小室圭さんと眞子さまのご結婚…誰もが反対してはいけない理由

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-10-13 12:39
投稿日:2021-09-25 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。ここ何年も小室圭さんと眞子さまのご結婚について日本中が注目してきました。今年で30歳を迎えられる眞子さまは、かねてから30歳までにご結婚をされたいとおっしゃっていました。筆者の肩書きならではですが、「結婚を反対されている」「娘や息子を結婚させたくない」などと相談に来られる人は少なくありません。しかし、さまざまな相談内容から、結婚したいというカップルがいれば“反対しない方がいい”という結論に私は至っています。今回は皇室のご結婚というよりも、あくまで一般論として解説させていただきます。

反対する一番の理由

 相談に来られる親御さんたちは、娘や息子の先を心配するからこそ、結婚相手にとやかく口を出すわけです。

 昔のロミオとジュリエットのような、家柄的に敵同士というのはまず今の時代はないですが、どちらかの実家がとても裕福である、地位や名誉のある家柄である、もしくは裕福でなくても子供(娘や息子)が成功して出世した場合などは、親が口を出したくなるようです。

 反対する一番の心理は「幸せを願っている」からでしょう。まれに一人息子や一人娘の親御さんで、自分たちの面倒を見てくれそうな相手かどうかで判断して反対する勝手な毒親もいますが、これは論外です。

消えない怒り

「離婚を考えています」と相談にくる方々には、なぜ離婚をしたいのかを当然のように質問します。その中でわずかながらも、結婚前に猛反対され押し切って一緒になった方、そして結婚を反対され、その人を泣く泣く諦めて別の人と結婚した方もいらっしゃいます。

 押し切って結婚した方は、「絶対に離婚なんかしない。仲良く暮らして頑張るから」と決意して一緒になったものの、長い結婚生活……そういいことばかりではありません。

 すれ違いの生活や異性問題などで口論が増えた時などに、ふとフラッシュバックするのは結婚前に反対された言葉など。恨みが沸々と再燃してしまうのだそうです。

 反対された側はもちろんですが、反対した側も「やっぱり結婚しない方がよかったのか」と頭によぎるという負のスパイラルがはじまります。反対された側はされたことを決して忘れてはいません。ネガティブな感情にふたをしていただけなので、夫婦関係が悪くなると、ふたが外れて湧き上がってくるのです。

 心に受けた傷は身体の傷と違い、思い出さないようにするのが精一杯です。完治はなかなか難しいものです。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い症候群

 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い——皆さまご存じでしょうが、“いったん嫌いになると、その人に関わりのある全てに嫌悪感を抱く心理”の例えですね。

 愛し合って結婚したので、反対はされたけどお互いの親や親戚も大切にしていこうと、姿勢を正した気持ちで新婚生活をスタートします。しかし、時が経つにつれ配偶者が同じ気持ちを維持しているとは限りません。夫婦のボタンの掛け違いは大なり小なり起こります。

 これが浮気などの異性問題なら、反対されて一緒になったので、どちらの親にも言えません。苦しみに耐えていると、いつか憎しみに変化していくわけですね。そうなると、坊主憎けりゃ症候群で相手の親のことも大嫌いになっていきます。

 これは過去に2人を祝福して可愛がってくれていれば、そこまでには至らないのです。

誰にも先のことはわからないのが人生

 仲良しで大好きな人と結ばれても、性格の不一致で離婚します(男女ともに離婚理由1位)。お互いに家柄的にOKで、人柄も申し分がなくても、夫婦間がうまく行く保証はどこにもありません。

 ある男性がお見合いをした時のことです。相手の女性のことが気に入らずお断りをしようと、直接先方の実家を訪れた際、見合い相手の女性は振袖を着て、ほかの皆までもが正装で豪華な食事を用意されていました。

