40代でアイドル復帰!久しぶりペニスの衝撃、また秘密の恋だけど… #6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-05-29 19:05
投稿日:2023-05-19 06:00

声援を浴びる幸せ

――続けてください。

「私は店の出勤を週2に減らし、その分、アイドルとしての活動に力を入れました。離婚したNさんと顔を合わせたくないし、今後の人生を考えると『やりたいことをやる! 人生を後悔したくない』という思いがこみ上げてきて……。

 ライブハウスとクラブは同じ六本木なので、ライブ後に急いで出勤することもありました。私を応援してくれるお客様には『アイドルとして復活したからライブにも来てね』と、ちゃっかり営業しましたね(笑)。

 長男はプログラミング関係のアルバイトで稼げるようになり、学費や生活費を賄ってくれるようになったし、次男も親戚の手伝いをしてお小遣い稼ぎをしていましたね。

 私がお金で苦労しているのを知っている分、子供時代から『収入を得る』手段を考えていたのかなとも思えます。

 アイドル活動はやはり楽しかったですね。アラフォーになっても応援してくれるファンがいて、小さいながらもステージで歌って踊って声援を浴びるのは、やっぱり幸せ。

 ……で、そんな私を陰で見守ってくれたのが、店長のJさんです。『運命の出会い』と軽々しく言いたくはありませんが、スポットライトや音響のアドバイスをくれたり、グッズ売りやファンとの撮影会にも協力してくれました。

男女の関係になったきっかけ

 彼と男女の関係になったのは、出会ってから4カ月くらいでしょうか。ライブ後、他のメンバーたちが先に帰り、Jさんと2人きりになったんです。

 Jさんは優しく労いの言葉をかけてくれました。

――お疲れ様。今日も盛り上がったね。よかったら近くのバーで飲まないか?

 突然の誘いに驚きつつも、私は喜んで応じました。カウンターの小さなバーで隣に座り、ビールで乾杯。

――いつもありがとうございます。Jさんのお陰で、お客様も増えて、SNSでも協力してくれるから、感謝しかありません。

――R美ちゃんが頑張ってるのが分かるから、応援したくて……。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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