乳房と卵巣を失った40代主婦「愛されたい…」マチアプで男漁り #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-02-21 20:26
投稿日:2024-02-09 06:00

 乳がんをきっかけに両乳房と卵巣を切除した香織さん(仮名・49歳主婦/子供アリ)。

 彼女は、単身赴任をきっかけ外泊するのが当たり前となった夫に隠れ、40歳から不倫をしていた。

 お相手は1歳下の豊さん(仮名・当時39歳WEBデザイナー/既婚妻子アリ)だ。

 夫とは正反対の豊さんは、のんびりほっこりするタイプ。彼も妻との夫婦仲が悪く、香織さんと豊さんは惹かれ合い逢瀬を重ねていた。

 しかし、7年後に香織さんの乳がんが発覚。手術で乳房と卵巣を失い、抗がん剤治療で脱毛した彼女を見た豊さんは、「会えない間に新しい彼女ができた」と無慈悲な告白をしてきた。

 香織さんは「苦しい闘病生活の間、ずっと裏切られていた」とショックを受ける。結果、「男性に求められたい、愛されたい」との性欲が強まり、彼女は既婚者専用のマッチングアプリに登録して…。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

既婚者専用のマッチングサイトに登録

――婚外恋愛の失恋から既婚者専用のマッチングサイトに登録して男性を求めた。その後をお聞かせください。

「はい…。私が選んだサイトは『R』という会社で、メイン顧客が40代~60代と比較的高いものです。登録時には身分証が必須で、本名・年齢・居住地はごまかせないようになっています。

 プロフィール欄には、ニックネームや顔写真(ボカシ可)、身長、体型など『おおよそのルックス』の他、年齢、職業、居住地、最終学歴、性格、趣味などの記入欄があり、異性に求める条件も細かく記入できました。

 もちろん、性格などはあくまでも自己申告ですし、最終学歴や年収などは空欄でも大丈夫です。

 男性会員の中には身バレしてもいいのか、堂々と顔写真を載せている方も多かったですね。けっこうなイケメンもいて、『わざわざマッチングサイトに登録しなくてもいいのに』と思ったくらい。

 というのも、女性が無料なのに対し、男性会員は月額1万円を支払って登録するんですよ。従って、男性は経済面で余裕のある人や、ある程度の遊びを経験して『ホステスや風俗嬢などプロの女性よりも、素人女性と親密になりたいのかな』とも感じました。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク