絶対に役立つ!「白ワインの品種はたった4つ」覚えればいい

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-03-08 06:00
投稿日:2023-03-08 06:00

ワインを飲む機会が増えてきた…!?

 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。新型コロナウイルスによる行動規制の緩和に伴い少しずつ飲み会が増えてきた今日この頃。「ワインを飲む機会も増えてきた!」という方もいらっしゃるのでは!?

 今回は、お店で買う、お店で飲む、おうちで飲む、さらにはワイン会にお呼ばれした際の席でも役立つ、今さら聞けない超基本的知識として「最低コレだけは知っておきたい! 王道の白品種」をご紹介したいと思います♪

5000品種の中から4品種を覚えればいい

 ワインの原料となるブドウは、現在約5000品種あるといわれています。世界中どの産地でも必ず白ワインは造られていますので「白ワイン」とひと言でいっても膨大な種類があるわけですが、まずは「基本4品種」を覚えていただければ……!

1. シャルドネ

 全世界人気NO.1、超王道の白ブドウ品種が“白ワインの女王”とも呼ばれている「シャルドネ」です。フランス中部のブルゴーニュ地方が原産で、万人ウケする風味と栽培のしやすさからワールドワイドに栽培されています。

 ブドウが育つ地域の気候や土壌によって、まるで女優のように風味が変化するので、産地ごとに驚くほど味わいが違いますが「コクがあり、樽の風味との相性が良く、樽で熟成させたものは魅力的な風味が増す」という特性があります。基本的にはこの特性を生かした造り方がされるので、初々しい若手の女優から風格漂う大女優まで、その表情は多彩ですが、いずれも樽香が感じられると思います。

2. リースリング

 シャルドネと並ぶ“二大高貴白ブドウ”のひとつが、ドイツ原産の「リースリング」。特徴はなんと言っても、優雅さと繊細さ。エレガントで上品な酸味が身上です。早飲みワイン(熟成させていない若いワイン)は白い花の香りがしますが、熟成させるにつれて石油のような独特の香り(ペトロール香と呼んだりします)や、ハチミツなどの甘美な香りを放ちます。

 耐寒性が強く冷涼な地域でポテンシャルを発揮する品種で、甘口から辛口までさまざまなタイプのワインを生み出すことができます。

3. ソーヴィニヨン・ブラン

 フランスのボルドー地方が原産の「ソーヴィニヨン・ブラン」も世界中で人気の品種で、あらゆる地域で栽培されています。グレープフルーツなど柑橘系の果物やハーブの香り、青草のようなグリーン系の香りを持ち、やや強めの酸味とさっぱりした味わいが特徴。

 ちなみに白ワインのトレンドとして、ニュージーランド(NZ)のソーヴィニヨン・ブランが大人気。この品種の特徴がさらに際立つワインが生産されています。トロピカルフルーツのような華やかな風味がワインラバーズにもワイン初心者にも愛され、個人的に私も大好きな味わいです♪

4. 甲州

 最後に、日本人の私としては、日本独自の最重要ブドウ品種「甲州」もぜひお知りおきいただきたい! 主要産地は山梨県で、柔らかくまろやかな酸味、アルコールは控えめのものが多く、軽やかな味わいです。近年の和食ブームの後押しもあり、NZのソーヴィニヨン・ブランに負けず劣らず、人気急上昇中の品種なんですよ♪

ザ・王道「シャルドネ100%」の神旨ワイン

 たーくさんの白ブドウ品種の中から「とりあえず!」の基本4品種をご紹介しましたが、身も心も白ワインが恋しくなってきたところで(笑)、ザ・王道の味わい「シャルドネ100%」を、超絶お手頃価格で楽しんでみてください♪

 前回初登場の輸入品店「Jupiter(ジュピター)」で購入した神旨ワイン『ラ・ロンスレ シャルドネ』

 通常1397円(税込み・以下同)で売られているのですが、私が訪れた日もセールをしており(Jupiterは日常的にワインのセールをしているんです!)、なんと、968円でゲットしちゃいましたぁ!

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


インスタ映え「油揚げサンド」 少しずつ温めパリパリ食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「シチリア風肉団子」刻んだアーモンドが程よいアクセントに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
味付けはあなた次第!どのお酒とも相性抜群 「挽き肉豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
「サバ味噌缶のチーズ焼き」フライパンいらずの簡単おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
「とうもろこしとクリームチーズのかき揚げ」アツアツが美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さん...
種だと思ったら…「驚きのアボカド」は健康・美容にも効果的
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
美味しい糖質オフ「厚揚げのカリカリ焼きネギじゃこソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
ピリッと「シイタケのオーブン焼きブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
「saba-can」定番のサバ缶を野菜とスパイスでインド風に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
中目黒で大人デート 「グルドボワ」最先端フレンチの魅惑
 世界で最も多くの星を持つ魅惑の美食都市「東京」。飲食トレンドリサーチャーの山口えりこが、10,000円以下で最高の料理...
山口えりこ 2019-05-22 06:01 フード
「のどぐろ煮付け」たった10分でおつまみにもおかずにもなる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒で新鮮な牡蠣とのどぐろを楽しめる専門...
3分で作れて激安「貝柱のずんだ和え」 味付けで西洋風にも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・向島の老舗料亭「櫻茶ヤ」の添野光二さんに、...
「レンコンの紅しょうが焼き」味付けいらずで冷めても美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のミシュランにも掲載された割烹「ふ...
ワインに「ブルーチーズとドライフルーツのタルティーヌ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
「梅肉とワサビの香り和え」刻んで混ぜるだけでお酒のアテに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、簡単な...
恵比寿の超人気店「賛否両論」予約が取りやすい時間帯って?
 世界で最も多くの星を持つ美食都市「東京」。恋人と友達と家族と。美味しくて素敵な、記憶に残る時間を過ごしませんか?飲食ト...
山口えりこ 2019-05-28 05:32 フード