ダイエットをすることで、毎日を丁寧に生きることにつながると思っています。痩せている人の全員がそうではないかもしれないけれど、食べているものも運動量もちゃんと計算していると思う。何より、自分をちゃんと愛そうとしているし、自分の時間を大事にしていると思うのです。
ダイエットを始めてから、色々なことに気づきました。筋トレの効率的なやり方やカロリー調整の難しさ。食べないことで得られるメリットや、運動する楽しさを思い出したりして。そして、「ダイエットをしている」と、公言してみることで応援してもらうことも増えました。
半年で15kg増。リバウンドしながらも、なんとかダイエットの連載開始から3.8kg減らして――。これは、主婦でフリーライターをしながら、年子兄弟を養育する兼業主婦の“東城ゆず”のリアルなダイエット記録です!
ダイエットは挑戦の連続、それが楽しいと気づく
大人の生活は実に単調です。毎日、子育てや仕事をしながら、繰り返しの日々を送る。幼いころの自分を思い返せば、怖いもの知らずで挑戦の日々。退屈なんてありませんでした。もともと好奇心が強く、年上の女性から「あなたは思い立ったが吉日タイプね」と、よく言われます。でも、大人になってからは、子育てや仕事の中にやりがいや楽しさを見出したとしても、同じタスクが続く毎日にうんざりしていました。
ダイエットを始めてみると、面白いほどに感情が動きます。「食べたい」とか「お腹すいた」という欲求から、「体重が減った!」という嬉しさ、「運動が辛い」という弱音まで。アスリート体質だった自分の体力の衰えを実感して「悔しい」と思ったり、痩せたのにも関わらず「そんなに変わってない」と夫に言われた時の苛立ちは、すごかった(笑)。すごく多くの感情が自分の中にはあって、退屈だと思っている毎日にも、たくさんの変化があるものだと思い直したものです。
よくプロポーションが変化することで、自信をつける女性がいると聞きます。スリムになれば、おしゃれの幅も広がるし、若返ったりメイクが映えたりする。しかし、私が思うのは、“痩せるまでの過程そのものに自信を持ったり、楽しさを見出せるのでは”ということです。
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