化粧品が合わないかも? やめ時を見極める時の症状チェック

コクハク編集部
更新日:2020-01-11 07:04
投稿日:2019-06-17 06:00
「化粧品を新調したら急に肌荒れが起こった」「今まで問題なく使えていたのに、突然肌に合わなくなった」、そんな経験がある女性は多いでしょう。続ける? やめる? と迷っている時に注目したいのは、肌荒れの症状&発生するまでの時間です。
 見極め方のポイント&肌に合う化粧品の探し方、ぜひ、ご覧ください♪

化粧品が合わない時に起こるおもな原因&症状

「化粧品が合わない」と感じる場合、肌に何らかの症状や異変が起こっていることが考えられますね。でも、症状が起こったからといって、慌ててすぐに使用をやめるのが得策! という訳ではないんです。まず最初に、化粧品が肌に合わない時に起こるおもな原因&症状をお伝えしていきます。

化粧品が肌に合わない時に考えられるおもな3つの原因

 化粧品が肌に合わない原因は人それぞれ。肌質や季節的な要素も影響しますが、原因はおもに3つ!

・ターンオーバーの乱れ

 加齢や生活習慣、ホルモンバランスが乱れると、肌の新陳代謝であるターンオーバーの周期が乱れてしまいます。今まで問題なく使えていた化粧品が急に肌に合わないと感じるようになったのであれば、化粧品の見直し時期の可能性が高いと言えるでしょう。

・肌のコンディションの乱れ

 紫外線や乾燥などの外的刺激の影響を受けて肌のコンディションが乱れると、どうしても肌がデリケートな状態に傾き、肌荒れが起こりやすくなります。花粉の飛散時期に肌が荒れる方もこれが原因。一時的に肌に優しい化粧品を使用するなど、対策が必要です。

・アレルギーなどの体質

 化粧品に含まれる成分に対してアレルギーを持っている場合にも、化粧品トラブルが起こりがち。アレルギーは突然発症する場合もあるため、自己判断が難しいケースも。重症化する恐れもあるため、専門医の指示を仰いだ方が良い場合もあります。

化粧品が肌に合わない時に起こる症状

 化粧品が肌に合わない時、以下の症状が出やすいと言われています。

● ニキビ・吹き出物
● ヒリヒリ感
● 赤み・ほてり
● かぶれ・腫れ
● 乾燥

 自己判断で対処をすると症状が長引いたり、跡に残ったりする可能性もあるため、皮膚科などの医療機関を受診して適切な対処を取ることも選択肢に入れておきましょう。

【あわせて読みたい】ニキビが目立たないメイク方法♪ 悪化させずに隠すには?

症状が起こるまでの時間によって対処が変わる

 化粧品が合わないと感じたら、症状が起こるまでの時間に注目することが肝心。自己責任での判断にはなるため決して無理はせず、おおよその目安として捉えてくださいね。

・使用後すぐ or 数時間以内に症状が出た

 化粧品を使用してすぐにヒリヒリ感や赤みなどの症状が出た場合には、成分に対してのアレルギー反応である可能性が高いでしょう。すぐに使用を中止して、塗った部分を洗い流すことが肝心です。何時間経っても症状が治らない場合には、医療機関への受診を検討してください。

・使用してから数日経って症状が出た

 化粧品を使用してから数日後に吹き出物やニキビ、乾燥などの症状が出た場合には、化粧品の使い方が間違っている or 現在の肌状態と化粧品が合っていない可能性が考えられるでしょう。化粧品の見直しを行うべきです。

 また、洗顔フォームやシャンプーやリンス、整髪料など、他のアイテムが原因での肌トラブルの可能性もあります。

・使用後7〜10日以上経って症状が出た

 使用後7〜10日以上経ってから肌トラブルが出た場合には、基本的にその化粧品は肌に合っている可能性が高いと言えるでしょう。

 ただ、肌トラブルがある時には成分が刺激となってしまうため、一度使用を中止して、敏感肌用など肌に優しい化粧品でしっかり保湿重視のケアを行い、肌を落ち着かせてから再度使用を開始してみることをオススメします。

「肌に合わない」を防ぐ化粧品の2つの方法

 化粧品は肌のコンディションや体質によって、肌との相性が変わります。そこで、事前に「肌に合うか合わないか」を調べる2つの方法をチェックしていきましょう。

トライアルセット or サンプルの利用

 購入を検討中の化粧品にトライアルセット or サンプルがある場合には、迷わず利用してください。メーカーで用意しているトライアルセットは5日〜10日ほどと少量のものが多いですが、フルラインで試すことができる上、肌に合うかが確実に分かります。

