圧迫されると興奮…学生時代の経験が招いた新しい快楽の世界

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2021-04-20 06:10
投稿日:2021-04-20 06:00
「性癖という自覚はなかったけど、好きだった」という“ある行為”が、何かのタイミングでセクシャルな喜びにつながることがある。今回お話を聞かせていただいたちづるさん(28歳、医療関係)にとっては、“圧迫”がそうだったといいます。

体育の授業で感じた不思議な心地よさ

「学生時代、体育の授業でマット運動をする時に、人に上に乗ってもらうのが好きだったんですよね。いっぱい乗られると苦しいけど、数人だと安心感があって。それをふと思い出して、当時お付き合いしていた人に乗ってもらったんです。80kgちょっとあるガタイのいい男性で、向こうは『潰すんじゃないか』って、怖かったと思うんですが……。」

 仰向けに寝た状態で正面から圧迫されると、不思議な心地良さを感じたというちづるさん。しかし、その時には、性的な興奮を感じることはなかったそうです。それが、“興奮する行為”へと変化したきっかけは?

「その恋人と別れた後に、『フリーになったら、フリーにしかできないことをしよう』って思って、ハプニングバーに通ってみたら、SMや緊縛をする方と出会い、SMのプレイには圧迫があるってことを知ったんです。

 もともとは苦痛を覚えるような部分的な圧迫とか、首絞めにはあまり興味がなかったんですが、頸動脈を圧迫するプレイを実際にやってみたら、性欲と結びついてしまって……」

大泉りか
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作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

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