女性官能作家が提案する「ウィズコロナのセックス」#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-01-29 06:00
投稿日:2021-01-29 06:00
 これまで二回にわたり、ウィズコロナのセックスを提案してきました。前回は、安心・安全・気持ちいいセックスの体位5つをお伝えしましたが、今回は挿入なしでも心地いいと思えるプレイを、官能作家の筆者が提案したいと思います。

 一回目はコチラ
 二回目はコチラ

1. 男性がヨガる!睾丸マッサージ

 初回では、背後からの「手コキ」「手マン」をオススメしたのですが、今回は睾丸マッサージです。

 しっかり消毒した手でペニスをしごく際、もう一方の手で睾丸を揉みほぐし、可能ならば、陰嚢(いんのう)から肛門へと続く蟻の門渡り(ありのとわたり)も指でなぞってあげてください。

 官能小説でもよくこの行為を登場させますが、陰嚢・睾丸・蟻の門渡りは、男性にとって意外な性感ポイントで、事実、多くの男性が快感のうなり声をあげるのです。

 コロナ禍でなければ、フェラチオと併せて責めてほしいほど、重要な部位と言っていいでしょう。

 もちろん、男性によって「くすぐったい」「ちょっと苦手」という方もいると思いますので、「ここはどう?」「力はこれくらいで大丈夫?」「痛くない?」と訊いてあげましょう。

 また、女性も一緒に気持ちよくなりたいときは、彼の脚のスネあたりにまたがり、なるべく顔を遠ざけて(もしくは、飛沫感染防止に顔を横に向けて)ワレメやクリトリスを押しつけながら、マッサージをするのはいかがでしょうか。

 彼と一緒に気持ちよくなれる手法の一つです。

2. 清潔なアダルトグッズで

「セックスでの感染が怖い」と危惧するカップルには、アダルトグッズがオススメです。

 今では女性専用のグッズがネットで手軽に購入できますし、「女性も持っていて当たり前」と、おおらかな時代になりましたね。

 フランスでは、某有名ファッション誌の付録に「ピンクローター」があったと、パリ在住の日本人男性が教えてくれました。(その男性いわく、「つまらない男とエッチをするなら、おひとり様で気持ちよくなろう」という意味もあるとのこと)

 アダルトグッズは、彼に使用してもらうのはもちろん、自分のオナニー姿を見てもらうのもいいですね。男性用も多く出ていますので、お好みの逸品を持参し、換気のいい場所へGO!

 ただ、アダルトグッズでも気を付けたいのが「除菌」です。

 使用する際は新品でも除菌シートで拭く、濡れても可能なものはお湯で洗浄する、モノによってはコンドームをつけるなど、つねにウィルスや雑菌があるとの意識を忘れずにいてくださいね。

3. 興奮するが、危険も伴うリモートセックス!

 テレワークが日常となり、リモートセックスを楽しむカップルも多いことでしょう。

 そこで提案。パソコン画面のアングルだけでは飽きてしまうので、スマホを使用したダブル使いもオススメです。

 一方では顔を映し、もうひとつは局部を映して同時中継なんて興奮しませんか?

 ただ、リモートセックスには危険も伴います。

 相手の許可を取らずにこっそり録画されていた、と言う恐れもあり得ますので、十分気を付けてくださいね。また、私の知人女性は「彼と逢えない時、浮気されるのが心配」と、率先して「自分の恥ずかしい動画」を送っているとのこと。

 ラブラブなうちはいいのですが、恋愛は相手があってのこと。いきすぎたワイセツ動画で彼に辟易されないよう、エロスのさじかげんに配慮したいものです。

 万が一、恋人と別れた際、動画が相手のスマホに残ることも忘れずにいてください。

  ◇  ◇  ◇

 いかがでしたか? 睾丸マッサージ、アダルトグッズ、リモートセックスについてお伝えさせていただきました。

 不自由な時代だからこそ、工夫と配慮を念頭に、パートナーとの安心安全なセックスライフをお送りいただけますように。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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