「竹輪きゅうりのマヨ焼き」マヨラーが喜ぶ“ちょい凝り”テク

コクハク編集部
更新日:2022-08-30 06:00
投稿日:2022-08-30 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の「マルディ グラ」の和知徹さんに、マヨラーが喜ぶ「竹輪きゅうりのマヨ焼き」のレシピを教えていただきました。

こんがりとした焼き色はまるで肉!

「きゅうりを詰めた竹輪にマヨネーズをからめて焼きます」とシェフ。竹輪ときゅうりにマヨネーズなら、そのまま食べればいいものを、なぜあえて焼くんですか?

「焼き上がりを見ればわかります。たぶん瞳孔が開きますよ」とシェフはニヤリ。

 果たして、フライパンの中でマヨネーズをまとった竹輪がじゅわじゅわ焼かれ、裏に返された瞬間、そのこんがりとした焼き色に「まるで肉!」と叫んでしまいました。

「アメリカ南部にマヨネーズがベースのホワイトバーベキューソースというものがあって、肉にかけるのではなく、まぶして焼く。マヨネーズが衣になるんです」

 ほのかに鼻孔をくすぐるスパイシーな香りはクミン。カレー粉でもいいそうですが「クミンのほうが香りにちょっとフックが出ます。最低でも大さじ1、それ以上入れてもえぐみは強くならないので、たっぷりでもOK」。

 ただの竹輪きゅうりマヨとは、まったくの別もの! マヨラーにはたまらない“ちょい凝り”つまみです。バーボンのハイボールを合わせれば、気分はもうアメリカ南部ですね。

【材料】(2人分)

・竹輪 4本
・きゅうり 2分の1本
・マヨネーズ 大さじ3
・クミン 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ2
・イタリアンパセリ 適量

【レシピ】

(1)きゅうりはヘタを切り落とし、竹輪と同じ長さに切って縦4等分に切る。

(2)竹輪の穴に1のきゅうりを詰める。

(3)ボウルにマヨネーズとクミン、2を入れて和える。

(4)フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、香りが出てきたら2を入れ、焼く。

(5)器に盛り、イタリアンパセリを飾る。

本日のダンツマ達人…和知徹さん

▽和知徹(わち・とおる)
 1967年、兵庫県淡路島生まれ。高校卒業後、辻調理師専門学校に入学。翌年、同校のフランス校とブルゴーニュの1つ星「ランパール」で半年ずつ研修する。卒業後、「レストランひらまつ」に入社。在職中にパリの2つ星「ヴィヴァロワ」で研修し、帰国後はひらまつ系列の飯倉片町「アポリネール」(現在閉店)の料理長に就任。退職後の98年、銀座「グレープガンボ」(現在閉店)の立ち上げに加わり、3年間料理長を務める。2001年に同店をオープン。

▽マルディ グラ
 銀座並木通りの地下1階。フランス料理をベースに、和知シェフが世界各地を旅してインスピレーションを得たオリジナル料理に定評がある。

 東京都中央区銀座8-6-19 野田屋ビルB1

(日刊ゲンダイ2020年6月24日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


新発売の海老肉焼売とザ★シュウマイどっち 2022.8.16(火)
 餃子好きの皆さん、こんにちは。我われの関心事といえば、8月7日に全国発売となった味の素冷凍食品の「黒豚大餃子」と「海老...
「イカの大葉炒め」簡単にパパッと作れる!本格中華おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝浦の「中國飯店 倶楽湾」の胡 建軍さんに...
「あさりのネギ生姜炒め」紹興酒をちびちびやれば本場の気分
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝浦の「中國飯店 倶楽湾」の胡 建軍さんに...
【ビアボール】炭酸飲料で割る自由なビール 2022.8.11(木)
 夏といえば、ビアガーデンですよね。ビールやクラフトビールはもちろん、まだ発売していない新商品を楽しめるビアガーデンもあ...
新発見!「岩下の新生姜」が飲み物だった件 2022.8.9(火)
 アラフォーですが、いちごオレが好きです。あの優しい甘さにほっこり癒されます。ピンクと白のパッケージもかわいいですよね。...
「上海だれの茹で鶏」肉質しっとり&うま味じゅわ~の幸せ♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝浦の「中國飯店 倶楽湾」の胡 建軍さんに...
「ソーミンちゃんぷるー」おかずにもシメにもなる懐かしい味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川の「沖縄料理 居酒や こだま」の児玉...
【Picard】並べて焼くだけ!冷凍パン食べ比べ 2022.8.2(火)
 パンは焼きたてが一番おいしいですよね。ただ、パン屋さんから持ち帰って、しなしなになってしまったという経験はありませんか...
「ラフティー(豚の角煮)」皮つきの塊肉を仕入れて作りたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川の「沖縄料理 居酒や こだま」の児玉...
「もずくの天ぷら」スナック感覚でオリオンビールとご一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川の「沖縄料理 居酒や こだま」の児玉...
カルビーvs湖池屋 新作ポテチを食べてみた 2022.7.28(木)
 日本のポテチ界を牽引する、カルビーと湖池屋が7月25日に新商品を発売しました。コンビニでも…はい、この通り。仲良く並ん...
「スーチカー」塩と豚肉と脂を味わう沖縄のほったらかし料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川の「沖縄料理 居酒や こだま」の児玉...
「ゴーヤーサラダ」美容に良さそう!生のゴーヤをマヨ和えで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川の「沖縄料理 居酒や こだま」の児玉...
【バーミヤン】火鍋しゃぶしゃぶで爆食い 2022.7.23(土)
 バーミヤンの「火鍋しゃぶしゃぶ食べ放題」(制限時間100分、実施有無は店舗ごとに異なる)をご存知でしょうか?  S...
「バン・チャン・ヌン(ライスペーパーピザ)」ワインで乾杯
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の「ベトナム料理★ビストロ オーセンテ...
【KALDI】パッキーマオ 激辛バジル焼きそば 2022.7.21(木)
 7月ももうじき終わり。暑い日が続いていますが、皆様お元気ですか? こう暑いと恋しくなるのが辛いもの! 「ペヤング獄激辛...