デリケートゾーン洗うとしみるんですけど!2022.12.26(月)

コクハク編集部
更新日:2022-12-26 06:00
投稿日:2022-12-26 06:00

突然やってきた「ボディソープがしみる」問題

ついにきたのね(写真:iStock)
ついにきたのね (写真:iStock)

 私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。

 いつものように浴室で洗体しようと、お気に入りのボディソープ(液体)を泡立てネットを使ってモコモコモコ~っと泡立てて、手で優しく包み込むように洗っていると、いや~な刺激を感じるではないですか。

 なんかヒリヒリする、なんかしみる気がする……。

 その違和感は激痛が走るようなものではなく、シャワーで洗い流し、お風呂上がりにバスタオルで優しく拭き、下着を身に着ける頃にはすっかり忘れてしまう程度です。

 気のせいかな、気のせいだよ。ああ、気のせいだ。翌日もまたお風呂上がりに下着を身に着け、パジャマに着替えたら、「その違和感」は忘却の彼方。とはいえ、3日間連続で“学習”すれば、「私、いよいよ普通じゃないかも?」と一抹の不安がよぎります。

 そうなんです、40歳半ば、ついに「デリケートゾーンしみる問題」に直面したようです。

原因はナニ? 専門家に聞いてみた

オーガニックの全身用ソープを使っていたら…(写真:iStock)
オーガニックの全身用ソープを使っていたら… (写真:iStock)

【悩み】
 全身用ボディソープ(液体)で、デリケートゾーン(外陰部)を洗っていたら、軽くヒリヒリする、しみるような感覚があるのですが、原因は何ですか?

  ◇  ◇  ◇

 大手化粧品メーカーの研究所に在籍した経験などを生かし、累計40万人のトータルビューティーカウンセリングを行っている紫関奈保実さんによると、ソープがしみた原因だと考えられるのは、主に4つ。

1. 洗いすぎ、こすりすぎ

 デリケートゾーンは粘膜です。目と同じ粘膜なので他の皮膚と比べると薄く、毎日ボディソープでゴシゴシこすったり、強い力で洗い続けたりすると、知らなうちに粘膜を傷つけてしまう可能性もあります。

2. ナプキン、下着によるこすれ

 肌に合わない素材や不衛生な下着、小さめのボトムはこすれや締め付けの原因になります。肌に合わないものを着け続けていると、知らない間に粘膜が傷ついていることも。

3. 使用しているアイテムの成分

 ソープに配合されている成分の一部、たとえば、洗浄目的で配合している界面活性剤がデリケートゾーンに合わないことも考えられます。

4. 生理中、ラブタイム後などのphの変化

 デリケートゾーンのph(水素イオン濃度)は生理前後で変わります。一般的に普段は酸性ですが、生理中は中性となり、不快感だったり、雑菌が繁殖しやすいと言われています。

 またラブタイム中に出る粘液でもデリケートゾーンのphは変わります。ラブタイム中は敏感になっていることもあるため、終わった後にソープがしみる場合は皮膚が傷ついている可能性もあります。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


「膣おなら」の原因は?【医療専門家監修】性交渉や運動中に恥ずかしい…
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
値段差4300円!SUQQUソックリの「エクセル」お粉はプチプラの鑑だ
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
愛用する化粧水が“改悪”の悲劇!敏感肌の30女が頼った「2つのブランド」
 敏感肌ですぐに赤くほてってしまうタイプのため、鎮静効果のある化粧水を長年愛用してきました…が、それがリニューアルされて...
【ユニクロ】絶賛セール中!ドローストリングショルダーバッグが超使える
 今年はユニクロのラウンドミニショルダーバッグが流行りましたが、ドローストリングショルダーバッグも大容量で魅力的なのを知...
アイラインガタガタ大丈夫?化粧崩れおばさん一直線の3大NGアイメイク
 年齢を重ねていくと、濃いメイクはすっかり卒業して、ナチュラルメイクに切り替える人も増えますよね。  しかしナチュラル...
乾燥シーズン到来!美容ジャーナリスト注目の新作・顔&頭皮スキンケア4選
 気温もぐっと下がって、いよいよ本格的な乾燥シーズンに突入。季節がわりに注目したいのが新作スキンケアですが、今年の秋冬も...
雑誌付録11点盛り!目玉の「サボン」ボディスクラブでカラダも大掃除
 今回ご紹介する雑誌付録は、美容やコスメ好きに人気な「VOCE」通常版2024年1月号(浜辺美波表紙ver.)の「ボディ...
いびきの種類は大きく2つ!【専門家監修】メカニズムとカンタン対処術
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
マフラーの季節になりました♡小顔効果がうれしい4つの巻き方、ご存じ?
 冬になると活躍するマフラーやストール。でも、ただでさえ着膨れする冬に、顔まわりまで布を巻くと「太って見えそう」と心配す...
目、眉毛、口…20代男性がぎょっとするアラフォー女性の三大残念メイク
 年下男性たちは40代の女性のメイクを、秘かに採点しているんですって!  上品でかっこいいとドキッとすることもあれば...
猫も杓子も「まるでこたつソックス」推しだけど、超足冷え40女に効果は
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
なんか変!「タイツ×パンプス」冬の足元コーデ黄金ルール4つを見直そう
 冬の足元コーデでよく迷うのが「タイツ×パンプス」のコーデです。すっきり足元をまとめたいけれど、なんだか合わなくて変な気...
ヘアマスク現品付き!美STの“太っ腹”付録で美容バスグッズ3品を体験
 今回ご紹介する雑誌付録は、アラフォーの知りたい最新美容事情がマルっと網羅されている「美ST」特別版2024年1月号(内...
体重同じでもたるんたるん…体型の変化に打ち勝つ「太りにくい」生活習慣
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ジェルネイル“唯一の難点”を解決したい!手軽にセルフオフする7つの手順
 すぐに落ちてしまうマニキュアとは違い、美しいツヤやぷっくりとした立体感、豊富なデザインを長く楽しめるジェルネイルは人気...
40代のだるだる骨盤に喝! 美容家がガチ推しする“ライトな補正下着”3選
 40代になってくると、30代までは気にならなかった「骨盤」にまつわるアレコレが気になり始めませんか?  以前よ...