レズビアンオナニーLINEの相手は“ネカマ”美青年だった!#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-03-04 12:26
投稿日:2023-02-24 06:00

悲しすぎる過去が明らかに

――ユイ、聞いてほしい。両親は僕が幼いころに離婚して、僕は母に引き取られた。生活力のない母は水商売をして、そこで会社経営をする客……僕の義理の父となる男と知り合ったんだ。母はホステス業から逃れるため、父と男女の関係になり、結婚にこぎつけた。義父は母を大事にはしたが、僕には冷たかった。姉たちも僕をオモチャにした。


 従順にしなければ僕は家を追い出されるかもしれないという恐怖が常に付きまとったよ。それが結果的に、姉たちの言いなりになるという選択をさせたんだ。


 僕だけじゃない。万が一、姉たちの機嫌を損ねれば、母も一緒に捨てられる可能性だってゼロじゃなかった。

――そんな……リク……。

――いつも父と姉の顔色を見ながら育ってきた悔しさ……ユイには分かるかい

 私は何も言えません。脳内はまだまだ混乱しています。

 すると、リクが言葉をつむぎました。

レイプ同然の童貞喪失

――初体験は中2の夏。相手は姉の女友達の女子大生だよ。


 レズビアンだという彼女は、僕に化粧をして姉の浴衣を着せて、無理やりペニスを咥(くわ)えた。『怖がらないで。気持ちよくしてあげる』と僕の勃起をねぶり回して、一度射精させ、回復した2度目の勃起を見て、嬉しそうにまたがってきたんだ。


『生理は終わったばかりだから、中に出して』って腰を振られて、あえなく昇天さ。


 レイプ同然の童貞喪失だったよ。それから、続けざまに姉のクラスメイトたちが日替わりでが僕を犯した。


 生理中のアソコを舐めろと言われたこともあるよ。命令に従えば、お小遣いをもらえた。

女の欲望のはけ口だった少年時代

 そのうち、姉2人も僕と関係を持つようになったんだ。僕は彼女たちの男娼……いや単に欲望のはけ口だった。


 ユイが『キレイ』だと褒めてくれた僕の中性的な容姿は、女の獲物になり、同時に武器にもなったんだ。レズビアンのマッチングアプリでも、けっこうな数の女性を騙したよ。

――女の人を憎んでいるの……?

――そうかもしれない……。

 リクの声が次第に涙声になっていくのが分かりました。

 幼少期の両親の離婚から始まり、義理の父との確執。義理の姉たちや女友達からの性的虐待。一方で整ったルックスを武器にして、レズビアンのマッチングアプリで女性と出会い、性的な行為にも……」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク