【肌タイプ診断】自分の肌質を知ってスキンケアに役立てて♡

コクハク編集部
更新日:2020-09-22 06:00
投稿日:2020-09-22 06:00
 スキンケアアイテムを選ぶ時に、とても重要なのが「肌タイプ」です。“乾燥肌”や“脂性肌”などよく聞くワードですが、実際のところ自分がどんな肌タイプかわかっていない人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、簡単にできる肌タイプ診断方法と正しいスキンケア方法をご紹介します。しっかり自分の肌質を理解して、一番効果的なスキンケアを行ってくださいね♡

肌タイプ診断の前に…肌質を知っておくことが重要な訳

肌質に合ったアイテムを選びたい(写真:iStock)
肌質に合ったアイテムを選びたい (写真:iStock)

 スキンケアアイテムの説明書きを読むと、必ずと言っていいほど「適した肌質」が記載されています。もしもあなたが、「なんとなく保湿力の高いものを使っておけばいい!」と思っているなら大間違い! 実は、肌質によってスキンケアのやり方は大きく異なってくるんです。

 逆に言えば、肌質に合ったスキンケアをするだけで、ずっと悩んできた肌トラブルが一気に解消することもあります。いろいろ試しすぎてスキンケアに自信がなくなっているなら、まずは正確な肌タイプを診断してみましょう♡

【自分の肌質を知る方法】セルフ肌タイプ診断テスト

 さっそく、あなたの肌タイプを診断してみましょう。まずは、チャートの質問に答えてみてください。たとえば、おでこと頬で肌の特徴が違うと感じる場合は、それぞれの部位について診断してみましょう。

「普通肌」の特徴

 普通肌の診断結果になった人は、肌の水分と皮脂のバランスが保たれているベストな状態! 肌トラブルも少なく、肌表面には自然なツヤがあるはずです。水分と油分が混ざり合った天然のバリア機能も正常に働いているので、今、行っているケアを続けてみてくださいね。

「乾燥肌」の特徴

 乾燥肌の人は、肌の水分&油分ともに不足している状態。本来、肌には、水分が蒸発しないようにしたり、外部の刺激から肌を守ったりする「バリア機能」が備わっていますが、乾燥肌の人は、このバリア機能が低下している状態にあります。

 肌の水分が蒸発しやすく、外部の刺激の影響を受けやすいため、注意が必要。適切なケアを行わないと、敏感肌に悪化する恐れもあるかもしれません。

「脂性肌」の特徴

 脂性肌とは、肌の皮脂分泌量が多い肌質のこと。思春期の脂性肌はホルモンが活発に分泌される時期のため、ある意味自然な反応とも言えます。ただし、20代以降の脂性肌の原因はまったく別。脂肪分の多い食事や夜更かしなどの不規則な生活習慣、また、生理周期やストレスなどによるホルモンバランスの乱れが原因となっていることが多いでしょう。

 さらに、間違ったスキンケアによって、肌外部は皮脂が多いのに肌内部は水分不足という「インナードライ肌」の状態になってしまい、肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されている場合もあります。

「敏感肌」の特徴

 敏感肌は、外からの刺激に対して敏感に反応してしまう肌質のことです。乾燥肌と似ていますが、原因の中にホコリや花粉、ダニなどによる「アレルギーの炎症」が含まれます。さらに、体調やホルモンバランスの乱れなどによって、反応がひどくなってしまうのも特徴。

 また、敏感肌の人の肌は乾燥しやすく、乾燥肌の人はアレルギー反応も起こしやすくなるため、乾燥肌と敏感肌は双方の状態を悪化させやすい関係にあるようです。

「混合肌」の特徴

 混合肌とは、顔の中に乾燥肌や脂性肌が混在している状態のことをいいます。特に、おでこから鼻にかけてのTゾーンが脂性肌、顎やフェイスラインにかけてのUゾーンが乾燥肌になっているケースが多いでしょう。

 これは、皮脂を分泌する皮脂腺が、Tゾーンに多く集まっていることが原因のひとつ。そのため、部位の状態に合わせてケアを変えることが重要です。

肌タイプに合わせた正しいスキンケア方法

あなたはどの肌タイプ?(写真:iStock)
あなたはどの肌タイプ? (写真:iStock)

 肌タイプ診断で結果がわかったら、肌タイプに合わせた正しいスキンケア方法をチェックしてみましょう! 普通肌の人は、今のケアを継続してOKです♡

乾燥肌の正しいスキンケア方法

 肌のバリア機能が低下した状態の乾燥肌には、なんといっても保湿を重視したケアが大切。しっかり水分と油分を補給して、乾燥対策をしていきましょう。

【乾燥肌のお手入れポイント】
・ セラミド、スクワラン、ヒアルロン酸など、保湿力の高い成分が配合されたものを使う
・ クレンジング剤はミルクタイプやバームタイプ、クリームタイプなどがおすすめ
・ 乾燥がひどい時は、保湿回数を見直してこまめに水分&油分補給をする
・ 紫外線で乾燥が悪化するため、外出時は日焼け対策をする

脂性肌の正しいスキンケア方法

 脂性肌のスキンケアは、原因に合わせたケアを選ぶことが大切です。たとえば、生活習慣が乱れていると感じる人は、食事や睡眠時間などを見直すだけでも肌の調子が落ち着いてくるはず。

