安いけど…セルフ縮毛矯正の効果はある?頻度・値段・やり方

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2021-01-03 06:00
投稿日:2021-01-03 06:00
 やっかいなくせ毛の悩みを解決してくれる「縮毛矯正」。でも、美容院でやると値段も高いし、時間もかかってしまいますよね……。実は、なかなか美容院に行けない人に役立つ、市販の縮毛矯正の薬剤があることをご存知ですか? 今回は、そんな自宅で行うセルフ縮毛矯正の効果ややり方などをご紹介します!

【基礎知識】効果を知る前に…縮毛矯正とは

「縮毛矯正」とは、“強いくせ毛に薬剤と熱を加えて、髪の毛を真っ直ぐに矯正する施術”のことをいいます。具体的には、1剤を使って髪の毛の組織を分解して柔らかくして熱を加えて真っ直ぐにし、2剤で真っ直ぐになった髪の毛を固定させるという方法です。

 パーマを伸ばすこともできるほどの矯正力があるので、ひどいくせ毛をどうにかしたい人には、とても効果的な方法といえるでしょう。

美容院vsセルフどっちがいい? 縮毛矯正の違いを徹底比較!

 セルフ縮毛矯正を行う前に、美容院とセルフでどのような違いがあるのかを比較してみましょう。

【美容院vsセルフ】どっちが縮毛矯正の効果がある?

 実は、薬剤の強さだけで言えば、市販品の縮毛矯正のほうが高い効果が出るような仕様になっています。ただし、縮毛矯正は美容院のメニューの中でも難易度が高く、また髪へのダメージが非常に大きいもの。

 髪質や髪の状態、アイロンのかけ方や時間、放置時間や軟化チェックなどを素人が判断しながら行うのはなかなか難しいのが現状でしょう。市販品のほうが癖を伸ばす効果は高いのかもしれませんが、それは美しく仕上がればの話。効果だけを見てセルフで縮毛矯正を行う前に、リスクについても知っておくことが大切です。

【美容院vsセルフ】値段はどっちがお得?

 美容院で行う縮毛矯正の値段は、一般的に6,000円〜15,000円前後です。それに比べて、市販で購入できるセルフの縮毛矯正は1,000円〜4,000円前後。値段の面だけでみると、市販品のほうがお得! 格安な値段は大きなメリットですね。

【美容院vsセルフ】縮毛矯正のメリット・デメリットは?

 美容院で行う縮毛矯正の一番のメリットは、綺麗な仕上がりになることです。髪質に合わせた施術をしてもらえるため、自然なストレートに仕上がりますし、失敗する可能性もセルフよりも圧倒的に低いでしょう。ただし、値段が高いこと、時間がかかることはデメリットといえます。

 一方、セルフの場合のメリットは、値段が安いこと、家で手軽に行えることです。特に金額の差はかなり大きく、美容院に行くことが難しい時には助かりますね。

 ただし、失敗する可能性が高いのは大きなデメリット。チリチリになったり、不自然な直毛になったり、ひどいダメージがかかったり……。失敗してしまうと元に戻すのはなかなか難しいため、正しいやり方で行うことが肝心です。

自宅でのセルフ縮毛矯正のやり方のポイント!

 デメリットを理解した上で、自宅でのセルフ縮毛矯正に挑戦してみたい人のために、やり方をご紹介します。

1. 前日にシャンプーをして、スタイリング剤などがついていない状態にしておきます。
2. 耳カバーをつけて、顔のまわりを保湿クリームなどで保護します。
3. 1剤を、根本から毛先に向かって塗っていきます。
4. 髪にラップを巻いたら、説明書通りの時間、放置します。
5. 時間になったら髪の毛を1本指に巻きつけ、弾力がなくなっているかチェックします。
6. 髪が指に巻きついたままになったら、よく洗い流して一旦乾かします。
7. 160〜180度のアイロンで、根本から伸ばします。
8. 2剤を塗って、記載通りの時間、放置します。
9. 洗い流して乾かします。

 ここでのポイントは、説明書通りの放置時間ややり方を守って行うこと。効果を高くしたいからといって放置時間を長くすると、ひどい失敗につながる可能性があるので要注意。また、アイロンを使わないタイプもあるので、説明書をよく読んでから行いましょう。

自宅でのセルフ縮毛矯正に関する疑問にお答え!

 最後に、縮毛矯正に関する疑問にお答えしていきましょう!

縮毛矯正の頻度は?

