“朝洗顔”って本当に必要? めんどくさい時の時短ケア3選

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2021-02-21 06:46
投稿日:2021-02-21 06:00
 あなたは、「朝洗顔」をしていますか?「洗顔料を利用したほうがいい」「ぬるま湯で流すだけで十分」「そもそもしなくてもいい」など、 朝のスキンケア方法には諸説ありますが、実際はどうなのでしょうか? そこで今回は、朝洗顔の必要性や、知っておきたい時短ケアをお伝えします。

【基礎知識】朝洗顔はしたほうがいい! その理由は?

 結論から言うと、基本的に「朝洗顔はしたほうがいい」と言われています。まずは、その理由を見ていきましょう。

朝の肌は思ったよりも汚れている

 朝、顔を触ってみると、ベタついていることって多いですよね。それもそのはず、肌は寝ている間にも皮脂を分泌していますし、夜のスキンケアの成分が残っていたり、ホコリなどの汚れが肌の上に残っていることもあります。

 これらの物質が酸化すると肌トラブルの原因になるため、朝はきちんと洗顔料を使って洗顔をして、スキンケアで保湿を行うのがベストです。

メイクのり&メイクもちが良くなる

 朝洗顔をせずにメイクをするということは、酸化した皮脂や汚れの上にメイクをしてしまうということ。これだと、メイクのり&メイクもちが悪くなってしまいますし、肌負担も大きくなってしまいます。綺麗なメイクを保つためにも、朝洗顔を行ったほうが良いでしょう。

乾燥が気になるなら、ぬるま湯or拭き取り化粧水だけでもOK

 朝起きた時に肌がカサついている人は、乾燥肌である可能性が高いでしょう。このような肌質の方の場合、洗顔料を使って朝洗顔をすると肌に必要な水分&油分が奪われてしまい、乾燥が悪化してしまうこともあります。

 ぬるま湯で肌表面の汚れだけを洗い流すor拭き取り化粧水で前日のスキンケア成分を取り除くなど、肌状態に合わせてケアを考えてみましょう。

朝洗顔についてのよくある疑問を解消!

「朝洗顔」とあらためて聞くと、なにか特別なことをしたほうがいいの?と、思ってしまいますよね。そこで、朝洗顔についてのよくある疑問を解消していきましょう。

Q1. 洗顔料を使ったほうがいい?

 基本的に、洗顔料は使うようにしましょう。ただし、洗顔料によって汚れとともに肌に必要な皮脂なども洗い流されてしまうため、肌に優しく洗浄力が低めのアイテムを使うのがおすすめ。

 肌がデリケートな方は肌負担が少ない「敏感肌用」のものを、乾燥が気になる方は「保湿成分入り」のものを使用するなど、肌に合わせたアイテムを使うことも大切です。

Q2. 冷たい水で洗ったほうがスッキリする?

 冷たい水で顔を洗うと、毛穴が引き締まるようなイメージってありますよね。でも、皮脂など油性の汚れは冷たい水では落ちにくいため、あまりおすすめできません。

 また、逆に熱いお湯もNG。肌に必要な水分や油分が、洗い流されてしまいます。夜洗顔の時と同じく、朝洗顔もぬるま湯で洗うのがベストです。

Q3. 朝洗顔は起きてからすぐにしないとダメ?

「朝洗顔」だからといって、朝一番に行わなければならないというわけではありません。ただし、洗顔後すぐに保湿ケアを行うことは必須。保湿が不十分だと、乾燥を引き起こしてしまう可能性があります。

 朝いつもバタバタして余裕がないという方は、この機会に少しだけ起床時間を見直してみると良いかもしれませんね。

Q4. 夜にする洗顔&スキンケア方法と変える必要はある?

 朝洗顔と夜洗顔の違いは、特にありません。ただ、夜の洗顔時、クレンジングと洗顔が同時にできる洗浄力が強い「W洗顔不要のクレンジング&洗顔料」を使っている方は、肌の水分と油分を洗い流しすぎてしまう恐れがあります。朝だけ洗浄力が弱いアイテムに変えてみても良いでしょう。

朝洗顔がどうしてもめんどくさい……知っておきたい時短ケア&アイテム

 朝洗顔をしたほうがいいとはわかっていても、めんどくさかったり、時間がないことだってありますよね。そこで、朝洗顔ができない時、代わりにできる時短ケアをお伝えします!

