込めて、ミニライブ詳細レポートの前半をお届けする。

  ◇  ◇  ◇

 結果的に長濱だけでなく平手にとっても最後となった19年3月の8thシングル「黒い羊」の全国握手会3会場(幕張メッセ、ポートメッセ なごや、インテックス大阪)。

 観客側のホール中央には巨大なカメラ4台が設置され、前方ステージにもメンバーを捉えるべく大きなカメラを持ったカメラマンがいた。

 これほど大掛かりな撮影を握手会“ミニライブ”で用意したあたり、筆者は先輩グループの前例からして、長濱卒業という一大事に合わせ、のちの卒業イベントかドキュメンタリー映画等でいずれ使うことになるのだろうと思った。

 ミニライブはオールスタンディング。どのエリアになるかは直前の抽選となる。筆者が最もパフォーマンスを肉眼で完璧に観ることができたのは愛知会場で、前から4列目のど真ん中。センターの平手とは「0ズレ(ゼロズレ:メンバーの真正面に位置すること)」の位置だった。

 ライブの最初はOverture(直訳は序曲、ライブの開始を告げる曲)が流れ、スクリーンにその日当場予定のメンバーがけやき坂46(現・日向坂46)から欅坂46の順で画像付きで紹介されていく。

 欅坂46ではお決まりだが、大トリ、最後に紹介されるのは、キャプテンでもない、あいうえお順でもない、絶対的エース平手友梨奈だった。

 このどこからどう見ても“特別扱い”な演出でも、その名前が出た瞬間、会場一体となった1番の大歓声によって、それが“順当な特別扱い”であることを証明した。

 そして欅坂46メンバーが実際にステージに登場。その中でも平手が姿を見せる際には毎度、会場全体から怒号のような歓声が沸き起こり、平手ファンの中でも圧倒的多数の女性ファンからは悲鳴のような黄色い声援が響く。

こじらぶ
記事一覧
ライター
ジャニーズ、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ
コワモテ黒田の起用は大正解! スズ子派に寝返り、顔芸と手振りが秀逸
 結核が再発した愛助(水上恒司)の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子(趣里)は、日々愛助のために身を尽くしていた...
桧山珠美 2023-12-26 15:50 エンタメ
藤井風「いちすき」で見せた弾き語りに惚れ惚れ、黒髪に代わってホッ
 21日、木曜劇場「いちばんすきな花」(フジテレビ系)が最終回を迎えました。  昨年、社会現象を巻き起こした目黒蓮...
平野・神宮寺・岸のNumber_iデビュー間近 24年は注目多数の群雄割拠
 滝沢秀明氏創設のTOBEに合流し、本格始動が待たれている元King & Princeの平野紫耀(26)・神宮寺勇太(2...
こじらぶ 2024-02-16 10:40 エンタメ
朝ドラでは珍しい正面からの接吻!愛助ママ(小雪)来襲で“恋の炎”燃ゆる
 愛助(水上恒司)は母・トミ(小雪)に呼び出される。トミからは、スズ子(趣里)に会うのはやめるように言われ、山下(近藤芳...
桧山珠美 2023-12-22 14:40 エンタメ
北川景子に長澤まさみ…SNS離れの深層、イメージ戦略には逆効果?
 12月16日、女優の北川景子(37)の写真集『『「37」 20th anniversary』公式アカウントがInsta...
東京コミコン2023は大盛況 ひときわ異彩を放った“大衆演劇”
 千葉・幕張メッセにて、12月8日(金)~10日(日)に開催されたポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション20...
熊田曜子のSNSが放つ鋼のメンタル ハレンチ不倫疑惑もよき母アピール
 プロデューサーとの不倫疑惑と元夫とのドロ沼離婚裁判を経て、離婚成立後はSNSでたびたびセクシーな姿を披露している熊田曜...
堺屋大地 2023-12-20 06:00 エンタメ