居酒屋やレストランでトマトとタマネギのサラダを注文すると、スライスしたり、くし切りにしたりしたトマトが主役。タマネギはみじん切りで、ドレッシングの材料になっていることが多いですよね。でも、ワンダサンさんが手掛けるサラダは違うんです。
「分量は、トマトが多めでも、タマネギも食感を残すように細めの角切りです。細切りにしたピーマンとともに、ぜひ食感を楽しんでください」
トマトの赤、タマネギの白、ピーマンの緑が目に鮮やか。口に運ぶと、ピーマンとタマネギはシャキシャキと歯触りよく、程よい塩加減がトマトとタマネギの甘味を引き立ています。シンプルでサッパリとした一皿は白ワインやスパークリングに最適。
「お酢やワインビネガーは使いません。オリーブオイルと塩だけ。フレッシュなレモン汁を回しかけるのがコツです」
なるほど、酢を使わないから、野菜の甘味で味がひとつにまとまるのですね。
「ボイルしたレンズ豆を加えると、ビーンズサラダになるよ」
ぜひお試しあれ。
【材料】
・トマト      1個 
・タマネギ 3分の1個 
・ピーマン     1個 
・オリーブオイル     大さじ1 
・レモン汁     少々 
・塩        少々 
・こしょう  好みで少々 
【レシピ】
1. トマトとタマネギを角切りにして、ピーマンは細切りにする。 
2. 1にオリーブオイルを回しかけて、塩とレモン汁を少々。 
3. よく和えたら、出来上がり。 
本日のダンツマ達人…ワンダサンさん
▽ワンダサン 
 エチオピア出身。東京・新宿のアフリカ料理店「ローズ・ド・サハラ」で腕を磨き、2008年2月に独立。「お母さんに時々送ってもらう」というエチオピアのミックススパイス「バルバル」を巧みに使用する料理で、スパイス好きをうならせる。 
▼SAFARI 
 ワニやダチョウ、カンガルーなどアフリカならではの食材もメニューに並ぶが、野菜たっぷり、油控えめのヘルシー調理。特に「ドロワット」は、タマネギとチキンのみのシンプルなカレーながら、複雑な味が印象的でランチの看板メニュー。 
東京都港区赤坂3―13―1 ベルズ赤坂2階 
℡03・5571・5854 
(日刊ゲンダイ2018年6月21日付記事を再編集)
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