タマネギとベーコンなら間違いない
タルトフランベとは、フランス・アルザス地方で食べられている薄焼きのピザ。タマネギとベーコンの具材が一番オーソドックスです。
合わせる酒はアルザスのワインがイチオシですが、「くせがなくさっぱりしたつまみなので、ビールでも白ワインでも赤ワインでも合うと思いますよ」と高間さん。
「塗って、のせて、焼いて」でOK。飲みながらでも作れるのがうれしいですね。
店を開いた当初は周辺にフランス料理を出す店がなく、「フランスといえばこれ」という料理を出していました。
「最近は、広くやるのではなく、ぎゅっと絞って出したいと考えています。お客さまが『ノクトンブルのあの料理が食べたい』と思って来てくれるような」
「あそこに行けばおいしいものが食べられるよ」から「この料理ならあそこですよね」へ。
今後どんな高間ワールドが展開していくのか、楽しみです。
【材料】
・8枚切り食パン 1枚
・サワークリーム 30グラム
・ベーコンスライス 2分の1枚
・タマネギ 普通サイズの6分の1個
・粗塩。あれば、フルール・ド・セル(塩の花)と呼ばれる大粒の天日塩
・粗びき黒コショウ
【レシピ】
(1)食パンに満遍なくサワークリームを塗る。
(2)スライスしたベーコン、スライスしたタマネギを1の上にのせる。
(3)オーブン、またはオーブントースターで焼きタマネギに焼き目がつけば完成。粗塩と粗びき黒コショウを適量かける。
本日のダンツマ達人…高間航さん
▽高間航(たかま・わたる)
1978年生まれ、神奈川県三浦市出身。高校卒業後、料理人を目指して調理師学校へ進学。20歳から料理の世界に入る。フレンチレストラン「ポワロー」「イレール」、イタリアンレストラン「テラウチ」「イルバンビナッチョ」を経て、ランスヤナギダテ姉妹店「ル レモア」のシェフに。2015年12月に「Noctambule-ノクトンブル-」をオープン。
▽ノクトンブル
季節感を意識したフレンチスタイルの料理を提供。ワインはもちろん、日本酒やビールなど「完全に僕の好み」のアルコールをそろえている。パティシエ経験もあり、デザートも美味。夜遅くまでやっているので、「お酒と軽いつまみだけ」という人もどうぞ。高間シェフの愛犬、タミオ君(ミュージシャンの奥田民生さんから名付けた)が出迎えてくれる日も。事前に連絡すれば、犬連れもOK。
(日刊ゲンダイ2020年4月9日付記事を再編集)
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