日本でもOK! スウェーデン&アメリカの“ホームデンタルケア”

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2020-07-07 06:00
投稿日:2020-07-07 06:00
 ここ数年で歯科クリニックへの通院は、治療より予防や審美が目的という女性が増えているのだとか。一方、海外では“ニコッと笑うときに見える白い歯が命!”というほど歯に対する意識が高い国も多く、簡単にできるホームケアグッズも日本と比べて充実しています。
 世界一周旅行とニューヨークに長期滞在していた経験を持つ筆者が、自宅で使用している海外のホームデンタルケア事情をご紹介します!

歯の先進国スウェーデンでは「歯のかかりつけ医」が常識

 ヨーロッパの中でも、特にスウェーデンは歯の先進国。デンタルケアへの取り組みは、諸外国からも高く評価されています。スウェーデン政府は国家をあげて予防歯科に取り組んでいて、国民全員に対し歯科クリニックの定期受診を義務化、19歳以下の受診を無料としています。そのため、子どものうちから歯のかかりつけ医がいて、予防歯科が生活習慣の一つとして定着しているといいます。

 筆者がスウェーデンを訪れた際も、ドラッグストアには歯を強くするフッ素配合のガムや、タブレットが棚いっぱいに販売されていました。その種類の多さに驚き、店員さんに話しかけたところ、「私たちスウェーデン人は、キシリトールやソルビトール入りのチューイングガムを一日に数回噛んで虫歯を抑制するなど、歯の健康を保つために人一倍気を使っているのよ!」と、白い歯を輝かせながら、笑顔で話してくれました。

医療費が高いアメリカはドラッグストアで買えるホームケアアイテムが充実

 筆者はニューヨーク滞在中、ホワイトニング体験を1度はしてみようと歯科クリニックを探しましたが、アメリカの医療費は本当に高額で、1回の受診が4万~8万円だったため断念。

 そこで、スウェーデンの時と同じく、ドラッグストアの店員さんに相談してみたところ、手ごろな値段で購入できるアイテムをいくつか紹介してくれました。その中でも、筆者が特に気に入っていたものは、次のものです。

活性炭(チャコール)入り歯磨き

 活性炭の強い吸着作用でホワイトニング効果が期待できるほか、炭の消臭効果による口臭予防もできるとあって、アメリカでは大人気。フルーツフレーバーのものや、オーガニック炭を使用したものまで種類も豊富で、値段は500円ほど。ただし、歯を磨いている最中は口の周りが真っ黒になるので注意が必要です(笑)。

ホワイトニングシート

 直接、歯にシートを30分貼るだけでホワイトニングができるという便利なアイテム。上の歯、下の歯それぞれに分けて貼ります。2週間に1回の頻度で使用するものが多く、お値段は20枚入りで5千円程度。効果には、個人差があるようです。

LEDライト付ホワイトニングキット

 筆者が最初に購入して使用したのが、LEDライト付ホワイトニングキット。専用のジェルとLEDライト機器がセットになっている商品で、ジェルで歯を磨いたあとにLEDライトをマウスピースのように装着。10分ほどライトに当てたら完了、というシンプルなグッズです。1週間に1回ほどの頻度で使用し、値段は5千円~1万円程度。

 劇的な変化はありませんでしたが、1週間に1回の頻度で5回ほど繰り返していたころから徐々に色が変わっていき、2トーンほど白くすることができました。コーヒーやワイン、タバコなど、色素が付きやすいものを控えた方が白さを保ちやすいようですよ。

まとめ

 審美目的で歯科クリニックへ通うのは面倒だと感じている人は、ぜひ、手軽に始められるホームケアからスタートしてみてはいかがでしょうか?

 ご紹介した海外のグッズは、インターネットを通じて日本で購入できるものも多いです。日本とはひと味違うユニークなグッズで、楽しくホームケアをしてみてくださいね。

<文・時短美容協会所属/Kanna>

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

ビューティー 新着一覧


「涙袋」が痛く見えないコツは? やっちまったNGメイクを参考にして
 涙袋メイクは簡単に目の縦幅を広く、大きな目に見せることができるので、毎日欠かせない人も多いのではないでしょうか? 筆者...
マンホールを歩くのもダメ? アレルギーがしんどい人の苦労エピソード
 食物や花粉、金属に虫など、アレルギーにはさまざまな種類があります。アレルギーでしんどい状態は、体験してみないとなかなか...
40代女が陥りやすいショートヘア失敗回避策 我慢すれば済む話ではない
 流行りのショートヘアで、小顔を目指すつもりが、「思ってたのと違う!」と鏡の中の自分にツッコミを入れる女性は多いようです...
40代でも絶対に諦めない! パサつき原因&ツヤ髪を取り戻す4つの習慣
 40代以降の見た目年齢を決める大きな要素が、髪の毛です。40代を超えると、髪がパサつき、白髪も増え、残念な印象に……。...
美髪の秘訣はマヨネーズでマヨシャン!? 人には言えないオモロ美容法6選
 世の女性の多くは、綺麗になるためにいろいろな努力をしています。筋トレやスキンケア、エステなど、良いと言われたものはすべ...
今さらですが「ヌン活」ってなに? 赤っ恥をかかない服コーデの正解
 肌寒くなってきたこの頃、秋本番です。秋といえば、グルメやスイーツですが、より優雅に雰囲気まで味わうなら「ヌン活」がおす...
性交渉でできもの!?【専門家監修】デリケートゾーンの異変とケア方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ショック! まつ毛サマがごっそり抜けた…今すぐ見直したい5つの悪習慣
 洗顔やメイクの際、まつ毛がごっそり抜けた経験はありませんか? 突然抜けたら、誰だってびっくりしますよね。「どうしよう…...
40代はVIO脱毛のやり時!でもアンダーヘアどこまでなくそうか問題が…
 アンダーヘアを脱毛する若い女性が増えていますよね。でも、40代を過ぎるまで自然体で過ごしてきた女性にとっては、どこまで...
40代おブスアイメイク、同じアイシャドウでも塗り方で激変するテク3選
 アイメイクには、欠かせないアイシャドウ。毎日のメイクにおけるマストアイテムであるにもかかわらず、塗り方を間違えてしまう...
仕事終わりに突然のお誘い…ってか合コン!? ボロボロ姿を一瞬で整える法
 社会人生活を過ごしていると、「今日、◯◯社の人たちと飲みに行かない?」と仕事終わりに突然のお誘いが舞い込むことがありま...
40代でニット帽?ちょっと待った!今年こそ卒業を考えたほうがいい理由
 秋めいてきたこの頃。「そろそろニット帽でも出そうかな♪」なんて思っている40代女子はちょっと待った! もしかして、その...
“メンタル繊細”で生きづらい?【専門家監修】HSPの特徴と即セルフケア
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
夏の終わりの肌トラブル、放置プレーしてない?日焼け・毛穴・乾燥ケアを
 暑い日が続いていましたが、ようやく秋らしい気候に。夏が終わって肌の変化に気づいたり「あれ、なんか老けたかも……」とショ...
ほんのり臭ってる? 40代の加齢臭対策に「ちょっといい♡」プチプラ3選
 40代を迎えると、自分の発するニオイが、ふと気になる場面も増えますよね。「あれ? なんだか臭いかもしれない……?」とい...
大正時代の化粧品!?「コスメ今昔」パック、オイル…美への憧れは一緒
 みなさんは、普段から手にしている化粧品の昔の姿を想像したことはありますか?  筆者は先日、クラブコスメチックス...