使い方無限!新玉ねぎの切るだけ酢漬け 2023.3.11(土)

コクハク編集部
更新日:2023-03-11 06:00
投稿日:2023-03-11 06:00
 新玉ねぎの季節がやってきました! みずみずしくて肉質の柔らかな新玉ねぎは、スライスして鰹節にしょう油をチョロッとかけて食べるだけで、春のごちそうですよね。ただ、水分がたっぷりなぶん、足がはやい……。
 ゲットした新玉ねぎは傷んでしまう前に酢漬けにしませんか?

新玉ねぎの季節がやってきた!

 新玉ねぎとは「温暖な地域で3~4月ごろに出荷される早取りのたまねぎの総称」(農林水産省HPより)のこと。

 一年中手に入る、いわゆるの玉ねぎは日持ちをよくするため、収穫後、天日干しなどで乾燥させてから出荷されますが、新玉ねぎは“獲れたて”がスーパーの店頭に並びます。

 大好きな食材TOP5に入る新玉ねぎ(筆者の胃袋調べ)。今年は産地直送の宅配通販サイト「産直アウル」を使って、玉ねぎの生産地として有名な瀬戸内・淡路島からお取り寄せしました。

 注文してから一週間ほどで届いた新玉ねぎは、段ボール箱を開けた途端、あの独特の香りがブワーッと広がります。これよ、これ。嗅いだだけで涙が出てきそうな“たまねぎ臭”も好物です(笑)。

 5キロ(2100円税込み。送料を合わせると、2750円)の購入で、野球ボールほどの大きなものが19玉、入っていました。

市販の「合わせ酢」で十二分においしい

 家族や友人におすそ分けし、スライスサラダ、外皮をむいて丸ごとスープは作るとして……残りはぜーんぶ、酢漬けにします。漬けるお酢は、米酢や醸造酢より甘めに調整された「合わせ酢」を。酢、砂糖(あるいはハチミツ)、そして塩を混ぜ合わせ、加熱して手作りするのもいいですが、市販のもので十二分においしい!

 合わせ酢はさまざまなメーカーが多種多様に展開していますが、お酢好きの母があれこれ試した結果、「新玉ねぎの酢漬けには『らっきょう酢』がイチ押し」と断言します。

 がしかし、自宅近くのスーパーを3軒ハシゴしてもなぜか売っていない……(昨年はあったのにな)。というわけで、全幅の信頼を寄せる創味の「だしのきいたまろやかなお酢」(500ml)を購入しました。税込み289円。

「新玉ねぎの切るだけ酢漬け」の作り方

 作り方はチョー簡単。

1. 新玉ねぎ(1個)は縦半分に切って芯を取り、縦薄切りにする。
2. 煮沸した瓶の中に詰め、“だしまろ酢”を瓶の3分の1程度の分量になるよう回しかけながら入れる。
3. 冷蔵庫で一晩ほどおいたら出来上がり。

 一晩おくと、玉ねぎは瓶の3分の2程度の量ほどに。合わせ酢と新玉ねぎから出た水分が相まっていい感じに。“だしまろ酢”をうたうだけあって、鰹と昆布のうまみがうまく調和し、らっきょう酢より甘さもひかえめです。

 この酢漬けがあれば、冷や奴に乗せるだけでもチョーごちそう。ツナ缶を開け、切ったかいわれ大根と一緒に和えれば、栄養価の高いおつまみにもなります。

 そして、酢漬け(漬け汁も一緒に)、めんつゆ、豆乳、ちょこっとの水を合わせれば、薬味要らずのつけ麺だれに。冷たいうどんやそうめんにぴったりです。

春の無敵の常備菜

 新玉ねぎの酢漬けの使い方・食べ方は無限といっても過言ではありません。まさに春の無敵の常備菜! 市販の合わせ酢は、お好みのものでOKですが、パウチではなく、キャップ付きのペットボトルタイプは冷蔵保存ができ、使い勝手がグー。

 ワンシーズンの中でも、新玉ねぎが手に入るうちは、作って食べては……の繰り返し。血液さらさら効果も狙いつつ、まずは胃袋から春を満喫したいと思います。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「長芋のチーズ焼き」意外な組み合わせとホクホク食感が新鮮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「定番のオム豚キムチ」ご飯が何杯でもいける“最強おかず”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「トンビ豆腐」豚の尾を“野菜だし”と3種の唐辛子でコトコト
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「シラス山椒」爽やかな山椒が香る和風マリアージュの王道
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「ナスのひき肉詰めムサカ仕立て」余り食材がおしゃれに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「ちくわの向こう側」えのき明太マヨがちくわにピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
黄身を崩して絡めたらも~最高! 絶品☆新玉ねぎのサラダ
 旬が短いからこそぜひ食べてほしい「新玉ねぎ」。通常の玉ねぎより水分を多く含んでいて辛みが少なく、柔らかな食感なので、生...
ぐっち夫婦 2020-04-28 15:10 フード
「クロスティーニ」あらびき肉とクリームチーズのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「マラケシュのポテサラ」4種のスパイスが食欲を刺激する!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「ナスの生姜焼き」甘じょっぱいタレはだれもが好きな味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
「ハッスルたらこ」お酒と白飯がグイグイ進む危険なおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
「チーズの葉わさび和え」ダイエット中の人にもお勧めしたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
「大山鶏山椒煮」抜群の素材の味を引き出すシンプルな味付け
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「サバと大根の湯揚げ」醤油とバルサミコのポン酢ソースで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「叩き長芋と酒盗の磯辺巻き」日本酒好きにはたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
刺し身を使った簡単アレンジ「カツオとウドのなめろう」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、居...