「蒸しタオル洗顔」をする

 テレビで紹介されて話題の「蒸しタオル洗顔」とは、蒸しタオルを顔に当てて洗顔代わりにする美容方法です。タオルに40〜50度くらいのお湯をかけて絞った後に肌に乗せ、しばらくしてから優しく顔を拭き取るだけですので簡単なのが魅力。

 肌の血行が良くなりますし、肌が柔らかくなることで、その後のスキンケアの浸透力も高まりますよ。

「泡洗顔料」を使う

 洗顔時、地味に時間がかかってしまうのが「泡立て」。泡立てネットを使う手間さえ面倒だと思う方は、ポンプを押すと泡が出てくる「泡洗顔料」を使ってみましょう。

 泡洗顔料はドラッグストアなどでも手軽に購入できますが、豊かな泡で洗い上げることができる「濃密泡タイプ」や、毛穴汚れにもアプローチしてくれる「炭酸泡タイプ」など、自分に合ったアイテムを取り入れましょう。

「拭き取りシート」を使う

 あまりおすすめはできませんが、どうしても時間がない時には、朝洗顔の代わりに「拭き取りシート」を使うのもありでしょう。拭き取りシートは洗顔とスキンケアの両方ができるタイプのものもあり、とにかく手軽で便利なのが特徴。

 ただし、シート系のアイテムは、摩擦による肌負担が少なからず起こります。とにかくこすらずに、優しく拭き取ることが肝心です。

自分の肌状態に合わせて朝洗顔をはじめよう♪

 朝洗顔にはさまざまなメリットがありますが、一番大切なのは、自分の肌状態に合わせてケアを行うこと! 人気のスキンケアアイテムや美容法の流行りはあれど、一般的に「良い」と言われているからといって、必ずしも自分の肌質に合うとは限りません。

 乾燥が気になる時はぬるま湯洗顔のみにする、毛穴が気になるなら夜の角質ケアでカバーするなど、自分の肌状態をきちんと把握してスキンケアができたらそれがベストだと思います。ぜひ、もっと自分の肌を知って、上手に美肌をキープしてくださいね!

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ビューティー 新着一覧


夜の最悪のタイミングで足がつる!つらい“足のつり”対策3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
1000円あったら投資したい! 美容家ガチ推し“癒しの入浴剤”
「疲れた〜、癒されたい!」という夜を、どんなふうに過ごしていますか?  “女性を癒やすこと”はたくさんあるけれど、...
韓国でホクロは顔のゴミ!? ソウルで取ったらお得すぎた!
 こんにちは! 「旅する複業家」の林知佳です。  2022年はタイ(2回)とベトナムの他に、人生初のドバイも訪問し...
ガサ肌レスキュー!乾燥する冬に追加したい保湿アイテム3品
 肌がカサつくこの季節。ガサガサ肌になる前に、全身をしっかりと保湿しましょう! うるおいに満ちたもちもち肌でこの冬を乗り...
熟睡したい!「更年期の不眠」に効く安眠のコツ~専門家監修
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
使って実感!40代女の不調に手放せない5品 2022.12.6(火)
 ワタシの身体をいたわってくれるのは、ワタシだけ。ワタシの体調管理に気を配ってくれるのは、ワタシだけ。だからこそ自分自身...
 40代もに試せる「偽装ほくろ」メイク 胸元にもあると素敵!
 目の下や口元にセクシーなほくろがある人って、女性としても魅力を感じますよね。でも、「私はほくろがないから仕方ない」と諦...
二枚爪コンプレックスに“補強&やすり”投入!2022.12.3(土)
 これから本格的に乾燥が気になる季節がやってきます。冬が誕生日の筆者は手がカサカサになりやすいタイプで、それを見かねた友...
超怖~い「40代の運動不足」老後のために今日からできること
 30代までは元気に過ごしていたけれど、40代になってから運動不足が顕著で、体力が激しく低下したと感じる人は多いですよね...
「NMN」配合化粧品で“若返り肌”も夢じゃない?【医師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
篠原涼子完全プロデュース「ペルルセボン」は匂いがキツっ!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
白髪が多く老け見え!これ以上増やしたくない【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
まずは真似っこから! 綺麗な人が実践する8つの“ゼロ円”習慣
 年齢問わず、「綺麗だな」と思う女性に出会うと、「私も、あんなふうになりたいなぁ」と思うもの。けれど、実際に何をすればそ...
20代の本音!アラフォー女性の“残念アイライン”を画像で解説
 毎日のアイライン、どんな感じでメイクしていますか?  年齢を重ねていくと目元にしわが増えたり、たるんできたりもあ...
「食べても太れない」やせ型な人だけが分かる“あるある”7つ
 世の中には、太りやすい体質の人がいる中でいくら食べても太らない「やせ型」の人もいます。でも、さまざまなダイエット方法は...
腹巻きも愛用して♡「40代の温活」取り入れたい食事&グッズ
「冷えは万病のもと」といいますが、実際に体が冷えるといろいろと悪影響が現れます。免疫力も下がるので、風邪をひきやすくなっ...