実は中国料理は野菜中心
「レタスがこんなにおいしくなるの!?」
一口食べたら思わず声を上げてしまいました。色合いを美しくするために赤キャベツを加えたそうですが、レタスだけでもOK。それなのに、とてもぜいたくな皿に仕上がっています。レタス1玉くらい、すぐ食べられてしまいそう。
一般的な中国料理しか知らないと、「中国料理って油っぽい」と思うかもしれません。しかし実際の家庭料理では、野菜料理が中心なのだそうです。
小山内シェフの野菜料理は、いずれも素材の味をぐっと引き出したものばかり。自宅で試した後は、ぜひ店でプロの味を堪能してみてください。
【材料】
・サニーレタス 4分の1
・赤キャベツ 適量(なくてもよい)
・オリーブオイル 大さじ1杯(もしあれば落花生油)
・ニンニクのみじん切り 小さじ半分
・ショウガのみじん切り 小さじ半分
・ネギのみじん切り 小さじ1杯
・一味唐辛子 小さじ半分
【作り方】
1. レタスを2センチ角くらいに切る。赤キャベツも同様の大きさに切る。レタスと赤キャベツをパリッとするまで水でさらす。
2. レタスと赤キャベツの水をよく切る。その上に、ニンニク、ショウガ、ネギ、一味唐辛子をのせる。
3. オリーブオイルをフライパンに入れ、鍋から煙が出るくらいまでカンカンに熱し、野菜の上の調味料めがけてジュワーッとかける。
※オイルの熱し方が弱いとジュワーッと音がしなく油っぽくなるので、熱し方に注意。
本日のダンツマ達人…小山内耕也さん
▽おさない・こうや
1976年、青森県生まれ。老舗中国料理店を経て、個性的な味を追求する渋谷の名店「月世界」へ。2012年、麻布十番の「ナポレオンフィッシュ」の料理長に就任。中国の少数民族料理のメニューを軸にした同店は食通を魅了。15年冬、独立して「蓮香」をオープン。2人のシェフとの共著「ハーブ中華・発酵中華・スパイス中華」(柴田書店)が好評。
▽れんしゃん
店名の下に続く「郷村菜 蔬菜」は、中国語で「田舎料理、野菜」という意味。中国江西省撫州市を皮切りに、中国辺境の地を訪れては、その土地ならではの料理を習得。現在も年4回、食材などの買い出しを兼ねて中国各地を訪ねる。料理は10皿以上で構成される「おまかせコース5900円」のみ。紹興酒やナチュラルワインはすべて2900円。東京都港区白金4―1―7。
(日刊ゲンダイ2019年8月23日付記事を再編集)
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