 もしもトライアルの用意がない化粧品の場合には、販売店に行って「肌に合うか心配」と伝えるとサンプルをもらえることもあるので試してみましょう。

パッチテスト

 化粧品を新調する時には、「パッチテスト」を行ってからがベスト。敏感肌や乾燥肌など、自身の肌がデリケートだと自覚している方には、ぜひオススメしたいです。

パッチテストのやり方

1. 絆創膏やガーゼに化粧品を薄く塗って、腕の内側に貼ります。
2. 24〜48時間後に剥がして、経過を見ます。

 パッチテスト後に赤みやかぶれが発生していたら、残念ながらアレルギー反応である可能性があります。肌に合わない可能性が高いため、慎重に使用を検討しましょう。

化粧品が合わない時には、慌てず適切な対処法で乗り越えて

 せっかく購入した化粧品が肌に合わないと、がっかりしてしまいますよね。でも、化粧品自体が肌に合わないのか、それとも化粧品と「今の肌状態」が合わないのか、それを見極めることこそが大切。

 適切な対処法を知っておけば慌てずに済むため、もしもの肌トラブルの時には参考にしてみてくださいね♪

【あわせて読みたい】赤ニキビを明日までに治したい! 目立たなくさせる対策5選

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


ウン十年生きてもメイクが苦手! おてもやん、人食いおばば…勇気が出る!? メイク失敗あるある6選
 メイクが上手にできなくて、「自信がない」「もうノーメイクでいいや」と諦めていませんか? でも実は、メイク上手に見える女...
前髪がぁぁぁぁ!伸ばしかけのイライラを軽減、40代に似合うアレンジ術
 前髪を伸ばしたい時、伸ばしかけの期間の煩わしさに耐えられず、結局前髪を切ってしまった経験のある人は多いはず。でも、この...
年間1,000以上の化粧品類を試して実感!忖度ナシで美容家が溺愛する部門別「超厳選4アイテム」
 みなさんは今年、どんな美容アイテムとの出合いがありましたか? 仕事柄月に100以上、年間では軽く1,000を超える国内...
初めてのTバック。冬でも履くのがおすすめな6つの理由、汚れとか気にならない?
 女性がTバックを履く時といえば、下着のラインが透けやすい夏場や、彼氏とのデートの時が多いですよね。冬にまでTバックを履...
なぜ人は酒に酔うのか?【薬剤師監修】さらば泥酔! 酒好きのための「上手な飲み方」完全ガイド
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国民・玉木代表は好みだった? アラフォー女性「ハデなおばさん化」を回避する方法
 一時期世間を騒がせた、国民民主党の玉木雄一郎代表(来年3月3日まで役職停止)の不倫。特にお相手女性のファッションには、...
20代女子から“ママ活メイク”認定されるのは納得できん! 40代の上品な若作りメイクテクは?
 若作りを意識しすぎるアラフォー女性は気を付けて! もしかしたら年下女性から「あのアラフォー女性、もしかしてママ活中!?...
ボサ、ツル、ハミ、ポロリ…。セクシー下着&アンダーヘア処理の赤っ恥失敗談7選
 恋をした女性なら、一度はセクシー下着やアンダーヘアの処理に興味を持った経験があるはず。もちろん、彼氏や夫に喜ばれて大成...
生理期間は短縮できるの?【薬剤師監修】生理を早く終わらせたい、生理周期をズラしたい、生理の不快感ムリ!
 旅行や大切なイベントと生理が重なってしまい、憂鬱な気持ちになった経験を持つ女性は多いでしょう。そんなとき「生理が早く終...
40代以上「お疲れ顔」の原因は? 面倒でも時間がなくても「2つの工程だけ」は省略してはいけない
 40代後半くらいから、きちんとメイクもしているし、スキンケアにも気を配っているのに「疲れてる?」と聞かれてしまう頻度が...
お悩み:浮気していないのに性器がかゆい!【薬剤師監修】婚約破棄危機30代女性への処方箋
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
日常遣いのコスメ・美容費を節約したら…40代女に襲いかかった2つの悲劇
 長引く物価高の影響で、数年前とは比べものにならないほどの「節約生活」を強いられている、大人世代も増えているよう。  ...
んー強烈ッ!100年の恋も冷める彼氏の体臭、我慢するしかないの?【薬剤師が解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
Over40のイマイチまつげは「プチプラマスカラ」で解決! 美容家がガチンコ愛用の優秀アイテム2選
 40代、50代と年代が上がるにつれて避けて通れないのが、まつ毛のお悩み。  若かりし頃と比べると、細くなったり短くな...
えっ、フェイスマスクは毎日しない方がいいの?【美容のウソ・ホント】医師3人の意外な回答/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
「まぶたのたるみ」原因と予防法。おでこのシワにボトックスが不向きな人は注意【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...