手なずけられているのはどっち? 不倫続行を選んだ男の決意

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-01-14 06:00
投稿日:2022-01-14 06:00
 スポーツジムで出会ったことをきっかけにダブル不倫に落ちたビジネスマンWさん(45歳・大手スポーツメーカー・妻子アリ)。最初こそ幸せだったものの、インスタ好きの彼女はWさんとの逢瀬を「匂わせて」くる。あげく、ネットで調べ上げてWさんの妻にも接近。
 恐れをなしたWさんが「しばらくの間、逢うのはよそう」と提案すると、女性は激高して――。待望の最終話!
 前回までの話はコチラ→第1回目第2回目第3回目第4回目第5回目

「もう逢えないなんて言わないで」

――「しばらく逢わずにいよう」と提案したとたん、お相手の女性R美さん(35歳・主婦・子供なし)は豹変。そして泣き出し、すがるようにフェラチオをしてセックスへともつれ込んだ。

 その後をお聞かせください。

「はい……前回お話ししたように、R美さんが(セックス後の)僕の寝顔の写真を盗み撮りしていたのは予想外でした。

 しかも、その隣では彼女がにこやかにピースをしているんですよ。明らかに情事の後だとわかります。それを妻や会社にバラすと言われて……僕も必死でした。

 ただ、「もう逢えないなんて言わないで」と、すがるようにフェラチオをしてきた彼女に、僕の体は反応してしまった。彼女も僕を手放したくない一心だったのでしょう。今までになく情熱的なフェラチオを浴びせてきたんです。

 完全に勃起させると、彼女はベッドに四つん這いになり、挿入をねだりました。

 丸々としたヒップを卑猥に揺らして……。僕も「ここは拒絶せず、セックスで彼女を手なずけなくては」という思いでいっぱいです。

 僕は彼女の背後に行き、ヒップを引き寄せると、腰を送り出し、ペニスをぶち込んだんです。

 激しい突き上げに、彼女は悲鳴をあげて身悶え、かつてないほどヨガリました。胴突きのたび、おびただしい愛液が飛び散り、生々しい性臭と汗のにおいが立ちのぼって……。

 それでもR美さんは「もっと欲しい。もっと突いて!」と叫びます。

 僕はペニスを引き抜いて、彼女を仰向けにし、正常位の体勢で勃起を叩きこみました」

――続けて下さい

「目と目が合うと、彼女は『嬉しい……やっぱりWさんのセックスは最高』と呟いたんです。先ほどはゾッとするようなおぞましさに包まれていましたが、今度は、その妖艶な美しさに背筋に悪寒めいたものが走りました。美しさも男をゾッとさせるのだと、改めて思いましたね。

 互いの視線を絡めたまま、ペニスの抜き差しをくりかえすたび、彼女は身をのけ反らせて……『すごい!奥まで響く』、『おかしくなる!』と、男心をくすぐるような言葉とともに、魅惑的な肢体を激しく波打たせたんです。美女のヨガる姿を目の当たりにすると、僕も予想外に欲情し、さらなる猛打を浴びせてしまって……」

体だけの関係を望むも、不安は消え去らず

――続けてください。

「その日のセックスは僕たちの関係を一変させました。逢う回数こそ減らしたものの、LINEでのやり取りは毎日ですし、逢えば獣のように彼女を貫きました。

 ここだけの話、セックス関連の本を読んで、女性の体を研究し、どこがどのように感じるかも僕なりに勉強したんです。

 クンニリングスやシックスナイン、体位のスムーズな変え方、挿入の際の角度、速度も、彼女の反応を見ては工夫しましたね。彼女は乳房を責められるのも好きで、対面座位の時なども、強く乳首を吸ってやりましたよ。

 肌を合わせるごとに、彼女は『……やっぱり別れられない』などと叫んで……。

 僕の不安も徐々に減り、男としての満足感とともに『このままセックスだけの関係で、うまく付き合えないかな」とスケベ心が湧きましたね。

 ただ、完全に不安は消え去りません。僕の妻と面識があること、そして、いざとなったら『僕の寝顔の写真を会社に送る』と言われた事実は、いつも頭の中にありました。

 大げさな言い方になるかもしれませんが、彼女は指一本で「僕を破滅させるスイッチ」を持っている。もし、スイッチが押されたら――。妻は嘆き悲しむでしょうし、最悪は離婚。会社に発覚したら、左遷に近い異動、いえ、ひょっとしたら解雇されるかもしれません。僕の勤める会社は、セクハラや不倫に対して、かなり厳しくなりましたから……。

