ダイエット中の人にもおすすめ
ナガノパープルは、巨峰とリザマートという品種の交配で生まれたブドウです。
「白和えは本来、水切りに一晩使うのですが、これなら茹でるだけですぐ出来ます。ナガノパープルは種がなく、皮ごと食べられるので時短可能。もちろん種や皮を取ったほかの品種でも結構ですし、柿や豚冷しゃぶに変えても合います」
「白和え」と聞くとハードルが高そうですが、料理の工程を聞くと案外、簡単。豆腐とフルーツの斬新な組み合わせも調和しています。
「『福寿』とともに、どうぞ。ノーベル賞の晩餐にも振る舞われたことがある純米吟醸酒で、フルーティーな味わいが特徴です」
おしゃれなつまみを肴にしながら福寿を口に含めば、まるで功績を残した偉人になったかのよう。
「白和えは低カロリーでタンパク質が豊富。そこに、ブドウのビタミンも入っていますので、ダイエットをしている方にもオススメです。茹でた豆腐は水分が出ないので、冷蔵庫で1~2日保存することも可能です」
ヨーグルトを加えると酸味が加わるので、味わいが深くなるそうです。
【材料】
・ナガノパープル 4個
(4分の1に切っておく)
・絹ごし豆腐 2分の1丁
・三つ葉 1束
(茹でて切ったもの)
・塩 1グラム
・砂糖 1グラム
・味噌 小さじ2分の1
【レシピ】
(1)豆腐を2センチ角に切り、沸騰した湯で30秒茹でてザルにあける。
(2)1を泡立て器でなめらかになるまで潰し、塩、砂糖、味噌を入れる。
(3)冷めたら(常温でも可)ナガノパープルと三つ葉を入れて混ぜる。
本日のダンツマ達人…望月洋介さん
▽もちづき・ようすけ
生まれ育った静岡県の割烹で5年間修業。オーナーの石井道雄さんにその腕を見込まれて上京し、26歳で料理長となった。
▽いわせ
築90年の趣のある古民家で創作和食を楽しめる人気店。歴史と風情を感じる和食店。望月さんが仕入れるこだわりの食材と、粋な名物女将が出迎える。元大工のオーナー・石井さんのこだわりがちりばめられた骨董を楽しむ客人も多い。ミシュランガイド東京の「ビブグルマン」に4年連続で選ばれている。東京都中央区日本橋人形町1―5―10。
(日刊ゲンダイ2018年10月24日付記事を再編集)
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