「アーリオ・ラー油・ペペロンチーノ」自家製ラー油に挑戦!

コクハク編集部
更新日:2021-06-20 06:00
投稿日:2021-06-20 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳一さんに、自家製ラー油がおいしい「アーリオ・ラー油・ペペロンチーノ」のレシピを教えていただきました。

市販のラー油で作るなら花椒を加えたラー油で

 シメはオリーブオイルの代わりにラー油を使った、スパゲティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。市販のラー油でもいいですが、店のテークアウトやウェブサイトからお取り寄せができるオリジナル調味料「花椒香る自家製ラー油」のアレンジレシピで、ぜひ手作りにチャレンジしてみてください。

 ポイントは中国山椒の花椒。自家製ラー油とにんにくを炒め、茹で上がったスパゲティを和えて万能ねぎを散らすだけ。市販のラー油で作る場合は、花椒を加えたラー油に茹で上がったパスタを和えればいいそうです。

 ちなみにパスタを茹でる塩の量は「人によっておいしいと感じる塩加減は違うので、なめてみてちょっと濃いめの味噌汁かな、と感じるくらい」と海老沢さん。

 唐辛子の辛さが後を引くので、キレのいいビールやハイボールがおススメですが、「アルコール度数高めの缶チューハイを、缶のままガーッと飲みながら食べるのがダンツマっぽいかも」と店主の西塚さん。

材料

・スパゲティ 80グラム
・にんにく(みじん切り) 1片分
・ラー油(※) 大さじ3
・万能ねぎ(小口切り) 20グラム

※ラー油の作り方
(1)鍋にサラダ油500ミリリットル、ごま油20ミリリットル、豆板醤100グラム、八角4個、ローリエ4枚、花椒(ホール)50グラムを入れて弱火にかけ、ときどきかき混ぜながら90分炒める
(2)ボウルに韓国産粉唐辛子150グラムを入れ、1を加えてよく混ぜ合わせる。そのまま冷まし、タッパーなどに移して冷蔵庫で保存する。保存期間は約2カ月

レシピ

(1)鍋に湯を沸かし、塩(分量外)を加えてスパゲティをパッケージの表記通りの時間茹でる
(2)フライパンににんにくのみじん切りとラー油を入れて弱火にかけ、香りが出てきたら茹で上がったスパゲティを加え、万能ねぎも加えて混ぜ合わせる

本日のダンツマ達人…海老沢淳一さん

海老沢淳一(えびさわ・じゅんいち)
 1977年、東京都生まれ。19歳で専門学校を卒業後、料理の世界へ。23歳でカフェバーのシェフとなり、以降、さまざまな店で腕を振るう。中目黒「Bar Sputnik」のシェフを7年務め、2013年から「麦酒屋るぷりん」のシェフとなり、現在は「炭火屋るぷりん」の料理人に。

▽炭火屋るぷりん
 食材からビール、ワインまで「国産」にこだわる「麦酒屋るぷりん」の姉妹店として、同じビルのワンフロア下に2020年4月21日にオープン。食事のメインは炭火焼きで、千葉県「サンバファーム」の野菜や、北海道の猟師から届くジビエなどが味わえる。日光の天然氷を使ったかき氷も人気。東京都中央区銀座6―7―7 浦野ビル2階。

(日刊ゲンダイ2021年6月12日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
味わいに変化 「チーズの味噌漬け」3日目と7日目を食べ比べ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「干し柿バター」切って“酒マリネ”をして混ぜて待つだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「千枚蕪と柿の酢物」シャクシャクとトロッのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
生のカリフラワーを使うのがポイント!「いもフラワー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフレンチレストラン「Restaur...
彩り野菜と塩がうまさを引き立てる「鯛のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西区のイタリア料理店「トラットリアパッパ」...
ふわっとした食感に仕上がる「白子のバターしょうゆ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の和食店「多に川」の阿部学さんに、軽い...