「浮気したヒモ男に愛情皆無」6年の事実婚を解消したい女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-03-11 06:00
投稿日:2023-03-11 06:00

法律婚も視野だったけど…

 事実婚をスタートさせた当初は「うまくいきそうなら法律婚に進もう」とふたりで話し合っていたという悠香さん。しかし一緒に住んで1年もする頃には、トシキさんには言わなかったもののいつか終わりがくる関係だと悟っていたと振り返ります。

「ところが問題は、トシキが事実婚解消を渋っていることなんです。彼は『法律婚をする前提で一緒に暮らし始めたのに、別れることになるなんて話が違う!』と言っているんです。

 実際には、そんな約束はありません。もともと“うまくいきそうなら”という前提で法律婚の話はしてきましたが、無条件に法律婚をするとはひと言も言っていませんから」

愛情は完全に消え失せた

 悠香さんとトシキさんの間で、認識の違いが生じていることから別れ話は難航中。今すぐにでも別れてしまいたい悠香さんに対して、トシキさんは毎日のように恨み節をぶつけてくるそうです。

「私の別れる意思は変わりません。しかもトシキは浮気までしましたからね、もう修復は不可能です。

 それに……、もう私はトシキへの愛情も完全に失せています。同居人というか、事実婚のパートナーだから仕方なしに一緒にいるしご飯も作っているけれど、この関係を本気で終わらせたい思いは日増しに強くなるばかり。

なぜ渋るのかがわからない

 でも……、トシキが事実婚の解消に渋る理由がわからないのです。だって、浮気までしていたんだから、もういいじゃない? って思いませんか?

 浮気をして生活費もあまり払わないくせに事実婚だけは続けたいなんて、虫がよすぎると思うんですよ。

 せめて、トシキが別れたくないと言っている明確な理由がわかれば対処もできそうなのですが、ちゃんとした理由も言わずに『俺は別れない!』と主張するばかりなので、私はどうすればきちんと別れられるのかわからず、ずるずると時間ばかりが取られているんです……」

 すでに事実婚を終える決断は下している悠香さん。何があってもこの気持ちは揺らがないと感じているそうです。では、なぜ夫のトシキさんはそこまでかたくなに別れ話を拒むのでしょうか。実はトシキさんには彼なりの言い分がありました。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋愛あるある!男女の価値観の違い8選&壁を乗り越える方法
 日本における離婚の大きな原因が「価値観の違い」というのは、有名な話。でも、個人の価値観という前に、そもそも性別による価...
同棲で結婚が遠のいたアラサー女子…男が逃げ出した実態とは
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。結婚を考えている相手とは期限を決めたりして一緒に住んでみることをおすすめして...
山崎世美子 2020-07-25 06:00 ラブ
心の傷に応急処置!「離婚断捨離」をして環境を変えてみよう
 幸せだった挙式の写真、もらったプレゼント、一緒に選んだ家具家電。新婚当時はキラキラと輝いていた思い出の品々も、離婚が決...
七味さや 2020-07-24 06:00 ラブ
結婚前に同棲しておくべき? メリット&ルール決めのヒント
 彼氏がいる人の中には、結婚を意識している人もいるでしょう。そんな人の中には、結婚前に同棲するかどうか、悩んでいる人もい...
恋バナ調査隊 2020-07-24 06:00 ラブ
あなたの“色気アピール”や“自分語り”は恋に逆効果なんです
 男性の気を引きたくて、ついついアピールしすぎてしまうことはありませんか? 実は、多くの女性が”アピりすぎ”で自爆してい...
内藤みか 2020-07-23 06:00 ラブ
男性から告白されたい♡ 好きな人に告白してもらう方法10選
 できることなら、男性から告白してほしいと思うのが女性の本音。しかし、なかなか思うようにはいかないのが「恋愛」ですよね。...
恋バナ調査隊 2020-07-23 06:00 ラブ
「やられた」を「やらかし」に…夫の不倫を応援した妻の思惑
 定期的に世間を賑わせる有名人の不倫劇。  この劇の嫌なところは、登場人物全員が「やられた」人間扱いされていること...
うかみ綾乃 2020-07-29 05:15 ラブ
北陸地方女性はカカア天下? 恋愛観や好相性の男性タイプ
 シリーズ「地域で違う!男女の恋愛観まるっと調査!」、今回は、北陸地方の女性を見ていきましょう! 北陸地方は、新潟、富山...
北陸地方男性は結婚向き!? 恋愛観や好相性の女性のタイプ
 シリーズ「地域で違う!男女の恋愛観まるっと調査!」、今回は北陸地方の男性をご紹介します! 北陸地方は、新潟、富山、石川...
私だけなぜ? 結婚できない女性の特徴7つ&叶えるための方法
 ある程度年を重ねると、結婚を意識する女性が増えてきます。特に現在、彼氏がいないと、周りの結婚ラッシュに慌てたり、将来に...
恋バナ調査隊 2020-07-21 06:00 ラブ
夫は苦悩の日々…“話をすり替えるのが得意”な鬼嫁たちの生態
 鬼嫁の中には、話をすり替えるのが大得意な人も少なくないのだそう。どんな話題も、自分の都合のいいように変えてしまうため、...
並木まき 2020-07-20 06:00 ラブ
気配りだけじゃダメ “真面目女子”に男性がときめかないワケ
 私はズボラでだらしない系の女子なのですが、そんなダメ人間をやっていますと、周りにはしっかりとした「真面目女子」がいるこ...
若林杏樹 2020-07-20 06:00 ラブ
なかなか会えない彼と…楽しくLINEを続ける5つのテクニック
 新型コロナウイルスの感染者数が再び増えています。第二波に備えて、一人ひとりの予防意識が問われていますね。こんな状況では...
ミクニシオリ 2020-07-19 06:00 ラブ
夫から三行半…メロンパンがとどめで離婚された美人妻の事例
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。昨今は男性から離婚を言い渡されるケースも珍しくなくなりました。生涯を共にする...
山崎世美子 2020-07-18 06:00 ラブ
どういうつもり? 恋人に2年間も結婚を先延ばしされている女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-07-18 07:49 ラブ
2年間にわたって結婚への踏ん切りがつかない男が抱える不安
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-07-18 06:00 ラブ