 髪の長さがミディアムなら3〜4カ月、ロングなら半年ほどの頻度で行うと良いでしょう。もし、次回以降に美容院で縮毛矯正を行うという場合は、必ず美容師に自宅でどの時期に縮毛矯正を行ったということを伝えるようにしてくださいね。

縮毛矯正の後はいつからシャンプーしてもいいの?

 縮毛矯正を終えてから24時間は髪の毛が不安定な状態にあるため、24時間はシャンプーをしないようにしましょう。また、髪に耳にかけたり、髪を結んだりなども24時間を過ぎるまではしないほうが良いです。

縮毛矯正の効果を持続させるには?

 市販の安いシャンプーは洗浄力が高いため、縮毛矯正を終えたばかりの傷んだ髪に、さらにダメージを与えてしまうことがあります。できれば、アミノ酸シャンプーなどの髪に優しいシャンプーを使うようにしましょう。

 そして、髪は濡れている時のほうがダメージを受けやすいため、シャンプー後にはできるだけ早く乾かすことが、効果を持続させるポイントです。

セルフ縮毛矯正の効果は高いけれどリスクもある!

 美容師の多くは、「市販の縮毛矯正はやめたほうがいい」といいます。それは、「儲けたいからでは?」と思う人もいるかもしれませんが、それなりの根拠があるのは事実。

 いったん傷んでしまった髪を、ツヤ髪に戻すのは本当に大変です。セルフで行う場合は、しっかりとリスクについて理解した上で行うようにしましょう!

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


20代男性の声に震撼! アラフォーのドン引きメイクにご用心
 アラフォー女性の皆さん! 20代男性を侮ってはいけませんよ。  彼らはアラフォー女性のメイクをこっそり観...
ポーチ忘れた!セブンに駆け込む→眉ペンシルだけで美眉は描けるのか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
予算10万円、もち自腹!韓国美容旅で念願のリジュラン、水玉リフトetc.
 こんにちは! 「旅する複業家」の林知佳です。「韓国の美容医療は最強だ!」とは有名なお話ですが、2泊3日で顔面に“課金”...
「ちらほら白髪」ぐらいなら染めないがいい? 賢く簡単に隠す4つの方法
 30代を超えると「ちらほら白髪」が出てくるようになります。やはり、髪の毛に白髪があるかないかは、見た目年齢に大きな影響...
肩~頭皮までガチガチ【専門家監修】肩こり解放メソッドでもう悩まない
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
年齢はここに出る! 40代女性が気を付けたい「老け見えポイント」4つ
 最近では、昔に比べて年齢よりとても若く見える人が増えていますよね! 特に40代では差が出やすく、同じ年齢でもおしゃれで...
アイシャドウのパレットは“捨て色”覚悟で!今すぐできる垢抜けアイメイク
 アイメイクは大体いつも同じパターンになっていませんか?  目元は顔の印象を左右する大事なパーツ。アイメイ...
半信半疑なSHEINの美容グッズ…歯のホワイトニングシートで白くなる?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
口臭・体臭・尿の悪臭…私のニオイの源は「糖質オフダイエット」が原因!?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
鹿ちゃんは関係ないよ! 話題の「シカクリーム」の人気の理由は?
 美容アイテムを売っているお店でよく見かける「シカクリーム」。はじめて見た人は「鹿のクリーム?」なんて想像した人もいるか...
2024-01-17 06:00 ビューティー
水蜜桃メイク知ってる?トレンドど真ん中、たった4︎分で叶う衝撃ハウツー
 水蜜桃メイクというメイク法をご存じですか? 中国発でSNSを中心に話題になっているトレンドメイクのひとつで、ピ...
まだまだ流行中のキャップ! 40代コーデで野球少年風を卒業するコツは?
 帽子コーデが好きな人が、必ず定番で持っているのがキャップです。でも、子供っぽくなったり、大人っぽいスタイルにどう合わせ...
30~40%の日本女性が整形!? それでも踏み切れない4つの理由
 今では、美しくなるための手段として珍しくなくなってきている整形。日本では30%〜40%の女性が、生涯のうちに1回は整形...
新年だしスッキリしよ! 昔の服が捨てられない人への処方箋
 必要最低限のお気に入りの持ち物で生活する「ミニマリスト」とは対照的に、「物を捨てられない」と悩む人はたくさんいますよね...
新年初買いはECサイトで30%オフのパンツ!プロの接客と裾上げにも涙…
 冬のセール真っ只中、仕事の合間にD2Cブランドのワイドサテンパンツをポチっとしました(笑)。で、手元に届いた“戦利品”...
【専門家監修】心を健康に! 自己肯定感を上げるセルフコンパッション術
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...