もはや投薬では制御不能に…手術に向けて「絶対安静」の日々

めりぃ(つけものがかり) 編集者
更新日:2020-04-14 06:23
投稿日:2020-04-14 06:00

絶対安静の中、襲い掛かる不調の波

 余談ですが、私の状態を心配した夫が「家に連れて帰らずに、このまま入院して手術を待ったほうがいいのではないか」と主治医に相談したところ、身体が弱っているときには感染症にもかかりやすいため、病院に長くいると院内感染のリスクも考えられるから、今はまだ自宅で安静にしていたほうがいいだろうとの判断だったそうです。

 このときには、かなり身体が弱ってきたのを自分でも感じていて、在宅中にインターホンが鳴るだけでも、頭が割れるように音が響き、小さな音にも過敏に反応。

 さらに幻聴も電子音だけでなく、雑踏の中に身を置いているかのように、人の声のような足音のような奇妙な音が、頭の中で常に鳴るようになっていました。

 食欲もまったくなく、水分補給だけはなんとか自力でできたものの、身体は鉛のように重いうえに、筋肉のこわばりも悪化し、寝ていても全身が痛むようになっていました。

家族に心配をかけていることへの罪悪感

 そして、医師から「絶対安静」と言われたので、仕事も完全に休職し、ひたすらベッドの上で休む日々が始まりました。この間もずっと経口補水液を飲み、脱水しないよう細心の注意を払っていました。

 実家の母が泊まり込みで我が家に来て、私の看病や家事、夫の食事の支度などを担ってくれたので、自宅での安静でしたが不安はなく「これで、穏やかに治療に専念できる……」と感謝と安堵で休養に入ります。

 夫も母も、みんなが私を不安そうに見ていて、まわりに心配をかけているのが申し訳なくてつらかったです。そして、ほどなくして手術日が決まりました。

 次回に続きます。

めりぃ(つけものがかり)
記事一覧
編集者
アラフォー編集者。壮絶な結婚生活による人生の荒波をくぐり抜け、バセドウ病発覚。2019年、甲状腺全摘手術を経て、完治。つけものを作らせたらプロ顔負けの腕前だが、今のモットーは「バセドウ病患者のつらさを、もっと世間に知ってもらいたい」。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


寒いけど乾燥&電気代が…!寝る時の“暖房問題”解決のヒント
 寒い季節になると、寝る時に暖房で部屋を暖めておきたいですよね。でも、暖房の使い方を間違えると乾燥して喉が痛くなって、体...
旅先の古びた店には先客がいたようで 2023.2.2(木)
 旅先の古びた店に入ってみようか考えた時、さっと風が吹き、誰かが先に入っていったような気がした。  怖い話じゃない...
ダメー!!まだイケる!「弱ったシクラメン」復活させたい問題
 新しく年を迎えて早いもので1カ月。全身完全防寒スタイルで毎日寒さと闘っているお花屋さんの「冬仕事」も、全身に毛布をまと...
大切な人が今日も無事に帰ってきますように 2023.2.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ポンコツな自分に喝! つらーい「休みボケ」の原因と解消法
 年末年始が繁忙期という職種の方は、そろそろ遅めの冬休みでしょうか。仕事や家事に追われた後のお休みは、嬉しさもひとしお。...
実母だからこそイライラする!ストレス4大原因とその処方箋
 何歳になっても実母は頼りになる存在ですが、血が繋がっているからこそ言いたいことを言い過ぎてぶつかってしまうこともあるよ...
蛇口から地酒…駅ナカに酒好きの天国あった 2023.1.31(火)
 蛇口をひねるとうどん出汁が出るという香川県、みかんジュースが出るという愛媛県に続き、新たな夢が実現しました。茨城県の水...
信号で立ち止まったから見えた景色 2023.1.30(月)
 信号で立ち止まったから見えた景色が、肩の力を抜いてくれる時ってあるな。  見慣れた姿とは違う、向こうの世界からこ...
透明ボウルにすっぽり! かわいい“たまたま”が見えてますよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
買い物が楽しくなくなった…理由8つ&注意した方がいい兆候
 買い物は女性が大好きなことのひとつ。欲しいものを手に入れることが、ストレス発散や気分転換になっている人は多いでしょう。...
「いつか」じゃなくて「きょう」行こう 2023.1.29(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
【3COINS】靴下の片方がなくなる問題を解決 2022.1.28(土)
 一緒に洗濯したはずなのに、片方の靴下がなくなった! なんて経験は、ありませんか? 片方だけ行方不明になると、履きたい時...
夜道の一人歩きでちょっとした出会い 2023.1.27(金)
 夜更けの道を歩いていたら、ふと視線を感じた。  おーい、君。そんなところにいたら危ないよ? と呟いたら、 ...
職場の年下社員がイヤ!苦手に感じる心理とうまく付き合う法
 職場の悩みで多いのが、人間関係のストレス。特に、年下社員を苦手と感じている30代や40代が少なくありません。  年齢...
一瞬で大粒の涙も乾く!傷つけられた時に使える即効回復呪文
「マスク美人」なんて言葉がありますが、みなさんは誰かに言われたことがありますか? というか、マスクに限らず、人からいきな...
大阪・ジオラマ食堂の“たまたま”はニンゲン慣れの修行中!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...