40代人妻探偵の危険な性欲 依頼人の自爆に触発→オナニーで3度イキ #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-01-19 13:32
投稿日:2024-01-12 06:00

 探偵事務所に所属する探偵・波子さん(仮名・48歳既婚/子供なし)は、5回にわたる不妊治療(体外受精)を受けたが、子供は授からず、探偵として第二の人生を始めた。

 ちなみに彼女は「元風俗嬢」という異色の経歴だ。

 任務をこなしていたある日、「ターゲットの男性とセックスし、その一部始終を盗撮・盗聴する」という案件を打診された。

 驚きの案件だが波子さんはOKをする。これは元風俗嬢だった過去と、夫とは完全にセックスレスであることも大きい。

 そして、ターゲットの男性・達也さん(仮名・52歳コンサル/妻子アリ)に既婚者専用のマッチングアプリで接近し、やり取りを重ねながらラブホテルへ。

 筋肉質で濃い顔のイケオジ達也さんと会い、波子さんの心は高鳴った。

 盗撮カメラと盗聴器を仕掛けてセックスに進むが、予想外なのは過去に経験したことのないほどの快楽だった。

 しかし、あくまでもセックスは任務。達也さんとのセックスにすっかり耽溺した波子さんだが、この後「セックス動画と盗聴器のデータを、探偵事務所の社長に届ける」任務があった。

 事務所に行くと、社長とともに見知らぬ中年女性がいる。その女性が誰であるかを聞かされた時、波子さんは愕然した。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話第3話

なぜ? オフィスに現れた依頼人に困惑

――セックスのデータを持って探偵事務所に行くと、社長の隣に見知らぬ中年女性がいた。続きをお聞かせください。

「はい、その女性はどちらかというと派手なタイプでしょうか。細身の体にフィットするプリントワンピースを着て、メイクも濃い感じ。

 私がデータをカメラや盗聴器を社長に渡すと、社長は、

――波子さん、ありがとう。こちらが、依頼人のナオミさん(仮名・40代)です。

 そう紹介してくれたんです。驚きでした。入社以来、依頼人と接触することはなかったので…。

 私が一礼すると、ナオミさんも椅子から立ち上がり、

――達也さんと寝てくださり、ありがとうございます。

 とお礼を述べられました。ここで、社長から詳細を聞かされたんです。

――実はナオミさんは、マッチングアプリで達也さんと付き合っていたW不倫の関係にある人なんだ。

――えっ、W不倫ですか。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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