 その上でしっかり保湿し「潤いがあるから皮脂を過剰分泌しなくても大丈夫」と肌に思わせるケアを行うのもポイントです。

【脂性肌のお手入れポイント】
・ 毛穴の詰まりには、ビタミンC誘導体やフルーツ酸などを配合したものでケアする
・ 皮脂が気になる時には、ホットタオルやお湯の蒸気などで毛穴を開かせてから洗う
・ インナードライによる脂性肌もあるため、保湿はしっかりと行う
・ 脂性肌によるニキビには、抗炎症作用や殺菌作用のある成分がおすすめ
・ あぶらとり紙は、皮脂の過剰分泌を起こす可能性があるので使いすぎない

敏感肌の正しいスキンケア方法

 敏感肌も乾燥肌同様、保湿ケアを重点的に行い、肌のバリア機能をアップさせるケアが基本。また、生活習慣に気をつけて、ストレスや体調管理をしっかりすることもポイントです。

 花粉やホコリ、ダニ、アルコール、添加物などがアレルゲンとなっている可能性もあるため、一度皮膚科などのアレルギー検査を受けて何が刺激になっているのかを突き止めるのも良いかもしれません。

【敏感肌のお手入れポイント】
・ スキンケアアイテムは敏感肌用や、パッチテスト・アレルギーテスト済みのものを使う
・ 添加物などが入っていない低刺激&高保湿のものを選ぶ
・ スクワラン、アミノ酸、セラミドなど、肌のバリア機能を高める成分がおすすめ
・ 症状が改善されない場合には皮膚科を受診し、肌に合う保湿剤を処方してもらう

肌タイプ診断を活用して肌質にあったスキンケアを♡

さっそく始めてみよう!(写真:iStock)
さっそく始めてみよう! (写真:iStock)

 自分の肌質がわからないと、知らないうちに肌の悩みを悪化させてしまっていることもあります。しっかりと肌質を見極めてから、あなたに合ったスキンケアをすることが大切ですよ。

 今回の肌タイプ診断では“敏感肌”だったとしても、肌トラブルの原因を取り除いて正しいスキンケアをすれば、肌タイプは変わるはず! きっと、今までの悩みを解消させて美肌を手に入れられますよ。ぜひこの記事を参考に、スキンケアを見直してみてくださいね♡

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


老後の健康は今から! 40代におすすめの冷房冷え対策と簡単な温活習慣
 夏になると女性を困らせるのが「冷房冷え」です。暑い外と凍えるほどクーラーの効いた室内を行ったり来たりするだけで体調不良...
“ベストな下着”を一枚買うなら?「シアー素材」の切実なインナー問題
 肌が透けて見えるシアー素材のトップスが流行っていますよね! 涼しげで透明感があってとてもおしゃれなのですが、頭を悩ませ...
洗顔ネットじゃダメなの?人気の泡立てツール「あわわ」で神泡爆誕なるか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
プチプラで小技を効かせる!切らずに「小鼻」をゲットする劇的メイク術
 鼻の形やサイズにコンプレックスを感じている人、必見! メイクで簡単に、鼻を小さくみせることは可能です。  鼻を小...
安さで飛びつき失敗!? OVER40が夏に“買ってはいけない”プチプラコスメ
 40代以上の大人世代には「プチプラコスメの選び方って難しい」と感じている人も少なくない実態。大人世代が使っても満足度の...
疲れると身体がクサイ!? 疲労臭の“正体”と臭いを抑えるインナーケア5選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
若い子には無理かも!? 40代は“マット肌”、美容家激推しコスメ2品♡
「マット肌」と聞くと、アラフォー以上の世代は「乾燥するから老けて見える」という印象を持っている人も少なくないはず。実際の...
アイライン“丸囲み”は即やめ! 3秒でできる「デカ目メイク」の裏技3つ
 目元のメイク次第で、顔の印象はガラッと変わります。そのため、メイクをするときに一番力を入れるのがアイメイクだという人は...
“無意識”だからタチが悪い…服が「生乾き臭い」人を傷つけない伝え方
 セクハラやパワハラなど、いろいろなハラスメントがある中で、本人に指摘しにくいのが臭いによる「スメハラ(スメルハラスメン...
電気代にビクビク ひんやりボディケア3品で節約&酷暑を乗り切ろう♪
 気分爽快&リフレッシュして、暑い夏を乗り切りましょう!  今年の夏は電気代が気になるところ。  クーラー...
更年期指数チェック(SIM)とは? 病院に行く前に自己診断できます
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
足元は遠慮なし!40代のペディキュアは“ひと癖”あるカラーとデザインで
 夏といえば、プールや温泉など足元を露出する機会が増えますよね! サンダルを履いた時に、汚い爪が見えてしまう失態は避けた...
2023-07-20 06:00 ビューティー
髪の毛、ボサボサ以上にチリチリの“急変”に悲しみ!主な原因と対処法
 毎日ケアしていたはずなのに「髪の毛がチリチリになってきた」とショックを受けている人もいるでしょう。髪質が悪化すると、気...
あれ?肩が上がらない…四十肩にならないための予防法3つ&おすすめ食材
 40代を過ぎると、健康上のトラブルが目立ってきますよね。特に、40代で悩む人が多いのが「四十肩」。痛みが走り、日常生活...
白い服着て「下着が丸見え」の大汗事態はイヤ!透け防止のコツ3つ
 白い服は、シンプルで幅広い着こなしができるため、誰もが一枚は持っている定番カラーですよね。でも街中を歩いていると、白い...
更年期からはじめる「VIO脱毛」サロン・病院の違い、回数、費用など解説
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...