噛むと甘味とシャコシャコの歯応え!
食に効率を求め、パパッと空腹を満たせるファストフードへの需要が高まっても、健康は犠牲にしたくないもの。そんな欲求に応える次世代ワンハンドフードが、音仲さんのバインミーです。
米粉のフランスパンに肉や魚、なますや生野菜という構成は、日本人が普段から食べ慣れている和定食と同じ。手軽にバランス良く栄養を取り込めるところがミソなんです。
今回のおつまみに使う紫キャベツも、抗酸化作用のあるポリフェノールやアントシアニンが豊富で、生活習慣病の予防にも効果があるとされる食材です。噛むと甘味があり、シャコシャコの歯応えも楽しい!
クミンシードのスパイシーな香りと風味がシンプルな味付けのアクセントとなり、一口食べると病みつきに。これは無限に食べてしまいますね。
合わせるのは炭酸の刺激が心地よいハイボール。ソーダとスパイスは相性が抜群に良いのですが、「実は吟醸香の効いた日本酒にも合うんです」。何度でも作りたくなるツマミです。
材料
・紫キャベツ 130グラム
・塩 ひとつまみ
・クミンシード 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
レシピ
(1)紫キャベツを千切りにし、ボウルに入れて塩もみ(分量外)して、しなっとなったら水で洗い、水気をしっかり切る
(2)1に残りの材料を加えて混ぜる
本日のダンツマ達人…音仲紗良さん
▽音仲紗良(おとなか・さら)
1987年、東京都生まれ。女性向け情報誌で食や美容・健康にまつわる編集を担当したのち独立。ナッツ料理研究家、フードコーディネーター、フードプロデューサーとして活躍し、2016年にナッツ専門店をプロデュース。2020年3月、東京・外苑前にグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo 」をオープンさせた。マッシュルーム料理専門店「マッシュルームトーキョー」、江戸前寿司×現代アート「すし玲」など話題の店舗にも携わっている。
▽Bánh mi Tokyo
ベトナム生まれのサンドイッチ「バインミー」の魅力に触れ、文化として日本に定着させようと2020年3月にオープン。「豆たまり」や「米麹甘酒」など伝統的な日本の食材で和食に再構築した米粉(グルテンフリー)のバインミーを提供。ヘルシーで飽きが来ない味で常連客を増やしている。東京都渋谷区神宮前3―1―25 1F。
(日刊ゲンダイ2021年8月18日付記事を再編集)
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