中のワタと種を丁寧に取り除く
夏から秋にかけての定番メニューがこちら。
「ピーマンは中のタネとわたに独特の香りとえぐみがあるので、丁寧に取り除いてしまえば、苦手な方でも食べられますよ」と松﨑さん。
肉みそはお酒のアテなので濃いめに味付け。隠し味に果実酢の果肉を入れています。
「うちでは自家製果実酢のサワーを提供していて、その果肉をみじん切りにして入れています。果実酢は塩気をまろやかにし、ひき肉を軟らかくしてくれます。ご家庭では果肉の代わりに低糖度のジャムやリンゴをすりおろして入れるといいと思います。甘さのあるジャムなら砂糖の量を減らしたり、調整してみてくださいね」(松﨑さん)
肉みそは他の野菜につけて食べても、そのままでも。まとめて作り置きをしておけば毎日楽しめる万能ツマミにもなりますよ。とにかく“ピーマンは生がおいしい!”と実感できる一品です。
【材料】
・ピーマン 2コ
・豚ひき肉 50グラム
・しょうが 1片
・果実酢の果肉(ジャムまたはすりおろしたリンゴ) 小さじ1
・白みそ 大さじ1
・醤油 大さじ1.5
・砂糖 大さじ1.5
・酒 大さじ1.5
・みりん 大さじ1.5
・ごま油 大さじ1
【レシピ】
1. ピーマンは半分に切り、中のタネとわたを取って、乱切りにし、2、3分水に浸す。
2. フライパンにごま油を引き、みじん切りにしたしょうが、豚ひき肉、白みそ、醤油、砂糖を入れて炒める。
3. 2に酒、みりん、みじん切りにした果実酢の果肉を入れ、さらに混ぜ、味がなじんだら火を止める。
4. 皿に1のピーマンと3の肉みそを盛りつける。
本日のダンツマ達人…松﨑友江さん
▽松﨑友江(まつざき・ともえ)
1985年、千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、ジュエリーデザイナーを経て、料理の世界に。渋谷で大人が落ち着いて飲める小料理屋をコンセプトに2015年に渋谷・百軒店(ひゃっけんだな)に現店をオープン。季節の食材を使った日替わり料理や酒の肴(さかな)など、常連客を飽きさせないメニューに定評がある。
▽小料理 百けん
渋谷区道玄坂2―20―10 豊田ビル1階
(日刊ゲンダイ2019年9月5日付記事を再編集)
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