30代人妻の告白「14歳年下大学生との甘美な不倫の果てに」#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-22 17:22
投稿日:2021-04-23 06:00
 道ならぬ恋とわかっていても、落ちてしまう――気づけば「不倫」という底なし沼にハマってしまったのが、35歳の人妻・Y美さんだ。お相手の男性は、なんと14歳年下の大学生Dさん(21)だという。
 年下男性との甘美で背徳感あふれる秘密の恋愛模様をお伝えします。

息子のサッカー教室がきっかけ

 喫茶店に現れたY美さんは、サラサラのボブヘアと大きな瞳が印象的な愛らしい女性だ。ややふっくらしたスタイルと、艶やかな白い肌は、同性でも思わず触れてしまいたくなるほど。淡いブルーのワンピースが、恋する人妻の色香をいっそう醸しだしていた。

――お二人の出会いから教えてください。

「息子のサッカー教室です。小4になる息子は地元の小学生サッカー教室に通い、そこにコーチとして来てくれたのが、大学3年のDさんでした。Dさん自身が同じサッカー教室の出身で、たまたま監督に会いに来た際に『よかったら、休日にコーチをしてくれないか』と、監督からお願いされたんです」

――なるほど、Dさんはどんな感じの青年でしょう?

「第一印象は、『日焼けした肌で精悍な長身のスポーツ青年』という感じでしょうか。涼し気な一重の目と短髪が似合う素朴な感じ。Tシャツ一枚でも胸板の厚さが逞しくて、屈託なく笑う姿も若々しいなと……。もちろん、最初から『異性』という意識はありません。あくまでも息子のサッカーコーチとして、挨拶をしました」

他のママ友にも人気

――それが、いつしか恋愛に変化したと?

「はい、サッカーの練習は土日で、Dさんが来てくれるのは日曜日だけでした。ある時、練習を見学していたママ友の一人が『Dさんて礼儀正しくて、好青年よね。彼女とかいるのかしら』と言い出したんです。その一言が呼び水となって、立て続けに他のママ連中も『いるに決まってるわよ』『え~、ちょっと嫉妬しちゃう』などと話題にしたんです」

――わかります。女性の恋バナって、ささいなきっかけで盛り上がりますものね

「はい、一人が引き金を引いたら、たちまちDさんに関しての話題で持ちきりになりました。皆さん、言いたくてウズウズしていたんでしょうね。私も、口にこそ出しませんでしたが、いけない妄想を抱くようになったんです。すれ違った時に香る若々しい汗の匂いや、水を飲む際に上下する男らしい喉仏、逞しい筋肉の隆起に、いつしか『男』を感じるようになって……」

就職相談を口実に

――そんな彼とは、どのように親交を深めたのですか?

「きっかけは息子とDさんの会話です。八歳上の夫は、大手の商社マンの飲料部門なんですね。で、息子がDさんに『D先生の飲んでいるミネラルウォーターは、パパの会社が扱っているんだ』みたいなことを言ったようなんです。元サッカー少年でプロの選手を目指していたDさんも、現実を考えると、Jリーガーなんてとっても無理だと思っていたのでしょうね。たまたま私の近くにいた時に、商社マンを目指しているということを伝えてきたんです」

――なるほど、続けてください。

「その流れで、私も同じ商社に勤めていたと告げたら、一気に話に花が咲いたんです。『職場結婚ですか。ご夫婦でエリートですね』とか『よかったら、就活に向けてもっと話を聞きたいんですが』って……。その時、私思いました。『これで、彼とプライベートで会える口実ができる』って。いけない女ですよね(笑)。でも、他のママ友がステキだと噂しているDさんを独占したい気持ちが芽生えてしまって……女ってそんな部分、ありますよね?」

続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ミスターセラピストコンテスト 栄冠に輝いた男性の特徴は?
 先日、おそらく日本で初めての「ミスターセラピストコンテスト」が開催されました。セラピストとは、性感付きのマッサージ業の...
内藤みか 2019-04-29 06:00 エロコク
主婦レズビアンの告白#2…同性ならではの甘美さに溺れて
 夫とのセックスレスに悩む主婦・Y子さん(35歳・薬剤師)が恋に落ちてしまったのは、女性・Dさん(37歳・独身、映像関係...
蒼井凜花 2019-04-28 06:00 エロコク
L字形バイブに仕込まれたボールでセルフ前戯も挿入も堪能
 バイブレーターを1人で使う時でも、挿入前にはしっかりと下準備が必要です。濡れて、開かないと痛いですもんね。私はこれを“...
桃子 2019-11-12 04:38 エロコク
<閲覧注意>浮気男で胃潰瘍になった恋のフェーズとは!?
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
恋人のいる女性も…レンタル彼氏にお金を払ってしまう理由
 最近は、レンタル彼氏(出張ホスト)を呼ぶ女性が増えてきているようです。けれど多くの人たちは、レンタル彼氏を呼ぶ女性たち...
内藤みか 2019-04-25 06:00 エロコク
ローション風呂でイチャイチャ…お互いの肌の感触が新鮮に
 男女の秘め事は、ベッドの上だけで行われるわけではありません。2人きりのお食事も前戯、そこで交わされる会話も前戯になり得...
桃子 2019-11-12 04:37 エロコク
セックス編<4>レタスから学ぶ“パターンのない女”になりなさい
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
主婦レズビアンの告白#1…欲望を埋めてくれた同性パートナー
 年々、増加傾向にあるセックスレス夫婦。夫に「拒まれ続けた」妻たちが、誰かに愛されることを実感したい切なる思いから婚外恋...
蒼井凜花 2019-04-25 17:26 エロコク
あなたの避妊は一回いくら?#3…海外より選択肢が少ない日本
 3月23日に開かれた『第1回 大人の性教育勉強会』(後援:コクハク)。NPO法人ピルコン理事長・染矢明日香さんから最先...
目移りして選べない ホストクラブで指名を迷わず決める方法
 初めてホストクラブに行くと、大勢のホストがテーブルに挨拶に訪れ、名刺を置いていってくれます。これは「自分を指名してくだ...
内藤みか 2019-04-16 06:00 エロコク
欲望を赤裸々に…あなたは何にエロティシズムを感じますか?
 あなたは何にエロティシズムを感じ、興奮しますか。どういう性の願望を抱き、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。...
大泉りか 2019-04-14 15:48 エロコク
マッサージ感覚で肌にあてると身も心もゆるんで快感アップ
 春ですね。お花見は楽しまれましたか? ラブグッズの世界も春らんまん、今週は「イロハ ハナミドリ なでしこ色」を紹介しま...
桃子 2019-11-12 04:36 エロコク
セックス編<3>お持ち帰りセックスからの初デート(順番よ…)
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
長期セックスレス…「セカンドバージン」からの準備体操とは
 例えば、前の彼氏と別れて何年もセックスしていない……。  そんな風に、性交経験はあるけれど長い期間セックスレス、...
世界中で大ブーム “吸引系グッズ”をカップルで楽んでみる
 クリトリスを吸い上げながら振動刺激を与える“吸引系グッズ”は、強烈な快感を引き出すという理由で、世界中で大ブームとなっ...
桃子 2019-11-12 04:36 エロコク
セックス編<2>男を悦ばせる喘ぎセリフを研究してみたアハン
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...