甲状腺摘出手術は大成功も…声は出ず焼けるような傷口の痛み

めりぃ(つけものがかり) 編集者
更新日:2020-05-08 06:00
投稿日:2020-05-08 06:00
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進する病気で、動悸や発汗、めまいや悪心、体重減少に筋力低下など、その症状は全身に及びます。治療法は投薬・アイソトープ・外科的手術の3種類とされ、多くの患者は投薬治療で寛解を目指します。
 これは、投薬治療の末に、手術で甲状腺を全摘し完治に至った筆者が、2年間の闘病生活を振り返るドキュメンタリーです。

手術直後はまるで溺れたような感覚に

 ゴボゴボゴボ……。

(え、溺れてる……! 海面に出なきゃ……! 苦しい! とにかくここから、早く出なきゃ!!)

 これが、私が全身麻酔から目覚めたときの最初の体感でした。夢を見ているというよりも、リアルに海水の深いところで溺れていて「一刻も早く、水面に顔を出したい!!」と、必死でもがいていたのを覚えています。

 実際、目が覚めると「傷が開くから動かないで!」とドクターや看護師が数人がかりで私の身体を押さえつけていて……。無意識に、ジタバタと身体を動かしていたようです。

 ぼんやりと現実に戻り始める私。しかし頭はぼ~っとするし、喉のあたりは焼けつくような痛みがあり、まともに声が出せません。

「ここ(リカバリーエリア)で少し様子を見て、問題がなければ病棟の看護師に迎えにきてもらいますからね」と声をかけられたのは覚えているものの、今思い返しても、このときの記憶はほとんどありません。

めりぃ(つけものがかり)
記事一覧
編集者
アラフォー編集者。壮絶な結婚生活による人生の荒波をくぐり抜け、バセドウ病発覚。2019年、甲状腺全摘手術を経て、完治。つけものを作らせたらプロ顔負けの腕前だが、今のモットーは「バセドウ病患者のつらさを、もっと世間に知ってもらいたい」。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


塀に空いた穴に頭を突っ込んで…“にゃんたま”君の大胆ポーズ
 きょうは、日当たりのよい空き地で出逢ったシャイなにゃんたまω君。  こんにちは!と爽やかに声を掛けて、にゃんたま...
素直に言えない感謝の気持ちを「カンパニュラ」に込めて
 梅雨も近づいた、ある日の出来事。猫店長「さぶ」率いる我が花屋に、悩めるお客様がご来店でございます。 ワタクシ「何...
人生が好転するタイミングって? チャンスを逃さないために
 どん底にいるときに待ち望んでしまうのが「救いの手」。この状況から抜け出したい……誰かなんとかしてくれたら……そんな風に...
自分の魅力に気づいてない 無自覚"にゃんたま”にメロメロ
 きょうは、猫界の「イケにゃん」について考えます。  多くの雄猫を見てきて、雌猫にモテているのは、恰幅の良い喧嘩の...
同性からも距離を…“慇懃無礼な女性”が送る非モテLINEの特徴
 社会には、うわべだけ丁寧に見えて実はすこぶる失礼な「慇懃(いんぎん)無礼な人」も散見されます。こういったタイプは、自己...
無理して損してない?“強がり女子”の特徴&克服する3つの方法
 本当は大丈夫ではないのに、いつも「大丈夫!」と言ってしまう“強がり女子”。そんな彼女を見て、周囲の人は「1人でも生きて...
愛猫が誤飲疑惑!救急病院で手術してお腹から出てきたのは…
 ある朝、突然嘔吐を繰り返し、ぐったりと元気をなくした生後10カ月のメス猫・虹ちゃん。動物病院に行くも原因がはっきりとし...
仲良し家族のLINEあるある5選♡ 幸せを感じちゃう面白い内容
 多くの場合、仲良し家族はLINEグループを作っているそう。そんなLINEを覗いてみると、それぞれの家族の独特の世界観を...
生田緑地ばら苑で「ベルばら」を思う 2021.5.15(土)
 生田緑地ばら苑に行ってきました。雑木林を抜けると春のバラが豪華絢爛に咲き乱れていました。まさに秘密の花園。マスク越しに...
カギは後輩にあり!あなたが良い先輩なのかを簡単に知る方法
「自分は先輩としてちゃんとやれているのか」と考えたことはありますか?私は後輩がいる時は常に気になっていたし、考えていまし...
防波堤でほっこり"にゃんたま”君の視線の先には何がある?
 きょうは、お日様で温まった防波堤のコンクリートにぺったりお腹をつけ、ほっこりのにゃんたま君。  お饅頭みたいな平...
“母の日”にもらったカーネーション鉢を長持ちさせる6つの秘訣
 毎年母の日が過ぎて1週間ほど経ったころ、花屋には電話やご来店などでご相談にやってくる方がポツポツいらっしゃいます。「花...
スーパー&コンビニでGet!ご馳走ビール3選 2021.5.11(火)
 ビールが好きです。根っからのビール党です。「ビールはお腹がいっぱいになるから苦手」という意見がわかりません(笑)。むし...
敬遠されがち…思い込みが激しい人の5つの特徴&脱け出す方法
 何気ない人の言葉や行動に傷ついたり、落ち込んだりすることってありますよね。実は、そんな人の中には、思い込みが激しい人も...
フェチ心をくすぐる1枚! "にゃんたま”の毛繕いにドキドキ
 きょうは、毛繕い中に失礼します。視線はにゃんたま様の見事なωに一点集中。  ポロリ(こぼれ落ちる様)やチラリズム...
やりたいことがわからない…自分の「好き」を見つけるには?
 好きなことで生きていく……なんて言葉がもてはやされる昨今。そんなこと言われても、好きなことなんてわからないよ!という人...