清楚な女子=モテる? 男性たちの本音と令和的「モテ」とは

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2019-10-26 04:39
投稿日:2019-05-20 06:00

アラサー男性たちに聞いてみました

 モテ、ってなんなんだろう。そう考えることはありませんか。

 多くの女性が思い描くモテる女性とは、「暗めの髪色のロングへア、白やネイビーのワンピースでスタイルがよく、ナチュラルメイクでぱっちりと大きい目」…というようなイメージではないですか?

 しかしそのイメージ、本当に合っているのでしょうか。年号も変わりました。しかしこの”モテ”価値観、なんだか一昔前から全く変わってないように感じませんか?

 そこで、今回はアラサー男性たちに”典型的清楚系女性はまだモテるのか”を聞いてみました。目からウロコな回答もたくさんあったぞ。

「白やネイビー」「きれいめ服」が正解ではない?

 まずは「デートの鉄板コーデ」として捉えられるネイビーや白のワンピースやフレアスカート。今でもこのコーデはモテるのでしょうか。男性たちの声は……。

「女性らしくていいと思うけど、別にキュンとはしないかな」(26歳・美容師)

「仕事場で見る人ってみんなそんな感じだしさ、土日にデートするならもっと違う一面が見たい気もするかも」(28歳・IT系)

「その服が好きなら良いと思うけど、その服が似合うのって美人だけな気がする」(24歳・コンサル)

 意外と鉄板服に関しては微妙な反応も多いように感じました。「ナシではないけど、別に普通」という意見が多い様子。

 世間的な流行としてはカジュアルな服の流行が進んでいるということもあり、そことは一線を画する清楚服は「仕事っぽい」「ありふれている」というように受け取る男性も多いのかも。

 もちろん、こういう「美人百花」的な女性が好みだ、という男性には刺さるものがあるのかもしれませんが、「白とネイビーでスカートを履いておけばモテる」というのはもう昔の話、と言えそう。

 女性のファッションも多様化したので、やはり相手の好みやデートの場所などのTPOに合わせてコーディネートすべきで、「これならとりあえずモテる」という感じではないようです。

「メイクはナチュラル」も幻想?男性も気づいている

 次はメイクのことも聞いてみました。清楚なモテメイクといえば、「ナチュラルなメイクに映える目や口」という印象ですが……。

「つけましてる、とかは嫌かも。でもマツエク?してる人っていつも目元かわいいイメージ。美容に気を使ってると印象がいいです」(25歳・金融)

「ナチュラルならいいってもんでもないと思いますけど。インスタにいるかわいい子ってけっこうメイク濃い気がするし。透明感あればいいんじゃないですかね」(28歳・アパレル)

「メイクのことはよく分からないけど、とりあえず肌がキレイならいいと思う。崩れてるのは汚いから、しっかりした方がいいんじゃないですか」(23歳・大学院生)」

 男性からするとメイクのことはよくわからない、というイメージも強いようなので、NGなのは「アイメイクが濃すぎる」「マットすぎる赤リップ」「殴られチーク」のような分かりやすい濃さだけのよう。

男性が気にしているのは女性の肌質

 芸能人がしているメイクがナチュラル風に見えて本当はしっかりメイクされていることが受け入れられているように、男性からしてみると「とりあえず明らかにやりすぎない範囲でキレイにしていればいい」というざっくりした理想を持つ人が多いようです。

 それよりもほとんどの男性が気にしていたのは「肌質」。メイク時はもちろん、すっぴんにあまり差がでないことも求められているようでした。

 世間的に可愛い子が増えている分、女子に求められるハードルは高くなっているみたいですね。メイクの濃さにこだわっている場合ではなく、素材を活かすスキンケアと、明るいところでは毛穴や陰影など、やはりベースメイクに力を入れるべきかも。

 薄いメイクの子がかわいいのなんて幻想、と男性ももう分かっているようですよ。

「清楚」であるかはもはや重要じゃない!

