妻のマイルールにヘトヘト…子作りに挑めなくなった夫の悲哀

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-07-16 06:00
投稿日:2022-07-16 06:00

愛しているけど体がまったく反応しない

 年齢的にも結婚してからの年数としても、ぼちぼち子作りをしたほうがいいことはわかっているとアキラさんは言います。

 しかし、「体がまったく反応しなくなりました」と悲しそうに打ち明けます。

「やっぱり心と体って繋がっているよね。真実のマイルールが激しくなってきて、それを守らないと体調不良だと騒がれるようになってからは、俺の体が真実には反応しなくなっちゃいました。

 子作りは別、と割り切れればいいかなと思うんだけど、そううまくはいきません。

自信喪失…家族としてやっていけないかもしれない

 改善する方法ですか? うーん……、真実が病院に行ってくれれば何かが変わってくれるんじゃないかって思っているのだけど、俺が通院を勧めてもまったく聞き入れなくてヒステリックになるし、まぁ難しいでしょうね。

 かれこれ結婚して5年ですけどね、結婚したいと思ったときのような将来へのワクワクはもうなくて、今はどうやって夫婦生活を維持していくかで精一杯。真実のことは愛していますけど、家族としてこれからもずっとやっていけるのかと聞かれたら、もう俺にはその自信がなくなりつつありますね。

 こうなるなら、もっと早く子どもを作っておけば良かったな」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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