夫婦のセックスレス問題 解消されれば離婚は回避できるのか

豆木メイ フリーライター
更新日:2023-01-24 06:00
投稿日:2023-01-24 06:00

パートナーに向き合う姿勢が大事

 このことから、いかに相手への思いやりの気持ちが大事なのかを考えさせられます。

 セックスがしたくない夫に対して無理強いするつもりはありません。ですが、それにより自分の性的欲求が満たされない私は永遠に我慢するべきなのでしょうか?

 そこに目を向けずに、夫はセックスしたくないという欲求を満たし続けているって、なんだかずるいなぁ……と感じてしまいます。

 その態度が私の気持ちをすり減らし、夫への愛情をなくしたのだと思います。

レス気味の方は早めの対策を…

 ここまで私の気持ちがこじれているのは、セックスレス歴が長すぎることが原因です。

 もし、今セックスレスになりかけている夫婦やカップルの方には早めの対処をおすすめします。

 セックスレスの一般的な定義は、「カップルで1カ月以上性交渉がない状態」をいいますので、意外と多くの人たちが当てはまるのではないでしょうか。

 まだ、相手への性的な欲求が少しでもある段階で改善に向けて動き出して欲しいのです。

 「仕事から帰るのが遅くて、気がついたら寝ている」
 「子育てが大変で、夜に体力が残っていない」

 このような言い訳はよく聞かれますが、落ち着いたらそのうち復活するだろうと思っていたら、時間だけが過ぎていくというのはあるあるです。

 時間が経てば経つほどに、センシティブなセックスの話題はお互い触れられないものになっていきます。

 とはいえ、筆者も解決できていない立場なのでどう対処したら良かったのか……いまだにわかりません。

拒否している側は何も感じていない

 このように拒否される側は何年も悶々とした悩みを抱えていますが、一方拒否している側はおそらく何も感じていません。

 相手も「セックスする気がなくなったか、やれやれ」ぐらいにしか感じていないはずです。これも由々しき事態。

 あなたが不満に思っているならその気持ちを言い続けるべきです。

 しかし、そんな風に言っている筆者は夫にセックスレスの不満を全く伝えられていませんので、これがいかにハードルの高いことなのか……よくわかります。
 
 夫婦って毎日一緒に暮らしていますが、肝心な言いたいことが言えない一番遠い他人にもなり得るので悲しいものです。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


パリピ男子に港区おじさん…令和に振り返る平成のドン引き男
 平成が終わり、令和がスタートして10日余り。年号は変わっても女性をドン引きさせて止まないクズ男は不滅です。というわけで...
しめサバ子 2019-05-12 06:00 ラブ
異性にも同性にもモテる! 飲み会でデキる女がしていること
 お酒を飲むと、普段なら話せないような話で盛り上がったり、その人の本性が垣間見えたり、とにかく「飲み会」って本当にロマン...
孔井嘉乃 2019-05-11 06:00 ラブ
「元妻は鬼嫁」と言い切る離婚夫…反逆する元妻の言い分は?
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-10-22 15:46 ラブ
「僕が離婚を決めた原因は…」鬼嫁に愛想を尽かした男の真実
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-11-13 18:13 ラブ
高齢の親を呼んでこき使う…夫が呆れた“究極の鬼嫁”の愚行
 世の中には「鬼嫁」であるだけでなく、そこに「親離れできていない」というハタ迷惑な気質を備えた悪妻も存在するようです。 ...
並木まき 2019-05-10 06:00 ラブ
「引き寄せの法則」が理想の結婚につながらない不都合な真実
「引き寄せの法則」――。それは、自分の思考やあり方を変えることによって“望ましい現実”を引き寄せようとするもの。ナポレオ...
しめサバ子 2019-05-10 06:00 ラブ
一体どういう意味? 男性から来る「謎LINE」の真意を解説!
 LINE――。それは、今や恋愛において大きな駆け引きツールの一つです。  気になる男性とは、日常的に連絡を取りな...
ミクニシオリ 2019-11-11 12:29 ラブ
彼が仕事で忙しい時こそ会いたくなる女性になる方法とは?
「彼が忙しくて、全然かまってくれない!」そんな不満を持つ女性は多いでしょう。でも、実は彼の仕事が忙しい時こそ、女の見せ所...
孔井嘉乃 2019-05-08 06:01 ラブ
インスタ女子もドン引き 「いいね!」をケチる男の恋愛傾向
 渋谷にオフィスがある某IT企業で働くサナ(31歳独身)は、OLながらインスタではフォロワー1万人を越えている、いわゆる...
田中絵音 2019-05-07 18:58 ラブ
入籍直後に発覚 義母を震撼させた「新米鬼嫁」の奇行事件簿
 結婚した当初くらいは「姑に気に入られたい」と、たゆまぬ努力を重ねる女性も少なくありません。ところが世間には、入籍を済ま...
並木まき 2019-05-15 08:18 ラブ
男性と女性の趣味に対する考え方の違い…真のモテ趣味って?
「ご趣味は?」と聞かれた時、あなたは何と答えていますか?もしも男性ウケを狙って「料理」なんて答えているなら要注意!もしか...
孔井嘉乃 2019-05-06 06:00 ラブ
女性起業家に迫り寄る 自称スーパーコンサルタントの魔の手
 IT起業家――。西麻布、六本木、恵比寿、銀座など華やかな繁華街でシャンパンを嗜み、有名女優らと浮名を流して世間を騒がせ...
しめサバ子 2019-05-05 06:00 ラブ
息子が不憫…義母が心痛める“鬼嫁疑惑のある年上妻”の実態
 息子が結婚し、お祝いムードに浸っていたのもつかの間、ひょんなことから嫁の本性を知ってしまい、愕然とする義母も珍しくない...
並木まき 2019-05-15 08:19 ラブ
“熱い男”松岡修造に成長する可能性を秘めた男子の特徴とは?
 新入社員が選ぶ「理想の上司」で常に上位にランクインし、著書「まいにち、修造!」はベストセラーと、人を惹きつけてやまない...
しめサバ子 2019-05-03 06:00 ラブ
時代錯誤…婚約中に飛び出した彼ママの“時空を超えた迷言”
 大好きな彼と婚約し、幸せな気分でいたのもつかの間、姑となる彼ママから強烈なるイヤミを浴びせられる女性もいるようです。高...
並木まき 2019-05-02 06:00 ラブ
結婚するなら「適当系料理男子」 見分け方のポイントは?
 結婚相手を選ぶ時、相手が料理男子か否かというのは重要な要素ではないでしょうか。日々の家事の中でも「料理」を分担できると...
孔井嘉乃 2019-05-01 06:00 ラブ