風水で地位高し!心身を癒す神秘の花“シンピジューム”の威力

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-11-25 06:00
投稿日:2020-11-25 06:00

老婦人のお庭に植えられていたのは…

 お花屋さんは、いろいろな方にお会いできる誠に楽しいお商売でございます。

 以前、定期的にお花を届けに伺っていた、年配のご婦人のお客様がいらっしゃいました。

「そのメガネ、一体どこに売っているんですか?」と心の中でつっこんでしまいたくなる、真ん丸のビン底メガネをかけたご婦人の大邸宅には、お部屋の三分の一を占めているであろう超立派なお仏壇がございました。

 ワタクシは、その大きな仏壇にふさわしい立派なお花をお届けに上がり、今ではソーシャルディスタンスが保てない距離まで顔を近付けて「花屋ですー!」とご挨拶。

 するとご婦人は「ご苦労様〜」と言いながら、ほぼ直角に曲がった腰を上げ、お花の代金をビン底メガネにくっつくほど近づけて確認した後、「は~い」と言って、私から若干ズレた横の位置に差し出す。まるで、ドリフのコントを彷彿とさせるようなやりとり。

 とても面白く可愛らしいおばあちゃまのお客様でございました。

 そんなご婦人の大邸宅のお庭には、伺うたびにギョッとしてしまうものが植えられてございました。

 普通の花壇には絶対にないもの……。シンピジュームなどのいわゆる「ラン」のお花を、まるでパンジーみたいに植えていたのでございます。

 ご婦人は「ずーっと咲いてるよ!」などとおっしゃられていましたが、お歳暮シーズンになると花壇に色とりどりの華やかなシンピジュームがどんどん増える不思議な光景。配達中でありながら、そのご婦人のお宅でおしゃべりに夢中になってしまっていたのを覚えております。

 胡蝶蘭を植えていたのを見た時には、さすがに「これはダメです」とお止めいたしましたけど……。

 ご婦人が体調を崩されてからはお会いすることがなくなってしまいましたが、冬になると今も懐しく思い出すのでございます。

 ということで、今週は「神秘の花 シンピジューム」の解説でございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


生活が楽しくなる! 介護士が案内する介護施設のメリット3つ
 介護施設について、「介護のプロが集まっているから大丈夫」と考えてもらえることは、私たち介護士にとってすごく嬉しいことで...
就職や結婚をしても 一生大切にした方がいい女友達の特徴3選
 女子の友人関係は環境で変わります。いえ、男女関わらず、環境によって友人は変わっていくものです。  例えば結婚する...
がんで子宮を全摘したアラフォー独身女が最優先していること
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
ほっこり癒される…愛すべきイマドキのおじさんあるある5選
 親戚のおじさんから、たまたま電車で隣に座ったおじさん、職場にいる上司がおじさん、etc……。身の回りには数えきれないほ...
“喧嘩するほど仲がいい”の落し穴…彼とラブラブでいるために
 付き合った当初はラブラブだったのに、気づくとあまり会えてなかったり、返信がそっけなかったり……。恋人との関係の継続って...
大事な“にゃんたま”を守って名誉の負傷…早く治るといいね
 きょうは、とっても立派なにゃんたまω!!! あっぱれ!  多くのにゃんたまωを撮影していても、このサイズのにゃん...
節約の敵!「ボーナスで衝動買い」やめたい時の4つの対処法
 節約する際、自分の金銭の使い道を見直すことってありますよね。その度、「なんで買ったんだろう」と思う不可解な買い物を後悔...
なぜ月経不順になるの?それって「多嚢胞性卵巣症候群」かも
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
自宅派のあなたに…クリスマスディスプレイのオススメを紹介
 今年のクリスマス、あなたはどう過ごされますか? とあるネットリサーチ会社の統計では、近年ではクリスマスの過ごし方の定番...
保育園はかわいそうなんて古い!通うと得られるメリット3つ
 長男が0歳の時、地域の保育園の空き状況の問題もあって保育園の入所を決意した時、「そんなに早く入れる必要はない」とか「保...
ママ必見!育児ストレスの発散法4選…子育てを楽しむには?
 かわいい我が子を初めて抱いた時、「この子は何がなんでも守る」と決意したママがほとんどでしょう。夜泣きでつらい夜も、料理...
哀愁がただよう…静かな港町で出逢った見返り“にゃんたま”
 にゃんたマニアのみなさまこんにちは。  きょうは静かな港町で出逢った、哀愁の見返りにゃんたまωにロックオン。 ...
冬に怖い「隠れ脱水」の原因と対処法!水分補給を欠かさずに
 近年続く猛暑により、「熱中症にならないように」というリスク管理の意識から、夏場は意識的に水分を取ろうとする人が増えたよ...
抗がん剤治療ないのに…髪の毛が大量に抜けてウィッグを着用
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
華麗な動き! 海辺の“にゃんたま”はロッククライミング中
 きょうは、ロッククライミングなにゃんたまωにロックオン。  名は服部玉蔵、慣れた様子で直角にそびえる石垣を忍者の...
モヤモヤ解決! なぜ私はイジられ仕事を押し付けられるの?
 仕事は好きで辞めたくないけど……イジられたり、仕事を押し付けられたり、扱いが雑でツライ……と悩む方も多いですよね。私も...