 あまりの歓迎ぶりから、見合いを断われなくなった男性は仕方なく結婚しましたが、今も仲良く連れ添って35年経っています。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【恵比寿編】年下男に「アラサーとは話したくない」と言われ
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-05-16 06:00 ラブ
彼氏や夫が出会い系してるかも? 見分ける3つのポイントとは
 最近はパートナーがいても出会い系で浮気相手を探す人が増えています。パートナーのエッチでは物足りない、とか、最近ご無沙汰...
内藤みか 2019-05-16 06:00 ラブ
罪悪感を持つ女性は浮気してはダメ 絶対にバレない秘訣は?
 あなたは浮気をしたことがありますか?女性の浮気は40%以上とも言われているので、ちょっとだけなら?とつい足を踏み出しそ...
リタ・トーコ 2019-05-15 18:00 ラブ
同情の余地なし…鬼嫁に「自業自得」な制裁がくだった日
 周囲から見て「鬼嫁」と評される女性には、制裁がくだることもあるようです。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析...
並木まき 2019-05-15 06:00 ラブ
美人でモテたのに…30~40代の婚活難民が急増中のワケは?
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第5回は、婚活を自分自身で難しくしている30~40代女性の特徴をお伝えさせていただ...
山本早織 2019-05-14 06:00 ラブ
年下の独身男性と年上の人妻との不倫が増えている背景は?
 2018年11月、千葉県で31歳の独身男性が、不倫関係にあった50歳の人妻を殺害するという事件が起きました。別れ話のこ...
内藤みか 2019-05-13 06:00 ラブ
好きな男性の前でも緊張しない とっておきの「4つの方法」
 好きな男性を目の前にすると、どうしても緊張してしまって喋れなくなる、顔に出てしまう、と、お悩みの女性は多いよう。せっか...
孔井嘉乃 2019-05-13 06:00 ラブ
パリピ男子に港区おじさん…令和に振り返る平成のドン引き男
 平成が終わり、令和がスタートして10日余り。年号は変わっても女性をドン引きさせて止まないクズ男は不滅です。というわけで...
しめサバ子 2019-05-12 06:00 ラブ
異性にも同性にもモテる! 飲み会でデキる女がしていること
 お酒を飲むと、普段なら話せないような話で盛り上がったり、その人の本性が垣間見えたり、とにかく「飲み会」って本当にロマン...
孔井嘉乃 2019-05-11 06:00 ラブ
「元妻は鬼嫁」と言い切る離婚夫…反逆する元妻の言い分は?
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-10-22 15:46 ラブ
「僕が離婚を決めた原因は…」鬼嫁に愛想を尽かした男の真実
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-11-13 18:13 ラブ
高齢の親を呼んでこき使う…夫が呆れた“究極の鬼嫁”の愚行
 世の中には「鬼嫁」であるだけでなく、そこに「親離れできていない」というハタ迷惑な気質を備えた悪妻も存在するようです。 ...
並木まき 2019-05-10 06:00 ラブ
「引き寄せの法則」が理想の結婚につながらない不都合な真実
「引き寄せの法則」――。それは、自分の思考やあり方を変えることによって“望ましい現実”を引き寄せようとするもの。ナポレオ...
しめサバ子 2019-05-10 06:00 ラブ
一体どういう意味? 男性から来る「謎LINE」の真意を解説!
 LINE――。それは、今や恋愛において大きな駆け引きツールの一つです。  気になる男性とは、日常的に連絡を取りな...
ミクニシオリ 2019-11-11 12:29 ラブ
彼が仕事で忙しい時こそ会いたくなる女性になる方法とは?
「彼が忙しくて、全然かまってくれない!」そんな不満を持つ女性は多いでしょう。でも、実は彼の仕事が忙しい時こそ、女の見せ所...
孔井嘉乃 2019-05-08 06:01 ラブ
インスタ女子もドン引き 「いいね!」をケチる男の恋愛傾向
 渋谷にオフィスがある某IT企業で働くサナ(31歳独身)は、OLながらインスタではフォロワー1万人を越えている、いわゆる...
田中絵音 2019-05-07 18:58 ラブ