一度食べると病みつきになる!「カニ味噌レーズンバター」

コクハク編集部
更新日:2021-11-29 06:00
投稿日:2021-11-29 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・本所吾妻橋の「割烹 船生」の船生宜之さんに、一度食べると病みつきになる「カニ味噌レーズンバター」のレシピを教えていただきました。

冷凍庫で2カ月くらいは保存可能

 カニ味噌の濃厚なうま味をバターが包み、アクセントのレーズンが適度な酸味と甘さをもたらす。一度食べると病みつきになること請け合いです。

「ご自宅にフードプロセッサーがなければホイッパーで混ぜてください。カニ味噌は、市販されている缶詰を使えば便利です」

 火を使わなければ、包丁もいりません。難しそうに見えて、実はそれほど手間はかからないおつまみです。日本酒はもちろん白ワインとも合う万能性も頼もしいですね。

 食べる時は、塩っ気のないプレーンのクラッカーやバゲットにのせて。冷蔵庫から出して少し経ったくらいの方が、トロッと舌に絡むので、よりおいしさを感じるでしょう。

「冷凍庫で2カ月くらいは保存できるので常備も可能です。食べたい時に食べたい分だけ切り分けてサッと出せるので、自宅に友人を招く機会が多い方は重宝すると思いますよ」

 冷凍庫のレギュラーがまたひとつ、誕生しました。

材料

・カニ味噌  100グラム
・有塩バター  200グラム
・レーズン  20グラム
・料理酒  30㏄

レシピ

(1)レーズンと料理酒を合わせて半日くらい置く
(2)バターを室温に戻し、カニ味噌と一緒にフードプロセッサーで滑らかなペーストにする
(3)1と2を混ぜ合わせたら、四角い容器に流して冷蔵庫で固める
(4)プレーンのクラッカーやバゲットにのせて完成

本日のダンツマ達人…船生宜之さん

▽船生宜之(ふにゅう・よしゆき)

 1974年、栃木県日光市生まれ。中学生の頃から料理やお菓子作りをするようになり、高校3年生の夏に料理人になると決意。調理師学校を卒業後は「器、食材、サービスを含めて最高のものを見たほうがいい」と考え「なだ万本店 山茶花荘」へ。その後、神楽坂の割烹料理店や飛騨牛専門店を経て、2011年に「割烹船生」をオープンした。

▽割烹 船生(かっぽう ふにゅう)

 本格的な和食を手頃な価格で食べられる下町の人気店。無農薬の野菜など体に優しい食材を使ったメニューの数々で世のグルマンたちを魅了している。「おいしい料理でお腹いっぱいになってもらいたい」という店主の思いがあふれるコース料理はボリューム満点。自家製のカラスミや名物のだし巻き卵サンドなど丁寧な仕事がなされた料理がズラリと並ぶ八寸は圧巻だ。季節の食材を使ったシメの土鍋のご飯も絶品。東京都墨田区東駒形3-5-6 千葉ビル1階。

(日刊ゲンダイ2021年11月17日付記事を再編集)

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