今回は人混みを避けながら、非日常体験ができるとっておきの穴場デートスポットをご紹介します。
大人の秘密の隠れ家
2020年9月にオープンした「Remake easy」は、月額3,000円(税込=以下同)で利用できる住所非公開の「会員制パフェバー」です。
住所非公開という甘美な響きが、より一層興味を引き立てます。一体どんなお店なのか、Remake easy CEOの林巨樹さん(27)に聞いてみました。
Remake easy CEO 兼 パティシエ・林巨樹さん
パフェやペアリングカクテル、店舗の演出などをデザインしているのは林巨樹さん。
有名どころでは、完全栄養食BASE FOODの「BASE BREAD」を監修するなど、今引っ張りだこのパティシエ起業家なのです。
「何でも聞いてください!」とのことで、お店について色々聞いちゃいました。
――どのような方が会員なのでしょうか?
「ミレニアル世代の女性がターゲットでしたが、蓋を空けてみると会員さんの男女比率は1:1。40代男性やパフェ好きなアラサー女子が、仕事終わりにフラッといらっしゃいます。
カップル利用が一番多く、デートで使いたい男性が『食事のあとに、甘いものはどうですか?』と誘うパターンが多くみられますね。
ユニークなのは、甘いもの好きな男性が1人で来店されること。流行りのアフタヌーンティーは女性客が9割で、男性は浮いてしまいがちです。うちはバーの要素が強いので、抵抗なく入っていただけるようです。
また、コロナ禍で大人数の女子会ができなくなり、しっぽりとした女子会も増えてきています」
パーフェクトであること、サスティナブルであること
――パフェへのこだわりを教えてください。
「もともとフランスに『パルフェ(Parfait)』というお菓子があり、それが日本に伝わってガラスに盛り付けられる独自のデザートになりました。この60年間、日本にしかないスイーツなんですよ。
パルフェは日本語に直すとパーフェクト、完全を意味するスイーツです。なのでポリシーは、“完全体なスイーツ”であること。
Remake easyでは、売り上げのために『おいしくない=原価を下げる』作業は一切しません。
会員制パフェバーとして会費をいただいてるので、原材料にお金をかけられます。
ひとつひとつの素材をサスティナブルな観点から選び、本当に良いものを使えばスタッフも自信をもって提供ができます。
働き手のやりがいを搾取せず、持続可能性も同時に追求しています」
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