 でも、不思議なものです。そんなスリルに溢れたセックスは、僕を激しく興奮させました。ある時はラブホテルではなく、シティホテルの上層階の窓辺に彼女を立たせ、ガラス越しにバックから貫いたこともあります。誰かに見られるかもしれないスリルと興奮に、彼女もひときわ激しく、歓喜と羞恥の悲鳴をあげていましたね」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


彼氏が浮気…淫乱道を極めるために、初3Pの覚悟をした夜。
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
小さな舌が超高速でペロペロ…“ダブルインパクト”を痛感
 学生時代、見た目はふんわりお嬢さま系なのに、大型バイクを乗り回す同級生がいました。その意外性にドキドキしたものです。今...
桃子 2020-08-12 06:00 エロコク
浮気された!ドリカム状態の手近な男を共犯に浮気し返す方法
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
入れるだけであそこをキュッと引き締められる超売れボール
 ステイホーム期間、ラブグッズ業界は店舗を閉めざるをえなかった一方で、通販での売れ行きはよかったといいます。  な...
桃子 2020-07-29 06:00 エロコク
スイッチを入れたら…外も中も一瞬で快感ボルテージがMAXに
 ネットフリックスで配信中の米ドラマ「セックス・エデュケーション」。  テーマは性教育ですが堅苦しくなく、恋愛や友...
桃子 2020-07-29 05:06 エロコク
六本木の元ママが語る 多目的トイレ以外にもある“秘密SPOT”
 某男性有名芸能人の「多目的トイレ不倫」ですっかり有名になった六本木ヒルズですが、何を隠そう、筆者が10年間クラブママを...
蒼井凜花 2020-07-23 06:00 エロコク
女性が自ら購入し使いたくなる♡進化したおしゃれ最新DENMA
 ベビーピンク色のシャワーヘッドに見えますが、最新の電マ「潮―PRO」です。電マの起源をたどれば、言うまでもなくマッサー...
桃子 2020-07-27 10:42 エロコク
「彼氏を女装させたい…」痛みで挿入できない女性が抱く欲望
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2020-07-12 06:00 エロコク
ペロペロ舌回転は任せて!何十分でも高速キープの実力派
 高速ベロ回転といって、目にも留まらない速さで舌をペロペロ動かす芸人さんがいますね。その方のことは単純に「スゴい!」と思...
桃子 2020-07-20 15:52 エロコク
見た目は高級ブランド風だけど…骨まで届く刺激にうっとり♡
 黒のキルティング柄にゴールドのキャップ。 「サティスファイヤー ミニ」はシャ○ルのバッグを思わせる意匠のミニバイ...
桃子 2020-07-27 11:50 エロコク
きゅっと引き締めて…膣トレにもお楽しみにも使えて一石二鳥
 長かった自粛期間で、私はひさしぶりに筋トレの喜びを思い出しました。ツラ~イ、でもここを乗り越えれば~! という、あの充...
桃子 2020-06-23 04:37 エロコク
濃厚接触お構いなし…自粛中もラブホテルが大混雑だった理由
 緊急事態宣言の解除からしばらく経ち、繁華街やビジネス街にも活気が戻ってきていますね。まだまだ本調子で営業している、とは...
夫とは初夜もなく…セックスを取り戻した女性が選んだ行動
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2020-06-12 06:00 エロコク
シンプルこそ正義!細身タイプでするっと奥まで入っちゃう
「実力主義ワンタッチバイブ」シリーズを当連載で紹介するのは、これが2回目。  なぜそんなに推しているのかというと、...
桃子 2020-06-08 20:00 エロコク
お部屋でR18!アダルト雑誌1000冊以上読み放題を夜のお供に
 ネットに雑誌読み放題は多いけれど、どこもアダルト雑誌は入っていません。リサーチした結果、なんとアダルト雑誌を1000以...
内藤みか 2020-06-04 06:00 エロコク
お風呂タイムをエロチックに演出…穏やかな快感を得たい人に
 家にいる時間が増えたことで、お風呂にゆっくりつかるようになった人も増えているのではないでしょうか。夏でも熱い湯に身を浸...
桃子 2020-06-01 06:16 エロコク