「豚と野菜のオイスターソースまぜ」豚を茹でることで時短に

コクハク編集部
更新日:2021-06-13 22:02
投稿日:2021-06-13 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さんに、あっさりだけどうま味たっぷりな「豚と野菜のオイスターソースまぜ」のレシピを教えていただきました。

豚ロースのスライスでも可

合うお酒=冷酒(C)コクハク
合うお酒=冷酒 (C)コクハク

 豚を茹でているので、あっさりとしていますが、ニラとオイスターソースのうま味をほんのりと感じます。

「豚バラではなく豚ロースのスライスでも大丈夫です。10分くらいで出来上がりますよ」と佐藤慎太郎さん。お店の料理長もニラ好きだそうで「塩をかけたニラをアルミホイルで包んで蒸し焼きするだけでも十分おいしいです」とのこと。

 一見、中華風ですが、意外と日本酒が合います。合わせたのは樽一専用の浦霞。原酒なので濃厚。開業以来、常温ではなく冷やして提供しており、「日本初の冷酒とも言われています」(佐藤さん)。

 鯨やホヤ、牡蠣(かき)にも合う万能の日本酒だそうです。

材料

2人前

・豚バラ肉 60グラム
・ピーマン 1個
・長ネギ 4分の1
・ニラ 4分の1束
・オイスターソース 大さじ1
・ゴマ油 大さじ2
・水 大さじ1

レシピ

(1)豚バラ肉を2センチほどに切って茹でる。火が通ったら、取り出す
(2)ピーマンと長ネギを千切り、ニラを小口切りにする
(3)オイスターソース、ゴマ油、水を入れて混ぜる
(4)3をフライパンに入れて、弱火で火を入れる
(5)ボウルに1と4を入れ、混ぜたら出来上がり

本日のダンツマ達人…佐藤慎太郎さん

▽佐藤慎太郎(さとう・しんたろう)
 1971年、東京都生まれ。大学卒業後、父が経営する樽一へ入社。樽一の2代目として30年以上ホール業務を担当。創業者である父の佐藤孝氏は宮城県東松島市出身。幼少期には捕鯨船の船長に憧れる。大学卒業後、鯨類研究所に勤務。その後、転職を重ね、68年、高田馬場に7坪の樽一を開店。現在創業53年を迎え、先代の掲げた「鯨の食文化を次の世代へ」との志を伝えるべく現在に至る。

▽樽一(たるいち)
 鯨料理と三陸料理、宮城の「浦霞」が名物。「浦霞」に惚れ込んだ先代が蔵元に直談判して創業。先代の口癖は「浦霞あっての樽一」。その言葉の通り、樽一限定の浦霞が多数並んでいる。自家製ベーコン、竜田揚げ、ハリハリ鍋が人気。昨年、大塚三浦屋と経営合併し専門店の本格的なウナギやスッポンも提供している。コロナ禍でなかなか足を運べない方のために通販サイトで自慢の鯨メニューはもちろん、自宅で楽しめる豊富なおつまみセットも取り揃えている。東京都新宿区歌舞伎町1―2―9 地下1階

(日刊ゲンダイ2021年6月5日付記事を再編集)

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