がん→子宮全摘まで“カウントダウン1カ月”の記録<恋愛編>

コクリコ 編集者
更新日:2019-09-15 18:20
投稿日:2019-07-16 06:00

空気があまり読めない

 がん発覚のちょっと前に「これまでやったことのない規模のプロジェクトの責任者になって、とても憂鬱だ。リーダーなんて向いてない」と話していたハイスペ君。申し訳ないけど、たしかに向いてない。空気もあまり読めない。

若い女の子は怖い

「僕はクラスの中では目立たない地味な女の子が好きで、美人は苦手。25人いるなかで10位くらいの人気の人がベスト。ライバルがいない感じ。彼氏がいる女の子も苦手。自分をアピールして奪うみたいな努力なんて僕にはできない。カネしかアピールするところもない。若い女の子はそれだけで自信満々だし、おカネを狙ってきそうで怖い。ということで付き合ってもらえます?」と言われて付き合うことになったのですが、「この人、おもしろいな。頭おかしいんだな」とずっと思っていました。この告白で付き合ってもらえると思ってるの、すごいなって。

 真面目で勉強好きだけど、どちらかというと要領が悪い。以前にも上司のパワハラにたびたび遭っていて、気も弱い。ものごとを決めるのも、環境の変化に対応するのも苦手。美容院で前髪をいつもより1㎝短く切られてしまったことを1週間も気にしているようなタイプです。

約束から9時間の遅刻

 時間に対する感覚もおかしくて(時間の感覚がないから1日18時間くらいは勉強し続けられるそう)、約束に9時間(!)遅れてきたこともありました。

 もちろん仕事が理由だったのですが、「遅れてごめんねー、今日はなにしてた?」って言われて、びっくりしました。仕事やご家庭の事情が理由で遅れたり、ドタキャンされたりすることは、責任のある仕事についている以上お互い様なのでまったく怒りませんでしたが、これ職場で部下にやってたら、やばいですよね。

コクリコ
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実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

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