更新日:2023-10-20 16:17
投稿日:2023-10-13 06:00
幸せな思い出に涙
――あの時、両親を説得できなかった自分がすごく悔しい。弓香が婚約したと聞いて、改めて弓香の存在の大きさを知ったんだ。バカだったよ……。
敬一は唇を噛みしめました。自分から振ったとはいえ、いざ私が他の男性と結婚するとなると、後悔が押し寄せて来たのでしょうか。
――そんな……今さら……。
私は目を伏せました。
――ごめん、今の言葉は忘れてくれ……。弓香が幸せならそれでいいんだ。じゃあ、元気で。
踵(きびす)を返した彼の手を引いたのは私のほうでした。
――待って……。そんなふうに呆気なく言われると、私、幸せになれない。
いつの間にか、私の頬をひとすじの涙が伝っていました。英明さんという素敵な婚約者がいても、やはり敬一と過ごした3年間もの日々はかけがえのないものでした。いざ、彼を目の前にしてみると、幸せな思い出があふれてきて……。
タクシーで六本木に
――弓香、大丈夫?
彼の手が私の肩に置かれました。大きくて温かな手です。
――大丈夫じゃないわよ。なぜ、このタイミングなの……?
私は駄々っ子のように、語気を荒らげました。やっと失恋の痛手を乗り越えて英明さんとの未来を築こうと決心した矢先、こんな残酷な再会があるでしょうか。
――どうしたんだ。落ち着いて。
――落ち着けるわけないじゃない! なぜいつも悲しませるの?
そのひと言が敬一の心を揺さぶったようです。彼はその場でタクシーと止めて私と乗りこみ、六本木の外資系ホテルの名前を告げたんです」
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