 日本の女性はどこか「清楚であること」に憑かれているように思うことがあります。しかし、今は若い男性を中心に「女性の多様化」が受け入れられているように感じました。

 その人に似合っていれば好きな服を着ていいし、仕上がりが良ければどんな行程でメイクしていてもいい。

 YouTubeの流行などから、「かわいいは作るもの」だということを男性も知ることができるようになって、その「努力値」も評価してもらえるようになっていると感じます。

 だから、もう清楚を目指さなくてもいいんです。だって、清楚でいれば好きな人に好いてもらえるわけじゃないんですから

 あなたに似合う服とメイクで、あなたらしさを見てもらえる恋が、きっとあなたを幸せにしてくれるはずですよ。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


プレ更年期でニキビ?女性ホルモンの乱れが…【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【夏の脇汗】毎シーズン悩む…洋服の黄ばみ&ニオイどう防ぐ
 夏になると多くの人を悩ませるのが「脇汗」ですよね。洋服の種類によっては、くっきりと脇汗部分だけ色が変わって、黄ばみやニ...
2022-06-15 06:00 ビューティー
実感!偉大なる“おばあちゃんの3大教え” 2022.6.14(火)
 おばあちゃんっ子です。母が病弱だったこともあり、小さな頃からしょっちゅう祖母の家に預けられていました。大学も祖母の家か...
梅雨・台風の不快を減らしたい!1日1分の耳穴ストレッチ<前>
「梅雨の時期や台風が多い時期は、なぜかカラダの具合が悪い……」という人は、意外と多いのではないでしょうか。それは自律神経...
疲れ目対策&美鼻狙いで「耳穴ストレッチ」1日2分でOK<後>
 前編では、骨格矯正士の清水ろっかん氏の著書「『聞こえ』がよくなる! 耳穴スイッチ」(世界文化社)から、「気象病」を治せ...
髪色より眉色チェンジ!垢抜け狙いの時短メイクは目元がカギ
 メイクのテイストを変えるなら、“眉色”に変化をつけるのも人気ではあるけれど、せっかく眉を変えても「なんだか垢抜けないか...
やせたいのに食べてしまう!脱・過食は歯磨き粉を味方にする
 ダイエット中、やせたい気持ちとは裏腹に食べてしまった経験はありませんか? そのたびに自己嫌悪に陥り、さらにストレスで過...
低用量ピル愛用歴10年でドクターストップが!2022.6.9(木)
 ここ数年ですっかり身近になった低用量ピル。周囲にも「飲み始めたんだ~」と気軽に話してくれる友人が増えてきました。しかし...
梅雨の湿気で髪ボンバー!「ボサこ&ぺたんこ」お悩み別対策
 湿気の多い梅雨の季節は、髪に関する悩みが尽きませんよね。ボサボサになって広がってしまう人、うねってしまう人、ぺたんこに...
「黒目を大きく見せるメイク」習得すべし!やりがちNGも紹介
 ポイントメイクの中でも、多くの女性が重要視しているアイメイク。アイメイクのトレンドは変わっていくものの、黒目の部分が大...
万年ダイエッター卒業? 夏までに無理せず緊急ダイエット5選
 ダイエットは、女性にとって永遠のテーマです。「年中、ダイエットをしている」なんて人もいれば、なんらかの理由で「すぐに痩...
2022-06-04 06:00 ビューティー
【ドラコス3選】ギョッ!シミ・シワのケアは毎日の習慣に
 久しぶりにデパートのコスメカウンターに座って鏡を見た時に、自分の目元のくすみにギョッとしてしまいました。デパコスを買う...
「本気デートに合うバッグ」男性は金銭感覚も見てるんだと!
 大好きな彼とデートに行く時、メイクや洋服のコーディネートはばっちり決めていくのに、バッグに関してはいつもの使い慣れたも...
痩せられる人と痩せられない人には明確な“境界線”があります
 女性の多くは、ダイエットを経験しているでしょう。でも、「結果を出せた!」という人は、意外と少ないもの。どうして同じよう...
「刈り上げ女子」への疑問 伸びてきたらメンテどうしてる?
 最近増えている「刈り上げ女子」。下ろしていればいつも通りのスタイル、アップにすればクールな印象になり、2WAYのスタイ...
叶姉妹は無理でも40女のセクシーメイクは“カモメ”を意識して
 家事や仕事、子育てに奮闘する30代を過ぎ、少し落ち着いてくるのが40代。あらためて、女性としての色気や魅力を大切にして...