更新日：2021-07-10 06:00
投稿日：2021-07-10 06:00
初期主力メンバーがグループ存続の限界まで活動し続けてもいいのでは？
メンバーの入れ替わりはモー娘。から始まった。増員はいいが運営主導で卒業させるシステムは悲しかった ／（C）日刊ゲンダイ
筆者にとってはモー娘。もAKB48も、初期主力メンバーがそのまま活動を続け、グループ存続の限界までやりきるのを見せて欲しかったと思えるものだ。両グループの現役メンバーを否定するつもりは毛頭ないが、SMAPや嵐がオリジナルメンバーのまま第一線でジャニーズを牽引している間に、ファンは次の世代にもJr.の頃から目を付け、彼らは新たなグループとしてデビューし人気を獲得してきた。
その可能性を試すことも許されず、女性アイドルは同一グループ内のメンバー入れ替わりでの世代交代ばかりが選択肢で、一般層から見れば今のところ上手くいっていない。
ただし、女性アイドルにも良い兆しはある。AKB48の顔だった前田敦子（30）が20歳を超え自身のアイドルとしての“賞味期限”を感じて卒業したのに比べ、乃木坂46のエースだった白石はアラサーまでグループの先頭を走った。今年9月発売予定のAKB48の新曲にはメジャーアイドルとしては初めて柏木由紀（29）が30歳を超えて選抜入りすることが発表された。
30歳や40歳を超えても輝く女性を応援する！
また、乃木坂46は多くのモデルメンバーを擁した結果、女性からも絶大な支持を得るという前例を作った。女性ファンは男性以上に長く、30歳や40歳を超えても輝いている女性を応援するものだ。
あるいは男性ファンがメインでも、ローカルや地下出身グループの中には信頼関係で結婚・出産を容認され、既婚・子持ちアイドルになるメンバーも出てきている。
こうした背景を後押しにして、オリジナルメンバーのままいくつになっても駆け抜ける女性メジャーアイドルグループが台頭することを願っている。
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