背中ニキビには種類がある! 治らない6つの原因&ケア方法

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-05-27 06:00
投稿日:2020-05-27 06:00
「お風呂に入ってふと鏡を見ると、いつの間にか背中ニキビができていた……!」そんな経験をお持ちの女性は多いはず。特に春〜夏は、背中が開いた水着や洋服を着る機会が増えるため、一刻も早く治したい!と焦っている人もいるでしょう。そこでここでは、背中ニキビの種類や原因、ケア方法をご紹介します。

背中ニキビには種類がある! あなたの症状はどう?

 実は、背中にできるニキビには種類があります。場合によっては治療が必要なこともあるため、まずは自分の背中ニキビがどの種類のものかを知ることが肝心です。

1. 最も多い「背中ニキビ」

 背中にブツブツとできものができている場合には、いわゆる「背中ニキビ」であることが多いでしょう。実は、背中は皮脂分泌が多い部分のひとつ。そのため、顔にできるニキビ同様、過剰な皮脂分泌が原因でニキビができやすくなります。

 また、下着や洋服などの擦れやムレや乾燥によって起こることもあるようです。

2. 良性の腫瘍となる「粉瘤」

 背中のブツブツは、「粉瘤」という良性の腫瘍である場合もあります。腫瘍と言われるとドキッとする人も多いと思いますが、症状が軽い場合には抗生物質を服用することで改善ができるケースもあります。

 そもそも、なぜこういった粉瘤ができてしまうかというと、肌の生まれ変わりとなるターンオーバーが滞ってしまうことで古い角質や皮膚が排出できず、溜まってしまうことが原因。ただ、万が一、細菌が入り込んでしまった時には、外科的切除手術が必要となることもあるため、注意が必要です。

3. 皮膚疾患のひとつ「毛孔性苔癬」

 乾燥肌の人は、ニキビができやすいもの。そんな人の中には、赤く炎症を起こしている人もいます。「毛孔性苔癬」は皮膚疾患のひとつで、毛穴の出口部分が角化した状態。炎症を起こしている場合には、患部の肌が赤くなってしまいます。

 背中ニキビのように広がることはありませんが、ケア次第では色素沈着を起こして肌が茶色くなってしまうこともあるため、皮膚科で外用薬を処方してもらうと良いでしょう。

どうして背中にニキビができるの? 6つの原因とケア方法

 ニキビというと、顔にできるイメージが強いため、「どうして背中になんてできるのだろう?」と思う人もいるかもしれませんね。しかし、背中にできるトラブルには、いくつかの原因があります。ケア方法を見つけるためにも、原因を突き止めてみてください。

1. ボディーソープやシャンプーの肌残り

 背中ニキビの原因は顔にできるニキビ同様、「毛穴の詰まり」が考えられます。お風呂に入る際には体や髪の毛を洗いますが、その時用いているボディーソープやシャンプーが落としきれずに背中に残ってしまうことも。これが毛穴に詰まってしまうのです。

 そのため、体や頭を洗った後には背中をしっかりと洗い流すようにしましょう。すすぎ残しを防ぐため、髪→体の順番で洗うことがポイントです。

2. 化学繊維素材の衣服の擦れ

 下着や洋服の素材が、背中ニキビの原因となっていることもあります。最近では、ポリエステルやナイロン、アクリルといった素材の洋服も増えてきていますが、こういった化学繊維素材は肌刺激となりやすいのです。

 これを防ぐためには、できるだけ麻や綿といった自然素材のものを選ぶことがおすすめ。さらに通気性が良く、吸水性に優れたものを選ぶことで、ムレを防ぐことができるでしょう。

3. 洗浄力の強すぎるボディーソープで擦る

「しっかりと汚れを落としたい」と考え、洗浄力の強いボディーソープを使っている人も少なくありません。しかし、洗浄力が強いということは、それだけ肌にとって負担が大きいということ。更にゴシゴシと擦ると摩擦が起こり、肌負担はより大きくなります。

 体を洗う際には、肌刺激の少ないアイテムを選び、優しく洗うことを意識しましょう。

4. 清潔でない洋服や下着の着用

 背中は、皮脂分泌が活発な部位。さらに、汗をかきやすいため、放っておくと雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、背中ニキビを改善&予防するには、下着や洋服、シーツなど身に着けるもの、肌に触れるものを清潔に保つことが必要です。

5. ストレスと睡眠不足

 背中ニキビの原因は上記でご紹介したような外的要因も大きいですが、ストレスや睡眠不足といった内的要因で起こることもあります。ストレスを溜め込んだり、睡眠不足が続いたりすると、皮脂線を刺激する男性ホルモンが活発になり、交感神経も優位になってしまいます。これが原因で、ニキビが発生しやすくなってしまうのです。

