レモンの風味が初夏にピッタリ「ヤム・プラームック」でビールをグビリ

コクハク編集部
更新日:2024-04-26 06:00
投稿日:2024-04-26 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック・チャームンクンさんに、プリプリ×シャキシャキの食感が楽しい「ヤム・プラームック」のレシピを教えていただきました。

和えただけでこのおいしさ!

 毎度おなじみとなったタイ語講座。ヤムは「混ぜる、和える」で、プラームックは「イカ」なんですって。

 プリプリしたイカの食感と、シャキシャキのタマネギがマッチ。ほのかな甘味と酸味の中、ピリッとした辛味がやってきます。うーん、美味♡

「『ヤム』は主に調味料やソースで和える料理に使われます。日本で言うところのサラダに近い感覚で、これも日本語で言えば『イカとタマネギのサラダ』といったところでしょう。今回はイカだけですが、さまざまな魚介類を入れればヤム・タレー(タイ語で海)に。具材を和えただけなので、冷蔵庫なら1週間ほど日持ちしますよ」(川口オーナー)

 レモン汁が全体の味をまとめており、実にさっぱりとした一品。ただ、そこは唐辛子とホットチリソースを使ったタイ料理。

 辛さで熱くなった口の中を冷やすのはやはり、黄金色に輝くビール一択!

【材料】

・イカ(ゲソでも可) 50グラム
・タマネギ 30グラム
・セロリ 20グラム
・万能ネギ 10グラム
・ミニトマト(半切りにする) 1個
・ニンニク 1片
・唐辛子(可能なら生唐辛子) 1、2本
・パクチー 適量

調味料
・ナンプラー 大さじ1.5
・レモン汁 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・うま味調味料 ひとつまみ
・ホットチリソース 小さじ1

【レシピ】

(1)ニンニクと生唐辛子は粗みじん切り、タマネギとセロリは薄切りにし、万能ネギは2センチ程度の長さに切る。パクチーはざく切り。

(2)ボウルでニンニクと唐辛子、調味料を混ぜる。

(3)イカは食べやすい大きさに切り、沸騰したお湯で1分ほど、火が通るまで茹でてザルに上げる。

(4)2のボウルに熱いままのイカ、野菜をすべて入れて和え、皿に盛り、パクチーを添えて完成。レタスなどお好みの野菜で盛り付けてもいい。

本日のダンツマ達人…ウィラサック・チャームンクンさん

▽ウィラサック・チャームンクン
 1975年10月、タイ出身。18歳から33歳までタイのレストランで働き、その後はオープンスタッフを募集していた広島のタイレストランに勤務し、現在に至る。

▽オールドタイランド
 株式会社S.S.Cの川口洋代表取締役が2012年5月にオープン。19世紀のタイの民家をモチーフにした異国情緒漂う店内と、タイ人コックの作る本場料理が名物。

東京都港区新橋2-15-3 1階

(日刊ゲンダイ2020年11月13日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「叩き長芋と酒盗の磯辺巻き」日本酒好きにはたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
刺し身を使った簡単アレンジ「カツオとウドのなめろう」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、居...
「つぶしなます」盛りつけ前に指でギューッとつぶすのがコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・品川の「あじろ定置網」の西潟正人さんに、ウ...
ホクッとプリプリ「そら豆とエビのクリームチーズ和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインと一緒に「ソーセージとクレソンのペペロンチーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「イワシのリングアータ」脂の乗った身をサッパリといただく
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
自家製の万能ダレが食欲をそそる「手羽先の甘だれ炒め煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
「アジのパクチーなめろう」和の肴とパクチーの意外な好相性
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
春の味覚「ホタルイカとカブのマリネ」はひと手間でプロの味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
使う食材は2つだけ「菜の花のからし和え」は春らしさ満開!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
「イカ海鮮水餃子」出汁たっぷりの卵と海鮮の甘さがピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前の中華料理店「チャイナサーカス」の劉...
スパイシーさが新しい「カツオと山芋のスパイスオイル和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
「カキのワイン蒸しトマトサルサ添え」濃厚なのにサッパリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
あっさり「ベーコンと玉ネギの和え物」は箸休めにうれしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
新潟の伝統調味料がいい仕事する「タコとかんずりベーコン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「菜の花の昆布締め」染み込んだ出汁とほんのりした苦み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...