アラフォー妻の告白「既婚者合コン」で夫以外の男性に……#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-06-11 06:00
投稿日:2021-06-11 06:00
 既婚者合コンで出会ったAさん(48歳・銀行マン)と、ついにベッドインしてしまったI美さん(42歳・ウォーキング講師)は、久しぶりのキスと抱擁、乳房への愛撫に酔いしれてしまった。気づけば、乳首を吸い上げる彼の頭を掻き抱き、熱い舌を求めるように、自ら胸をせり上げていた――。
 第一回目はコチラ 
 第二回目はコチラ 

欲情してくれるという安堵感

――久しぶりの愛撫にI美さんも情熱的に身悶えてしまった。続けてください

「はい、私は乳房を吸われるあまりの心地よさに『もっと……』と彼の頭を抱き寄せ、自ら乳房を押しつけていました。

 彼も私の欲望に応えるように、チュパチュパ……と唾音(つばおと)を立てながら、愛撫を続けてくれて。そのうちバスローブがはだけて、互いの脚がもつれあったんです。私の太ももに当たる彼のモノは……すでに勃起していました。すごく嬉しかった。

 四十二歳の私のカラダにもちゃんと欲情してくれる安堵感が全身を包み、私の興奮もより掻き立てられたんです」

――続けてください

「私、気づいたら内ももで彼のペニスをサワサワとさすっていました。軽く浮かせた太ももで、力は強すぎず弱すぎず……という感じでしょうか。彼は『ああ、気持ちええわ』と、無防備になった時だけ発する関西弁で、ヨガってくれましたね。

 だから、私のほうももっと積極的になって乳房を愛撫されながら、手を伸ばして彼のペニスを握りしめたんです。

 彼は『うっ』と唸りました。

 私は熱い勃起を握りしめたまま、優しく上下にしごきました。夫よりもカリが張っている……なんて、過去の記憶をたぐり寄せて、つい比べてしまいましたね(笑)」

精神的な安心感が招く快楽

――そのような女性は少なくないと思いますよ。

「ですよね? つい、夫や過去の男性と比べてしまう。ペニスの形状やサイズだけじゃなく、セックスだって、どこかしら比較してしまうんです。だから、私自身も『Aさんの奥さんや過去の彼女と比べられているのかしら』なんて、妙なことを考えてしまって……で、彼の手もだんだん下に降りてきて、私の下腹に触れたんです。

 最初は陰毛の部分を撫でるように優しく……そして鼠径部や内腿も撫でまわしてきました。あくまでも私の経験上ですが、男性って、情熱的に強めにさすってくるタイプと、優しいフェザータッチで女性を愛でるタイプがいるのですが、Aさんは優しいタイプでしょうか。

 撫で方がソフトで指の腹の感触もなめらか。そのうち、陰毛を梳くように触れていた指が、花弁をかき分けて……ゆっくりと指がワレメに差し入れられたんです。

 久しぶりの挿入に、私は「はぁぁッ」と喘ぎ、握っていた彼の勃起を手離し、彼にしがみつきました。
『大丈夫? 痛くない?』と、労りの言葉をくれたのが嬉しかったですね。

 私のように一年もセックスレスだと、膣が硬くなりペニスはおろか、指の挿入も苦しい場合があると聞いていたのですが、幸い、Aさんの丹念な愛撫で膣はたっぷり潤って、指の挿入もスムーズでした。

 痛みなど全く感じず、むしろもっと奥まで欲しいとさえ思って……ちゃんと女体を気遣ってくれるAさんの優しさに、安心感が募りました。

 私のほうが恥ずかしいほどヴァギナを押しつけ、彼の指を求めてしまったほど」

――精神的な安心感って大切ですものね、続けてください

「彼の指は、初めこそゆっくりと膣内を撹拌(かくはん)するように動いていましたが、膣上部のGスポットをこすり始めたんです。ここ、女性にとってはツボじゃないですか。私、思わず「アッ……そこ、ダメッ」と叫びながらも、彼の指の動きに合わせて腰を揺すっていました。クチュクチュとはしたない水音が聞こえてきて、『ああ、私すごく濡れてる……』と自ら告げていました。

 夫とはセックスレスで女として枯れていたのに、自分はこれほど濡れる体だったんだ、まだまだ現役の女だったんだと実感しましたね。それに、Gスポットをこすられるたびに、背筋に心地いい電流が這い上がっていくんです。

 オナニーは時々していましたが、やはり生身の男性の指でされるのとは大違い。そのうち、太ももが小刻みに震え、自分でも制御できないほど、腰まで震えだして……。

 明らかに絶頂の兆しでした。『ダメ、イキそう』と叫ぶと、AさんはGスポットをこすりあげながら、『イッてくれ、思いきりイッてほしい』って……。

 私、彼と見つめ合いながら、身をのけぞらせて、絶頂に達したんです」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク