めんつゆベースの万能ソース
サッパリしていて、食欲がない時でも食が進みます。豚バラをしゃぶしゃぶすることで余計な脂分が落ち、野菜との相性もバッチリ。
「めんつゆというのは万能タレです。醤油やみりんを混ぜると、作り手によって味が変わったり、その都度、味がブレたりします。めんつゆなら、いちいち分量を量る必要がありません。野菜系のソースを作るにあたり何かないかと考えていたところ、ふと、めんつゆが目に留まりました。すぐに試してみたら、食材によく合ったのです」
鶏肉だけでなく、焼き魚、野菜など何にでも合い、店では肩ロースの厚切り串の上にのせて出しているそう。
「ソースを大量に作っておけば、冷蔵庫で1週間はもちます。トマトにかけてもおいしいですし、オイルを入れれば、ドレッシングにもなります」
香りも良く、まさに食欲をそそる「万能ソース」ですね。
【材料】
・豚バラ 200グラム
・オニオンスライス 適量
野菜ソース
・大根 500グラム
・ニンジン 150グラム
・ケッパー 30グラム
・めんつゆ 150cc
・酢 50cc
【レシピ】
(1)茹でた豚バラ肉を冷水で冷ます。
(2)大根、ニンジンをみじん切り。ケッパーは刻んでも、そのままでもいい。
(3)めんつゆは薄めずにソースの具材と混ぜる。
(4)オニオンスライスの上に豚バラのしゃぶしゃぶをのせ、あとは野菜ソースをかけるだけ。
本日のダンツマ達人…吉田正則
▽吉田正則(よしだ・まさのり)
鶏肉店と焼き鳥店を営む父親の後ろ姿を見て料理人を志す。高校卒業後、18歳で洋食店で料理を学び、その後、和食やとんかつ店など、さまざまなジャンルで修業を重ね、3年前から現在の店で店長兼料理人を務めている。
▽串粋(KUSHISUI)
1980年に東京・田町で創業。サラリーマン、OL、主婦らに愛され、7年前、現在の場所に移転。ランチは5種類で貴重な白レバーを焼き上げた数量限定の「レバー入り鶏重」(1000円)が1番人気。その他、「鶏重」「そぼろ天玉丼」「せせり鶏込玉丼」「カレー鶏丼」があり、選ぶのに迷うほど。夜は1800円(焼き鳥)、2000円(創作串6本)、3000円(創作串10本)の3つのコースがあり、すべて前菜、食事付き。
東京都中央区新川2-7-7
(日刊ゲンダイ2020年7月22日付記事を再編集)
フード 新着一覧