 改善するためには、ストレスを上手に発散し、しっかりと睡眠をとることが大切。普段シャワーでさっと入浴を済ませている人も多いと思いますが、湯舟に浸かれば副交感神経の働きを高めてリラックスを促すことができ、睡眠の質も上げることができますよ。

6. 食事による影響

 背中ニキビができやすいと感じている人の中には、甘いもの、油っこいもの中心のバランスの悪い食事を続けている人も多いでしょう。実は、糖質や脂質が増えてしまうとホルモンバランスが乱れやすくなり、男性ホルモンを刺激してしまいます。その結果、皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすい状態になってしまうのです。

 これを防ぐためには、普段から食事内容に気を付け、糖質や脂質を抑えることが必要でしょう。バランスの良い食事に加えて、ビタミンやミネラルなど、肌に良い食べ物を積極的に摂ることも大事です。

あなたの背中ニキビの原因は? 皮膚科受診も選択肢に入れよう

 背中は、普段自分では見えない部分。そのため、「水着を着る」「背中の空いた服を着る」といった時に、はじめて背中にブツブツができていることに気づく人もいるでしょう。

 背中ニキビは、普段の生活を見直すことでケアすることができます。まずは、こちらを参考に自分のニキビ原因を考えてみましょう。「普通のニキビではないかも?」と思ったら、放っておかず皮膚科で相談することがおすすめです。ぜひ、日々のケアを続けて、ツルツルの美背中を作ってくださいね。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

ビューティー 新着一覧


ダウンが似合わない!モコモコでも太って見えない着こなし術
 本格的に寒くなるこの季節、重要なのがアウターの防寒効果! 中でも、ダウンは軽くて暖かいので持っていると便利ですよね。で...
脱・慣れっこメイク! 40代の「若見えノーファンデ」って?
 年齢とともに肌は変化していくもの。40代になってメイクに対する悩みが増えている人も多いのではないでしょうか。その悩みの...
リピ必至の保湿アイテム3選は「ビッグボトル買い」が最強!
 何度もリピートしているアイテムは、大容量のものを購入するとコスパ良く使えます♪  毎日使うので、小まめな買い出しをし...
オールインワンより超優秀!時短美容の最新“2ステップケア”
 新年を迎え、新しい美容法への関心が高まってはいませんか?「何か新しいことをしたい。でもあまり時間はかけたくない!」とい...
1週間で効果を実感!? 禁酒ダイエットに無理なく取り組むコツ
 ダイエットといえば、食事制限や運動などが一般的ですが、今「禁酒ダイエット」が話題なのをご存知ですか? もし毎晩お酒を飲...
【2022年アツかった記事】アラフォーの性交痛 相性悪いから濡れない?(薬剤師監修)
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
膣から湯が漏れる!女力を取り戻す膣トレ講座【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
隈取になってない!? “メイク下手”アラフォーあるあるを再現
 年齢を重ねていくにつれてシミやシワ、くすみが気になるのは普通のこと。でも、コンプレックスなどを隠すためにメイクをしたの...
ピルの「オンライン処方」ってどうなのよ? PMSと生理痛に悩むコクハク編集部員が“不安あるある”の疑問をぶつけてみた
 東京・中央区にあるコクハク編集部。「あー寒い、寒い」とひざを突き合わせ、ああだこうだと談議するのは、『ピルのオンライン...
40代のすっぴん外出を考えてみた! 距離、手抜きNGパーツは
 コロナ禍でマスク生活が長引く中、「これを機に美肌を目指そう!」とすっぴん生活を送る人は増えているようです。ただ、世間の...
デリケートゾーン洗うとしみるんですけど!2022.12.26(月)
 私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。  いつものように...
カシミヤは自宅で洗濯できる? お手入れ方法や洗い方のコツ
 軽くて暖かくて着心地の良いカシミヤは、マフラーやセーターなど冬にとても重宝する素材ですよね!  でも気になるのがお...
安っぽいクシ&ブラシから卒業! 買って大正解だった3タイプ
 ショートカットにしてから、クシがスタイリングの必須アイテムになりました。アホ毛や髪の絡まりなどを整え、スムーズな手触り...
ついに下の毛にも白髪が! 4つの原因と今すぐやりたい対策法
 年齢を重ねていくと生えてくる白髪。女性は老けて見られないように抜いたり染めたり、さまざまな対策をしているでしょう。でも...
3,030円の努力!健康ランドを朝に晩に美容的に活用してみた
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
性交痛の原因は膣の乾燥?レスを防ぐ保湿方法【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...