40代地下ドルの悲劇!夫と後輩ホステスの店内SEXに遭遇 #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-05-19 12:15
投稿日:2023-05-12 06:00

予想外の妊娠にママの対応は…

――2人で頑張ろうと思っていた矢先の予想外の妊娠、その後をお聞かせください。

「はい……。まずは、驚きました。排卵期を把握し、避妊を十分気を付けていましたが、まさか妊娠するなんて……。まだ息子は3歳で、これからお金もかかります。

 何よりも店内恋愛禁止の規則を破った代わりに、今まで以上に奮起しようと思っていたのに……。Nさんに連絡をすると、『それはマズいな……。店長やママに何て言おう』と困惑していましたね。

『堕ろしてほしい』と言われたらどうしよう……授かったからにはどうしても産みたい……。そう思いました。すると『店長には俺がきちんと話をつけるから安心して』と言われました。

 その日、開店前に店に行くと、ママと店長とNさんがいて……。

ママと交わした約束

 ママが開口一番、

――N君から話は聞いたわ。こればかりは仕方ないわね。お客様には『R美ちゃんは体調不良で休養をとるよう医師に言われたので、しばらく休ませます』と伝えるから安心して。

 ただし、お客様からメールや電話があっても無視しないでね。体調のいい時は『早く元気になるから、ちゃんとお店に通ってね』と間接的に営業するようプッシュして欲しいの。くれぐれも体調には気を付けて。

 そう言われました。

売り上げ上位ゆえの悩み

――分かりました。ご迷惑をおかけします。

 私は頭を下げるばかりです。Nさんも始終申し訳なさそうにしていましたね。なので、彼は担当するホステスを増やして売り上げアップ、そして、スカウトの仕事も引き受けました。

 六本木や銀座、赤坂のスカウトマンとの人脈を使って、条件の合う子がいたら店に連れて来て、まずは体験入店をしてもらう――とにかく店を盛りあげようと話はついたんです。

 本来なら、新しい命を授かって幸せなはずなのに、突然、売り上げ上位の私の妊娠を知って、店の将来を懸念する空気が漂っていました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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